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【とくしま福祉広報】No.40-41合併号

【とくしま福祉広報】No.40-41合併号

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No. 40. 41 合併号昭和40年5 月51 日発行
徳島市万代町1 県庁内社会屈祉法人徳島瓜社会術祉協議会
とくしま福祉広報
も<じ
=昭和39 年度事業報告=
社会福祉大会と人事・・・ 1
市町村社協活動の推進・・・2
しあわせを高める運動の推進・・・4
民生(児童)委員の資質向上・・・ 6
善意銀行の歩み・・・ 9
児童福祉の動き・・・11
保育事業の推進・・・14
県社会福祉事業職員jt済会の解散・・・17
老人福 祉・・・18
身体障害者の福祉・・・22
精薄者の福祉・・・24
=昭和39年事業をかえりみて=
社会福祉事業の寄付金を一つにまとめた窓口—それは赤い羽根です
_________________________________

  • 1 -
    社会福祉大会等と人事i

  • 第8 回県社会福祉大会
    昭和39年11 月18 日,徳島市幸町1 丁目徳島ホールに関係者約600 名が参加して第8 回県社会福祉大
    会が開かれた。
    この大会では名誉大会長表彰( 9)' 大会長表彰(37), 大会長感謝(37), 共募会長表彰(25),
    共墓会長感謝(24), 太田賞贈呈者(7)にそれぞれ賞状と記念品が贈られた。
    全体討議の結果、家庭福祉を中心とした前向きの姿勢で社会開発を行う、との宜言,決議が採択さ
    れ,記念講演としては,日本社会事業大学谷川貞夫教授の、社会福社の世界的動き、と題する講演を
    聞き,有意義な大会を終えた。
    ゞ( 全国社会福祉大会に参加
    昭和39年11 月2 日,東京都社会事業会館久保講堂で昭和39年度全国社会福祉大会が開催された。こ
    の大会は表彰を中心としたもので,本県から11 名の関係者が出席,本県関係者で,民生児童委員功労
    者2 名,優良社会福祉協議会1 地区が全社協会長から,また厚生大臣から1 名の民生児童委員が表彰
    された。

  • 社会福祉関係国家予算確保運動に参加
    昭和40年度の予算対策運動については,昭和39年12月を中心に陳情運動に施設,保育所関係者延20
    名が上京,市町村社協並びに関係従事者から資金カンパ30,000 円も中央へ送金した。
    玲人事

  1. 渠社協役員
    昭和39年4 月5 日開催された第23 回評議員会で山ロー雄氏会長辞任に伴う役員補充が次のように
    行われた。
    会長伊東董
    副会長田処栄治

  2. 県社協事務局
    昭和39年度内に5 名の職員が退職, 1 名を新規採用し,欠員は5 名となっている。
    @退職者
    昭和39年5 月10 日主事若岡正
    昭和40年1 月21 日主事補浜口郁夫
    _________________________________

  • 2 -
    昭和40年5 月51 日主事補鴎野多希子
    @採用
    昭和39年8 月15 日主事補鴻野多希子
    市町村社協活動の推進 一

  1. 社協活動の具体的目標を設定
    県下市町村社協活動の充実強化をはかるため,昭和39年度を第1 年度とし, 5 ケ年計画の事業目標
    として,
    (1) 有給の専任職員をおく。
    (2) 心配ごと相談所を設置する。
    (3) 毎年1 回は社会福祉大会を開催する。
    (4) 定期的に広報誌を刊行する。
    (5) 共同募金運動を推進する。
    (6) 地域保健福祉計画をもつ。
    この目標達成のため,特に県厚生課,福祉事務所のご指導を得て,市町村社協に働きかけている。

  2. 専任職員の設置状況
    現在の市町村社協専任(専従)職員数
    徳島市4 名小松島市4 名
    阿南市5 名嗚門市4 名
    日和佐町1 名羽ノ浦町1 名
    勝浦町1 名国府町1 名
    大麻町2 名土成町1 名
    山川町2 名脇町1 名
    計25 名
    この職員は年4 回,市町村社協専任職員連絡会(略称‘渦の会"')を開き,具体的な組織活動の推
    進方策について研究協議を行っている。
    _________________________________

