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【とくしま福祉広報】No.128

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Vol.128
とくしま福祉広報Vol. 128 SEP. 1997 発行:社会福祉法人徳島県社会福祉協議会徳島市中昭和町1-2 TEL 0886-54-4461
リプルは提案します
まちづくりを
そんなやさしさにあふれる
ともに語り合える
みんながお互いを理解し合い
たくさんの人が生活しています
わたしたちの住むまちには
リプル(RIPPLE) とは波紋のことです。わたしたちのまちにもやさしさの波紋が大きく広がることを願っています。
R9PPしE Vol.128 SEP. 1997 Vol.128 SEP. 1997 RIPPにE
-ユ
在宅の子どもたちにあそび環境を開放する「あおぞら組」。さま
ざまな地域の子どもたちと母親が一堂に集まり、ワキアイアイ
じゃなく、お母さん方の情報交換
その親たちに、力強い声援を送り子どもの休憩場所ということだけ
育園は、未来を担う子どもたちゃンはとても好評です。お母さんと
いるようです。これからも助任保ちは、くつろいだ笑顔。「このサロ
大きな成果をあげることができてどもを遊ばせながら、お母さんた
それによって、地域子育て支援のするひとときが楽しめますね。」子
人たちからの力強い信頼が得られ、「仕事が終わって、夕食前のほっと
支援への熱い想いが通じ、地域の
ながら、おしゃべりを楽しむ「育
います。」このような上野園長をは宅前に立ち寄り
子どもを迎えに来たお母さんが帰
たちへの支援をしていくことが毎週木曜日、職員室を利用して
「育児サロン」は、子どもたちも母親もひとときのお
しゃべりを楽しむ時間、母親どうしの会話は貴重な情
報交換になる。
た立場で、できる範囲で地域の人
私たちの使命だと思って活動して
じめとする職員の皆さんの子育て
続けてくれることでしょう。
養町のうずしお保育園。ここでも、
コーヒーを飲み
児サロン」もその―つです。
的に実施されています。とし、地域の在宅育児家庭への施
どんな時代でも、自分に与えられ様々な形の子育て支援事業が意欲ここでは、学童クラプ事業を中心
ないので、オールマイティー的な供したいと思っています。また点を、この施設に移したそうです。
らは細分化された情報しかもらえっている専門性を、地域の人に提会の事務局になっている嗚門市撫れていた子育て支援サービスの拠
ます。しかし、行政や関係機関か変化している現在、自分たちが持う嗚門市子育て支援システム協議した。それを機に、
ずあらゆる情報の提供を望んでい「地域における子育て環境が大きく子育てサークルの支援・援助を行ための学童クラブ施設を開設しま
「母親たちは、ジャンルにこだわら
らげ、疑問を解決すべき橋渡し的
現在、カウンセリング的なものも
対応できる情報収集を、今後の課
施してきた助任保育園。
うずし
従来の保
地域子育
要望をプ
地域社会全体で子育てを行うこ
とを目標として、子育て家庭及びから小学生低学年の子どもたちの
あるという、子育て情報センター。代に合った育児支援を積極的に実
話してくれました。
者の希望を取り入れて、幼稚園児
これまで行わ
含めて、毎日数件の問い合わせが常に社会状況を把握し、その時この「育児サロン」に集まる保護
題としているようです。うずしお保育園では、今年四月、
す。」園長の上野隆さんは言います。
役割りができればと思っています。」上野園長は、多様なニーズにす。」主任保母の高岡康了さんは、
情報提供はむずかしいのが現状でや仲間づくりの場にもなっていま
スタートだったといいます。それて通信」など十項目の子育て支援
を得られず、厳しい状況の中での「にこにこ子育
の保護者や地域、行政などの理解こ育児サービス」、子育て支援の
きました。しかし、当初は保育園ークル活動の支援をする「にこに
る「あおぞら組」事業を実施してもし電話相談」、「子育て講座」、
ュースを提供する

庭に保育園のあそび環境を開放す育を行う「すだち組」保育「もし
平成元年から、地域の在宅育児家ら組」の活動に加えて、一時的保
助任保育園では、それに先駆け現在、助任保育園では、「あおぞ
子育て家庭の心強い柑ョ
育て支援事業が展開されています。事業に取り組んでいます。
策定し、現在、県下では様々な子る保育施設として、さきがけ的な
4 月に開設した「子育で清報センター」につ
いて将来構想を熱心に語る上野園長
「とくしま子ども未来21プラン」をってきている保育ニーズに対応すお母さんたちの不安を少しでも和
けて、徳島県でも平成八年度にの指定をうけ、ますます多様になう母親がたくさんいます。そんな
めに施策したエンゼルプランをうは「保育所地域子育てモデル事業」かければいいのかわからないとい
平成六年、さらに、平成五年、助任保育園育児の不安や疑問を、どこに投げ