  • 3 -

  1. 心配こでと相談所の設置状況
    (1) 国並びに県費補助金が支出されるもの(18 ケ所)
    徳島市嗚門市小松島市阿南市勝浦町国府町神山町
    羽ノ浦町
    脇町
    駕敷町
    美馬町
    日和佐町
    三加茂町
    牟岐町大麻町
    東祖谷山村
    (2) 暴費補助金が支出されるもの(6 ケ所)
    川島町
    上勝町相生町由岐町土成町三野町三好町
    (3) 自主的に設置している(4 ケ所)一賑社協へ報告されたもの一
    那賀川町上那賀町木頭村宍喰町
    (4) 心配ごと相談所連絡会の門催
    第1 回昭和39年6 月16 日於日赤会議室
    第2 回II 12 月21 日於自治会舘
    第5 回昭和40年2 月16 日於小松島市社協
    (5) 相談所の運営費
    山川町
    昭和39年度は, 国費は全社協を通じて民生委員更生相談実務研修会事業費として18 ケ所分,
    (717,000円)が,県費は24 ケ所分(960,000 円)が支出されている。
    なお昭和39年度の共同墓金では目標額が2,000,000 円が増額され, この内l,000,000 円が地域配分と
    して,昭和40年度県下の心配ごと相談所に配分されることになっている。

  2. 保健福祉地区組織活動の推進
    (1) 組織指導者の研修
    昭和39年9 月28 日,徳島市の自治会館で県下各市町村の保健福祉関係の指導者約200 名が集り,阿
    南市伊島地区の活動事例を中心に研究,全社協,永田業務部副部長の解説等,地道な地区組織活動の
    推進について研修を行った。
    (2) 活動推進地区
    〇継続地区(6 地区)
    徳島市川内地区,小松島市北校地区,阿南市伊島地区,嗚門市桑島地区,由岐町,羽ノ浦町
    0 新指定地区(1 地区)
    貞光町
    (3) 推進地区の活動重動重点目標
    ① 子どもを事故から守る運動
    _________________________________

  • 4 -
    ョ 清潔なまちをつくる運動
    ③ 病気になるまい運動
    ④ としよりの健康や福祉を守る運動
    (4) 昭和59年度の予算
    事務費237,975 円
    事業費654,498 円
    広報活動費24,360 円
    関係団体費30,860 円
    推進地区費599,278 円
    合計892A73 円
    しあわせを高める運動の推進
    地域住民のしあわせを高める運動の一環として,低所得者に対する世帯更生資金の貸付は,次第に
    資金量は増加し,貸付条件も改訂され,社協活動の大きな柱として運営されている。

  1. 昭和59年度の予算と貸付
    当初の予算額は37,590,000 円であったが,償還金の納入が悪く,
    県費補助金20,000:000 円
    償還金13,000,000円
    計33,000,000 円
    で運営委員会6 回,小委員会5 回を開催して次の通り貸付を決定した。
    世帯更生資金申込と貸付決定状況
    費目
    申込状況| 決定状況
    件数金額件数1 金額
    予算額備考
    更生資金生業費 177 22,460,000 1玖5, 25 11, 825,0001 17,ODO,DOD
    (失)生業費5 557,000. 550,000
    技能習得1 36,000 72,000
    支度費5 45,000 45,000 I
    _________________________________

  • 5 -
    身障者更生資金!
    i
    •I
    生業費 48 6,375,000 3,990,000 6,(DJ,000 |
    技能習得1 12,000 12,000
    住宅資金増改築I
    9901 /
    8,724,000
    627 5,4 2 2 , 00 ゜゜ 6,000,OOOI J I
    補修費270,000 210,00
    生活資金l 2 56,0001 21 I 36,0GOI 150,000 I
    修学資金39 2,432,000 341 1,555,500 2.160,oool I
    療養資金62 3,117,699 61 2,369,000 3,2so,oooj
    災害援護資金27 2,585,000 27 2,365,000 : 3,000,0001
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    ,r
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    4641 46,649,699] 3761 28,451,5001 37,590,000

  1. 償還状況
    世帯更生資全の貸付総額は,昭和30年度にこの制度発足以来128,118,386 円(2,530 件)に達してい
    るが,ところがこの償還成績は60 形, 全国平均76%をはるかに下廻るもので, 県社協は各市町村仕
    協,地域担当民生委員の協力を得て,この成績向上について努力している。特に1 年以L の滞納世帯
    については、本人及び保証人に督促を強化し,個別に償遠指尊を行っている。
    世需更生資金貸付額_と償還成績表
    昭和40年5 月31 日現在
    叫件56111201101275653211057901917
    L hr t 9,.,
    貸II ーl-||| ー
    名一窃町町村村計町町町町町町計町町町社賀肉佐内寸生沢頭管岐IJ岐南部喰管麻茂島那賀禾E 町立ロh 相上木木那由日牟海海宍海一大松北
    冑胃5518009 四一瓦瓦5

    5り四1219 `□ 481

    2-506153585389927865469076307845
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    頂円500786500000 閾000000000000500 揺瞑000000000
    薩8765425 図虞5コ851 鯰響279 言953
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    糾市市市市計町町村町町町_計町町町社島内内川浦島門南市浦勝河府井山管敷村松那/名賀ノ一徳鳴小阿4 勝上佐国石神勝那羽駕町

    貸付金額[息40冑嘉
    円%
    431,0001 46.05
    510,0001 92.57
    30,0001 0
    856,0001 96.22
    I
    6,468,0001 59.86
    604,000[ 49.681
    1, 280, 000171. 06
    2, 124,0001 81, 72
    3,075,000i 47,37
    848.0001 31.49
    580,0001 79.48
    8,s11,oool 57.38
    4,627,0001 78.60
    937,0001 70.63
    974,0001 72.441
    _________________________________

  • 6 -—
    ,'ュ
    村町町町町町
    神住野板野成
    一応藍板上吉土
    5 278,coo| 84.78 貞光町7 599,000 - 64.96|
    12 505,0201 65.88 一宇村101 61 1,000 76.69
    211 1,016,0001 ss.69 穴吹町l 19| 851,000 69.62
    2~1 1,]累:塁塁1 塁:芯美馬管内;;t | 124| 7,015,0喜62 26
    241 851,0001 70.64 三野町認2,485,000 44.69
    221 10,851,0001 73.14
    一三好町4{ 2,272,5001 53.89
    池田町79 3,693,5001 76.49
    市場町29| 1,655,600| 64.52 山城町46 2,575,000 57.04
    阿波町 32/ 1.704, ooo/ 75. 48 井川町 63ー 2,223, oool 38. 74
    鴨島町s2I 2,264,oool 75 .74 三加茂町241 • 1,on.0001 67.16
    川島町56 1,476,500 61.551 東祖谷山村110, 7,259,000 64.80
    山川町 381 2,115, !000 49.20 西祖谷山村 12! 741,0001 86.07
    美郷村2 850,000| 49.15 ー, 這管内計| 411 I 23,122,oool 59. 85
    木屋平村121 4,560,0001 81.4211~
    ,—
    河波麻植管内□ 20‘I1 9,755,100l 68 、42
    脇町1 2、7| 1 ,三, 000 61.58
    半美田馬町町 1 45 2,695,000 47.98 ! 件 円 鉛 20 1,248,000 94.101 合計2,550 128,1 18,586 59.771
    板野管内計
    民生児童委員の資質向上

  1. 民生委員部会の活動
    (1) 県社協民生委員部会の開催
    第1 回昭和39年4 月24 日県立母子寮
    第2 回昭和39年9 月9 日桜荘
    第5 回昭和39年10 月29 日鳴門へ、レスセンター
    第4 回昭和40年2 月22 日猪の山寮
    前記のとおり,部会を4 回開催し, しあわせを高める運動,社協活動の推進方策等について研究協
    議を重ねた。
    (2) 婦人民生委員分科会の開催
    昭和39年度は, 40年2 月22 日猪ノ山寮において開催し,中央での研修会の参加者決定,分科会の会
    長1 名,副会長2 名を選任した。
    なお,会長及び副会長は次の通り
    _________________________________

  • 7 -
    会長川村

    副会長斎藤静恵
    II 大塚千代子
    (3) 民生委員活動先進地視察
    例年実施している先進地民生委員との交換研修会は,本年度は11 月27-29 日の5 日間部会委員11 名
    (勝名)
    (小松島市)
    (嗚門市)
    と社協関係者5 名が山口県をおとずれ,交換研修を実施した。
    この山口県はしあわせを高める運動の推進に力を入れている民生委員活動の先進地として,社会福
    祉関係者によくしられているところであり,今後の本県社協活動に大変参考になった。

  1. 各種会議への代表派遣
    (1) 全国民生児童委員総会
    8 月26 日から5 日間秋田県において全国から1,300名が参加して総会が開催された。この総会には
    本県より14 名が参加し研鍬を積んだ。
    (2) 都道府県社協民生委員部会長研修会
    この研修会が6 月5 日~ 5 日迄の5 日間和歌山県において開催され,本県より森本部会長を派遣し
    た。
    (3) 中四国しあわせを高める運動推進研究協議会
    7 月14 日~16 日の5 日間高知県の文化ホールで開催され,本県より関係者12 名が参加した。
    (4) 婦人民生児童委員活動推進研修会
    40年3 月3 日ー5 日の3 日間静岡県において開催され,本県より吉岡(阿南),宮崎(那賀),堀
    部(三好)委員の5 名を派遣した。