加え、
ことにしました。
助任保育園`
`
A
多様化する99

保育ニーズ、ゞ
いち早く対応t1.
なったそうです。の交流も少なくなっている現在、
地域住民に共感を得られるように「核家族化が進み、地域の人と
に支えられ、徐々に園の保護者やじて提供するというものです。
子育てに悩む地域の親たちの感謝ン通信、インターネットなどを通
でも、子どもたちの明るい表情や面談や電話、ファックス、パソコ
子育てに関係する様々な情報を

景を考慮し、安心して子どもを生
形成が急務となってきています。
て支援のためのトータルなサービスを
す。今回は、従来の育児支援活動に
[かりの乳幼児保育施設を訪ねてて支援事業や公的機関の紹介など、
が開設されました。それは、子育
は新たに「子育て情報センター」
そして今年四月、助任保育所に
事業を実施しています。
RI:PPしE Vol.128 SEP. 1997 Vol.128 SEP. 1997 R9 PしE
このは、開設
県下初の複合福祉施設としました。
「ほほえみホーム」
「ほほえみホーム」を開設し、
「最初は、お年寄りがいない家庭のこのような複合施設は、高齢者
切にしているようです。
けではなく、スキンシップをも大も声を掛け合うこともあるようで
すよ。」と豊田園長。
育園は、老人デイサービスセンタ子どもと高齢者の心の触れ合いだいことですね。園外で会った時で
そんな中、今年六月、長寿寺保代で決めているというその内容も、を育てる体験学習ができるのもい
す進み続けています。指導員と保育園の保母さんが、交で、高齢者をいたわるやさしい心
れに伴い、地域の高齢化もますまっています。「ほほえみホーム」のですよ。幼児のうちから自然な形
半分以下の三十名にまで減少、そ歌詞カードを見ながら一生懸命歌りの手を引いて出迎えてくれるん
も上っていた定員が、現在では、ちの歌声につられて、お年寄りも着すると、子どもたちが、お年寄
の波が押し寄せ、一時は八十名にまっていました。元気な子どもた「デイサービスの送迎バスが到
お年寄りと子どもたちのふれあいの「集い」
の様子。お年寄りの表情はいきいきになる。
し、ここにも地域の少子、高齢化ホールに集まり、歌やお遊戯が始ていました。守っていきたいものです。
ちの保育に努めてきました。ヽしカ開催日。三歳児と高齢者が多目的りの表情は、確かにいきいきとしけるこれからの活躍を、暖かく見
七年に開設され、地域の子どもた子どもたちのふれあい「集い」

戸います。「集い」終了後のお年寄「ほほえみホームl、地域福祉にお
位置する長寿寺保育園は、昭和十ど週に三回行われる、お年寄りと思います。」園長の豊田基史さんはという複合施設「長寿寺保育園」
北灘町。この町の静かな谷あいに取材に行ったその日は、ちょうお年寄りも若返ることができるとて、思いのほか順調にいっている
県境に接する半農半漁の町鳴門市です。た。子どもたちと触れ合うことでべてのことが、良いように作用し
北は瀬戸内海に面し、西は香川代が同居する大家族家庭の雰囲気ましたが、しだいに慣れてきまし
高齢者と
子どもたちの
笑顔が同居する
複合施設
開設して約四カ月経った今、す
境になっています。まさに、多世子どもは、はずかしそうにしていいえるのかもしれません。
が自由に行き来できる開放的な環
の共用となっていて、子どもたち
の空き部屋を利用したり、園児と
長寿寺保
デイサービ
ほほえみの設置場所などは従来の保育施設
他の娯楽室や食堂、リハビリ器具
く、増築したのは入浴棟のみで、
にあたっての大きな施設改善はな
L
「ほほえみホーム」を、子ども
たちとお年寄りの絶好のふれ
あい場所と語る、豊田園長。
密着した子育て支援の新しい形と
ものです。そしてそれは、地域に
子どもにとっても、実に意味深い
地域環境が大きく変化してきた現
代社会において、子育て中の親や
だけではなく、子どもを取り巻く
の生きがいにつながるということ
びっこクラブ」の保護者の一人はるのはしかたのないこと
いる鳴門市の子育てサークル「ち併せて職員の仕事も増え
感謝しています。」ここを利用してとながら利用者が増え、
ちはとても恵まれていると思って支援施設では、当然のこ
ているそうです。その点では私たことを目的とした、育児
活動場所の確保にかなり苦労をしべてのニーズに対応する
「他の地域のサークルの人たちは、規制にこだわらず、す
極的に行っています。野桂子さんは言います。

"れ
つくる子育てサークルの支援も積
家庭の保護者とその子どもたちで
の状態です。」館長の中
し、今はまだまだ手探り
実施しています。また、在宅育児
設の開放、育児ホットラインサー
抜くごとはできません
ビス、育児に関する講演会などものあることですから気を
でも、いろんな面で責任