  2. 民生委員互助共励事業
    〇共励事業
    (1) 実験研究民生委員協議会
    共励事業の一還として昭和39年度より民生委員活動を組織的効果的に推進する方策として実験的研
    究的に行うために特定の民協を指定してその成果を他の民協に及し民協活動の振興をはかることにな
    り,本県では神山町,牟岐町が指定され,昭和39年度は神山,牟岐合同の連絡会を神山町下分支所に
    おいて, 10月20 日, 21 日の2 日間開催し,民協のあり方等について熱心に協議した。
    (2) プロック別民生児童委員研修会
    この会を次の通り開催し民生委員の資質向上をはかった。
    昭和39年9 月5 日小松島市
    _________________________________

8 --
昭和39年9 月6, 7 日那賀
昭和39年9 月24 日板野
昭和39年10月6 日阿波麻植
昭和39年10月7 日海部
昭和39年10月13 日美馬
昭和59年10 月9 日好
昭和39年10 月27 日勝名
昭和59年10 月28 日阿南市
昭和40年1 月29 日徳島市
昭和40年2 月10 日鳴門市
(3) 地方共励事業費の交付金額と使途区分
事業の一部委託契約にもとづいて,全社協より次の金額が交付された。なお,交付の方法について
は年4 回に分括して交付された。
① 民生委員協議会総務研修会
イ,交付金額
ロ,使途区分
ョ 民生委員活動研究会
ィ,交付金額
ロ,使途区分
31,000 円
講師旅費,謝礼,会議費,会場費,資料費,通信運搬費,消耗品費
177,000 円
講師謝礼旅費,職員旅費,会議費,会場費,資料費
ョ 心配ごと相談所相談員研修会
ィ,交付金額
口,使途区分
23,000 円
講師謝礼旅費,職員旅費,会議費,会場費→資料費,通信運搬費,消耗品

④ 実験研究民生委員協議会育成連絡会議
ィ,交付金額12,000 円
口,使途区分会議貨,会場費,資料賞,通信運搬貴
ョ 実験研究民生委員協議会助成費
ィ.交付金
ロ,使途区分
〇互助事業
(一民協2 万円) 40,000 円
会議費,会場裁,資料費,通信運搬費,消耗品費
本具民生委員全員が全国民生委員互助共励事業に加入し.昭和39年度は次の通り給付を受けた。
_________________________________

  • 9 -
    給付申請決定状況(昭和40 年5 月25 日現在)
    申請決疋r

  1. 死亡
    死亡弔慰金15件150,000 円10件100,000 円
    配遇者死亡弔慰金7件14,000 円4件8,000 円

  2. 傷病
    傷病見舞金23件23,000 円20件20,000 円
    公務傷病見舞金1 件15,000 円1 件15,000 円

  3. 災害
    災害見舞金2件6,000 円2件6,000 円
    計48件208,000 円37件149,000 円
    善意銀行のあゆみ
    社会福祉事業の大衆開並びに近代化を促進し,ひろく住民の参加により,充実した社協活動の展開
    を意図して.発足された県苦意銀行も5 年を迎えて,この内容,運営も充実されより多くの成果をあ
    げつつある。

  4. 県下の善意銀行支店開設状況
    小松島市善意銀行昭37. 5.17開設
    徳島市善意銀行昭37. 7. 5 11
    大麻町善意銀行昭37. 9. 1 /
    三加茂町善意銀行昭37. 9.21,,
    羽ノ浦町善意銀行昭37.10. 1,/
    国府町善意銀行 昭37.10. 1 /
    阿南市善意銀行昭37.10.27 /
    脇町善意銀行昭37.12. 1 11
    勝浦町善意銀行昭38. 1. 7,,-
    鳴門市善意銀行昭38. 7. 1 11
    _________________________________

  • 10 -
    松茂町善意銀行 昭38. 8. 1 /
    池田町善意銀行昭38-12. 1,,
    山城町善意銀行 昭39. 1. 1 /
    山川町善意銀行昭39. 4.15 11
    宍喰町善意銀行昭39. 6.13 ゲ
    日和佐町善意銀行昭39. 8. 10 II
    牟岐町善意銀行昭39. 9. 9 11
    (特別銀行)
    嗚門第2 中学校
    花の善意銀行

  1. 善意銀行の登録払出しの状況本店(39年4 月1 日~40年5 月51 日)
    登録件数払出し状況
    金品預金
    技術預金
    労力預金
    特別預金
    18件
    4件
    0件
    0 件
    34件
    20件
    2件
    0件

    22件56件

  2. "'善意銀行まつり、を実施
    創設2 周年を祝う善窟銀行まつりを開催し,その主要行事の一つとして「海の子山の子招待レセフ゜
    ション」が5 月2 日~ 5 日の2 日間にわたり徳島ホールを主会場にして盛大に行われた。

  3. 徳島「子どもの日」設定
    善意銀行2 周年を企図して徳島「子どもの日」を設け,毎月5 日を大人の反省と社会の子どもへの
    関心を深める県民運動を展開。まずこんなことから始めましょうと7 つの合い言葉を示したポスター
    を各市町村社協,関係機関へ配った。

  4. 朝晩のあいさつをしましょう。

  5. こどもといっしょに夕食を。

  6. こどもを中心に家庭で話しあいましょう。

  7. こどもの健康状態,生活態度をもう一度みてみましょう。

  8. 心身に障害のあるこどもたちをいたわりましょう。
    _________________________________

ー11 -
6. この日の旅行や会議はなるべく見合わせましょう。
7. tことえ旅行中でも手紙や電話をする配慮をいたしましょう。
3. 花の善意銀行誕生
善意銀行の姉妹銀行ともいうべきヽ花の善意銀行ヽが昭和39年6 月誕生した。(漿児童相談所内)
花づくりのグループが集まって趣味,親睦,社会奉仕の5 つの目標を掲げ,社会福祉関係団体や施設
の人たちが中心になって,約30名ほどで結成。苗木,種子の交換から栽培,つぎ木などの指導をはじ
め花壇づくり公団広場,家庭などの「花いっぱいの運動」に力を入れ,ときに鉢植えなど持ち寄り,
恵まれぬ人たちや病院慰問など活発な活動をつづけている。
5. :::,これが善意銀行だ、座談会の開催
全国のトップをきって創設された本県善意銀行も5 年を迎えて. 今日までの歩み, 運営上の問題
点,将来に期待するものなどについて各方面の人びとの話し合いの中から,善意銀行のあり方と方向
づけのため座談会が持たれた。
①日時昭和39年10 月27 日
②場所県社協事務局
③出席者徳烏県厚生課長井上

徳島女性ドライバークラブ会長
徳島新聞社論説委員
④司会県社協事務局次長
子郎普
倫次
村原原
奥篠篠
児童福祉のうこき
児菫の健全育成が強くさけばれているとき,児童福祉活動の第1 線にある施設の社会化経営管理の
近代化,臓員の資質向上を図り児童処遇の向上などあらゆる点に活動が進められたが具体的な事業と
しては次のことがあげられる。

  1. 児童福祉月間行事
    ① 心の里親バス5月5 日鳴門公園,鳴門水族館
    宝田寮,たちばな学苑,阿波国慈恵院,徳島婦人ホーム,徳島市立少年の家の5
    施設児童30名が参加し県下各地より集まった県心の里親会の会員を,一日お父さん
    _________________________________

  • 12 -
    お姉さんにして一日ビクニックを楽しんだ。
    ②写生大会5 月17 日徳島公園某下15施設児童400 名が参加。
    ョ 作文コンクー)レ13施設97名の作品の中から特選5 入選12佳作17謳が選ばれ文集、青い風、が
    発行された。
    ④ 施設職員,児童交歓野球バレー大会5 月24 日あけぼの寮運動場
    関係行政機関,団体職員並びに施設職員と児童の親睦を図るための行事で多数の参
    加者があったがあいにくの雨に試合中止となった。

  1. 児童厚生行事
    ①臨海学校7 月30 日~31 日の2 日間月見ケ丘12施設児童250%が参加。
    ョ 野球ソフト大会8 月5 日~ 4 日の2 日間徳島市城東中学校運動場に於て実施。
    野球優勝チーム徳島学院
    ソフトボール優勝チーム阿波国慈恵院
    ⑧ 施設児童キャンプ8 月15 日~ 14 日の2 日間江川遊園地に於て。養護施設中学5 年生81 名が
    参加。
    ④ 四国ブロック提護施設野球大会8 月20 日高知市市営球場に於て。
    本県代表チームとして阿波国慈恵院が参加。
    ⑤ 阿波人形浄るり上演8 月12 日内町小学校で開催の阿波人形浄るり夏季大会に出演,阿波国
    慈恵院,徳島婦人ホーム,徳島市立少年の家児童が参加。
    ®文化祭12月6 日徳島ホー)レ県下21 施設児童600 名が参加。
    ⑦卓球大会2 月7 日県立農業高等学校に於て。15施設が参加。
    中学男子の部優勝チーム徳島学院
    / 女子の部I, あけぼの寮
    小学男子の部II 少年の家
    II 女子の部,1 国府母子寮
    ⑧ 東京オリンビック見学10 月18 日国立競技場
    朝日新聞社厚生文化事業団,オリンビック組織委員会及び厚生省,全社協の厚意に
    より本県より徳島婦人ホーム藤田義文君ら7 名が東京オリンピック見学に招待され
    た。