施設は、子育て支援サービスの拠点として、子育てサーク
ルの活動場所にもなる。
日がこんな状態ですね。
小学校低学年の児童は、放課後学童クラブで、宿題をしたり、仲
間と遊んだり・..。
んには喜んでもらえています。毎力がのぞまれるところです。
対応しているので、利用者の皆さ
「やっぱり、個々の現状に合わせて
てもそれがよくわかります。動の根を絶やさないためにも、人
忙しそうに働く保母さんの姿を見向かって進み出したこのような活
ずしお保育園の育児支援サービス。
大勢の保護者や子どもたちの間で
会。国や県の施策である
密着した子育て支援」
材確保、施設整備などへの行政、
福祉関係機関のさらなる理解と協
への実現に
「地域に
利用者がどんどん増えつつあるうを続ける施設を中心とした地域社
とても頼りになるということで、のニーズに応えるために支援活動
地域の子育て家庭にとっては、支援を望んでいる地域の現状。

話してくれました。です。大勢の保護者が様々な育児
Vol.128 SEP. 1997 RlPPLE
レース」(阿南市山口町)
◇J A 阿南市胡蝶蘭鉢物部会「アートグ
祉施設及び市町村社会福祉協議会へ素
者を招待
から社会福
公演ジャズダンスに社会福祉施設利用
ダンススクールリターンによる第三回
◇田島敏成様(徳島市庄町二丁目)から
社会福祉施設および市町村社会福祉協
議会へ車椅子・歩行補助車・床ずれ予
会福祉事業へ金一封
◇徳島洋蘭会〈会長・馬木芳雄〉から社
から社会福祉施設へ衣類等
◇寺内シゲノ様(徳島市北山町下田尻)
防マット・衛生介護用品セット
(新居浜市多喜浜字東浜)
◇昧エイワ〈代表取締役会長・糟谷三郎〉
一封
から県内の
◇東君利様(板野郡松茂町広島)から金
会福祉施設利用者を招待
洲二丁目)からミュージカル公演に社
ん」〈代表・梶ヶ谷佳恵〉(徳島市南沖
◇こどもミュージカル劇団「ぴいたあぱ
平成10年度
〈高齢者・障害者福祉基金〉
助成事業の募集について
社会福祉,且医療事業団が各種・I•
民間・ポランティア団体等が
参加して在宅福祉の充実を図`
る事業に対して助成し、民間
の了イデアを生かして地域性
を重視したきめ細かな事業、
活動を応援します。
‘`· /


.崖庫紺櫨•
'①地域の福祉·'介護のネットワークの形成
` ②緊急に充実を図る必要のある高齢者・障
' 害者在宅福祉の推進‘.
③高齢者・'障害者の社会参加の促進`
危)民間非営利団体等による地域の福祉,.介.‘
1 , 護活動,
社会福祉法人召!島県社、会福祉協議会•
徳島市中昭和町1-2県立『合福祉センター内丁EL (0886) 54-4461. F双(0886) 54-9250
グ車椅子等15台
目)から社会福祉施設ヘリクライニン
とくしまボランティア推進センターヘの預託
焼き鉢20万個
◇サンエイ薬品抹
〈代表取締役社
長・浅尾健一〉
ありがとうございました
(徳島市中吉野町一丁
吃A眉且羅ii1日iiるiili 10月、高齢者や障害者の自立や介護を支接する福祉機器が、国内外14 カ国から集います。
出展社数430社、車いす•福祉車両・ベッド・入浴用品・トイレ・日常生活用品・コミュニ
ケーション用品など、出展品数22.000点にのぽる、国内叢大の福祉機器展示会です。
福祉機器をめぐる各種テーマに沿ったセミナー、出展
企莱・団体によるソークショップが運日開催されます。
●去珊への交通
■新交通ゆりかもめ
新橋駅(J R 、営団都営地下鉄)←丑殴屈む—•国際展示坦正門前駅
●塵溝副郎心繍
新木場駅(J R 、営団地下鉄)←0租瀕.:→国際展示坦駅
■水上パス—
日の出棧橋←ほ函笈卜9有明南船客ターミナル
●駐車場完傭(有料)
●会期
●会場
●入場無料
■主催
■後援
全国会醤雌彊会暉醤甑報協会
厚生省、通商産業省、蔀政省、東京郁、
翻翻l各国大暉
器イジダニネで日輝蚕再櫃lll
H.C.R.に出展される福祉機器をインターネッドで紹
介する「福祉機器情報サーピス」を発信しています。
[インターネット URL] I- http: //www. her. or. jp
福祉
平成9年10月15 日0灼~17 日金
東京ビッグサイト[東4·5·6ホールj
●お問い合わせ先ー
保健福祉広報協会
〒100 東京都千代田区霞が関a -a -ピ
TEL 03-3581-7851 (代表)/03-3580-3052 (直通)
FAX 03-5512-9798
リプル●発行所:社会福祉法人徳島県社会福祉協議会徳島市中昭和町1 丁目2 番地徳島県立総合福祉センター3 F H0886-54-4461
●発行者:盛川弘治●デザイン•印刷:徳島印刷センター徳島市問屋町165番地ff0886-25-0135

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