  2. 専門部会の開催
    職員の職務別部会を設置し各専門分野の研究会を持ち,資質向上につとめた。
    ①指導員部会,®保母部会,®栄養調理士部会,④書記部会,⑤施設長会

  3. 児童施設職員研修旅行
    _________________________________

  • 13 -
    年1 回県外優良児童施設を見学し本県児童施設職員の資質向上を図る。6 月4 日~ 6 日の5 日間長
    野県方面の施設見学を行った。
    5 施設転員研修会の開催
    県下の施設職員が参加し,施設の社会化,経営管理の近代化,児童処遇についての現状,そのす>
    むべき方向等について研修が行われた。
    。7 月6 日~ 7 日の2 日間鳴門公園ヘルスセンターに於て施設職員54名が参加。講師に徳大学芸学
    部教授小田信夫,全社協参事山本信孝氏を迎えて研修が行われた。
    。11 月27 日~28 日の2 日間徳島市眉山荘に於て施設職員42名が参加。講師に徳大学芸学部助教授福
    井尚吾氏を迎えて研修が行われた。
    6, 児童施設転員の待遇改善運動
    施設転員の身分保障と待遇改善の早期実現を目標として次の各種会合に参加し,活発な運動が推進
    された。
    ① 第6 回四国待遇改善期成同盟総会
    10月12 日高松市香川県総合会館に於て開催,四国四県より施設転員200 名が参加。
    ② 第5 回徳島県児童施設職員待遇改善決起大会
    1m 5 日徳烏市喋立ろう学校講堂に於て開催,県下21 児童収容施設より約100名の職員が参加。

  1. 各種大会並びに研究協議会の参加
    蓑護,精薄盲児,ろう児,乳児,教護,肢体不自由児施設等各業種別に開催されている各種大会
    並びに研究協議会にそれぞれ参加。

  2. 昭和40年度社会福祉関係国家予算獲得運動
    40年度社会福祉関係国家予罪獲得のため各方面に活発な働きかけを行い5 次にわたり陳情団を中央
    に送った。
    第1 次11 月20 日~21 日の第2 波陳情運動に2 名参加。
    第2 次11 月27 日の児童福祉危機突破大会に2 名参加。
    第5 次12 月22 日の福祉予算確保緊急全国大会に2 名参加。
    _________________________________

  • 14 • 一
    □-----
    保育事業の推進------―‘_,.-」
    婦人労力の増加と幼児教育の重要性がつよくさけばれるにともない,県民の保育所についての要求
    は年々高まりつつあります。このときにあたり施設の社会化,経営管理の近代化,職員の資質向上に
    努め,保育内容の向上などあらゆる点に祐動が進められたが具体的な事業としては次のことがあげら
    れる。
    1 第5 回県保育事業連合会総会
    ①期日昭和39 年7 月1 日
    ®場所徳島市幸町徳島ホール
    ®参加者西岡会長他500 名
    ④議事イ,昭和38年度事業報告並びに決算認定について
    ロ,昭和39年度事業計画並びに予算の承認について
    ハ,役員改選
    以上の議題につき原案通り承認され,その後次の記念講演が行われた。
    「社会的要請に即応する児童福祉の課頗」講師厚生省家庭児童局長
    法学博士黒木利克

  1. 全国共通テーマ研究発表会
    ①期日昭和39年7 月6 日
    ②場所徳島市幸町自治会舘
    ⑧参加者西岡会長他40 名

  2. 四国プロック保育関係代表者協議会に参加
    ①期日昭和39年7 月16 日
    ®場所松山市・愛媛県社会事業会舘大ホール
    ®参加者飯田県保連副会長他12 名,県外参加者約150 名
    ④協議事項イ,保育制度について
    ロ.保育要領について
    ハ,保育所職員の資格処遇の確立について
    一,保育所の経営のあり方について
    _________________________________

  • 15 -

  1. 第2 回保育所幹部保母講習会
    ①期日昭和59年8 月25 日~ 8 月29 日の5 日間
    ®場所徳島県立保育専門学院
    ⑧ 参加者主任保母またはこれに準ずる者でそれぞれ地区において指導力のある保母20 名
    ④ 研究発表テーマ
    イ,問題児の発見と指導
    ロ,生活指尊のあり方
    ハ,保護者の指導について

  2. 昭和39年度県保母養成講習会
    ①期日昭和39 年8 月10 日~ 15 日の6 日間
    ②堤所徳島県立保育専門学院
    ⑧ 参加者保母試験受験希望者並び}こ現に児童福祉施設に勤務する職員であって,資質の向上
    のため受講を希望する者

  3. 第8 回全国保育関係代表者研究協議会に参加
    ①期日昭和39年9 月16 日~ 9 月17 日の2 日間
    ②場所長崎県小浜町雲仙
    ョ 参加者飯田県保連副会長他10 名
    ④ 沿議事項全宝共通テーマにより分科会にて討議

  4. 県下保育所関係者一日研修会
    ①期日昭和59年11 月8 日
    ®場所眉山頂上及び徳島グランドシネマ
    ⑤参加者保育所長,保母等保育事業関係者
    ④協議事項イ,グ)レープ活動についてフォーク・ダンスの意義と実技
    ロ,映両鑑賞

  5. 新任保母研修会
    ①期日昭和39年12月21 日
    ②場所羽ノ浦町, くるみ保育園
    ⑧ 参加者新任保母46 名
    ④ 研修事項イ,保育制度について
    ロ,保育所運営について
    ハ, くるみ保育園の見学
    _________________________________

  • 16 -

  1. 主任保母研修会
    ①期日昭和40年1 月12 日
    ②場所小松島市,社会福祉会舘
    ®参加者飯田県保連副会長他120 名
    ④ 研修事項イ,保育行政について
    ロ,全国保育関係代表者会議報告について
    ハ,幼稚園教育要領について

  2. 保育所長研修会
    ①期日昭和40年1 月18 日
    ②場所徳島市金泉閣
    ®参加者飯田県保連副会長他58 名
    ④ 研修内容イ,児童福祉の動向
    ロ,当面する保育所の問題点
    ハ,道徳教育について
    二,保母養成について

  3. 保母研究発表大会
    ①期日昭和40年5 月10 日
    ®場所徳島市幸町自治会舘
    ⑧参加者西岡会長他230 名
    ④ 研究発表テーマ
    イ,保育内容ヽ健康について、
    ロ,保育内容、社会について、

  4. 保育所長県外研修視察
    ①期日昭和40年5 月4 日~ 6 日の5 日間
    ®視察地山口市
    ⑧参加者水田くるみ保育所長他15 名
    ④ 研修事項イ,山口漿保育関係者との交換懇談会
    ロ,東山保育園,山口保育園の視察

  5. 保連とくしま編集委員会
    11 月4 日県社協事務局に於て,西岡会長他編集委員が参加し編集委員会を開催。2 月20 日に発行。
    _________________________________

  • 17 -

  1. 昭和40年度社会福祉関係国家予算獲得運動に参加
    第1 次11 月20 日~21 日の第2 波陳情運動に2 名参加
    第2 次11 月27 日の児童福祉危機突破大会に2 名参加
    第5 次12 月22 日の福祉予算確保緊急全国大会に2 名参加

  2. 県保連役員会の開催
    5 月26 日, 7 月1 日, 10月7 日, 10 月19 日の5 日, 11 月4 日,当面する諸問題について討議した。
    [ 県社会福祉事業職員共済会の解散:i
    県下民間社会福祉施設職員の要望により,昭和55年4 月1 日より発足したこの共済会では,今日ま
    で会員に対する慶弔金,退職一時金の支給あるいは貸付金制度の活用など,保障制度のうすい社会福
    祉事業従事者にとって非常に有益な運営がつづけられて来た。
    しかし今回,全国退職共済事業との関係,会員及び施設の負担金の拠出額等に問題があり,こうし
    た諸情勢を十分検討すべく運営対策専門委員会を設置し,研究協議の結果,本会を解散し,その残余
    財産に県費貸付金を加えて新しく徳島県社会福祉関係職員互助共励事業として発足することになり,
    9 月7 日午前10時より県庁第1 委員会室に於て開催の総会並びに3 月29 日午後10 時より県庁第1 委員
    会室に於て開催の理事,評議員会に於て,解散,その残余財産の処理等について決議された。
    発足当時よりの実績は次の通りである。

  3. 会員数

  4. 退職一時金の支給
    ふ貸付金制度の利用

  5. 度弔金の支給
    26施設278 名
    178件2,436,780 円
    73件1,803,400 円
    55件112,000 円
    (参考事項) 徳島県社会事業賊員共済会残余財産目録
    1 運用財産(残余財産総額)
    内訳①預金
    1,209 ,471 円
    1,137,529 円
    ®貸付金60,942 円
    ⑧ 什器備品11,000 円
    (キャビネット)
    _________________________________

  • 18 -
    i老人の福祉i
    ヽ老年開発に三位一体、
    老人福祉法が制定され, 5 年次を迎へた。
    老人福祉はヽ社会開発、という新らしい社会で育まれ, 5 オ児として, ‘老年開発、という時代感
    覚の中で推進されている。すなわち老人のしあわせは,国と地方自治体の援助,民間諸団体の協力,
    老人の自主的活動の5 者が1 体となって国民的に支援しなければならない段階にあるのではなかろう
    か。
    ◇老人大学の開講
    地域共同社会でのエリート養成ともなっている老人大学は年と共に充実し各地域老人福祉の推進に
    効果的な役割をはたしている。
    開講状況次のとおり。
    老人大学開講実績
    ~



    度期

    年a
    hオJ 6 カ
    7、i-

    日j
    且E

    Uml`' 尋叫9211 ・言言尋' 受ー度期月911115
    ー3199回


    35 地市市町町町町町計
    島催島野板場島川松
    開徳小板上市鴨山合
    数人20 巧241
    講ー412083

    度期月, 1159 個
    年時
    34地市市町町計
    催島麟波島
    開徳小阿鴨合
    数入849175 講ー受
    度国呵月, 11回
    時2
    年—|~
    33 地市市計

    松催門
    開哨小合
    月人
    徳旦市11 237
    小松島市11 224
    阿南市7 ~05
    勝浦町, 215
    国府町4 186
    石井町5 130
    神山町5 120
    那賀川町3 550
    羽ノ浦町3 218
    i鷲敷町8 244
    牟岐町10 221
    大麻町, 212
    板野町11 71
    上板町5 60
    lI市 場 町 5 300
    合計5 回3,173
    _________________________________

  • 19 -

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    31
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    クラブ数445 ,会員数43,000人を擁する現状である。
    県内の老人クラブ結成状況次のとおり。
    老人クラブ結成状況
    老人前年度老クラブ人数即年晨数市町村名クラブ数会員数比増加較数市町村名会員数比
    増加
    徳島市25 4,025 5 阿南市45 3,526 6
    鳴門市27 3,391
    小松島市22 2,582 (小計) 119 13,524 12
    _________________________________

  • 20 -
    勝浦町
    27
    612 吉野町2 229 1
    上勝町416 土成町2 622
    佐那河内村8 486 (小計) 70 5,629 21
    国府町8 709
    市場町41 760
    石井町5 765
    阿波町8 881 5
    神山町7 1,231
    鴨島町1 550
    (小計) 37 4,219
    川島町8 475 2
    那賀川町 18
    10 山川町5 670 4
    羽ノ浦町美郷村1 70
    駕敷町6 木屋平村5 297 1
    相生町4 2 (小計) 30 3,703 12
    上那賀町5 1
    脇町19 1,462 7
    木沢村2
    美馬町10 1,035 1
    木頭村6 5
    半田町7 759 2 (小計) I 47 5, 18
    貞光町
    5]
    750 一
    由岐町1 558 1 一宇村649 ー10• 日和佐町732 2 穴吹町651
    牟岐町783 (小計) I 5,3061
    海南町936 6
    三野町:I 276
    海部町314 5
    三好町427 1
    宍喰町396 5
    池田町7 1,026 5
    (小計) 3,699 17 山城町i 8 752 4
    大麻町1 1,5751 ,
    I
    23 7 井川町5 434
    松茂町5 51 5 2 三加茂町2 177 1
    北島町1 350 東祖谷山村4 350
    応神村, 560 8 西祖谷山村2 149
    藍住町19 1,070 (小計) 32 3,588 ,
    板野町I 5 390 計I 445 43,000
    上板町6¥ 5201 5 メ[入コ 99
    ◇各地域で指導者研究会開催
    地区老人クラブ活動の充実強化を図るため,各地域において指導者の研究会を開催し,鳴門地区外
    8 ケ所で約500人が参集し, 県厚生課板東主事,県社協町事務局長県老連田処会長等からそれぞれの
    立場で解説講演を行い地区組織活動の強化に努めた。
    ◇老人クラプの活動
    県内445 クラブは運営基準に基づき自主的に活動し老人福祉の増進に努めているがこれ等の老人ク
    ラブを組織とする県段階においては,次の事業を実施し老人クラブの育成を図った。
    県老人クラブ連合会の行った事業は次のとおり。
    ① 老人クラプ指導者研修会の開催
    5 月18 日徳島市内町小学校講堂において関係者300人が参集し井上県厚生課長, 田処県老連会
    _________________________________

  • 21 -
    長より老人福祉施策と老人クラブの運営についてそれぞれ解説をうけたあと,老人クラブの目的
    と役割についてパネル討議を行い活動推進上の諸問題について研究した。
    ② 老入福祉大会の開催
    9 月21 日徳島市文化センターにおいて県内老人クラプの代表者及び関係者等1,000 人が参集優
    良老人クラプ4 団体が表彰され全体討議.大会宣言,決議の採択,大阪社大講師池川先生の記念
    講演等を行い盛大に挙行された。
    ⑧ 老人クラブ芸能大会の開催
    12 月14 日徳島市民会舘において県内老人クラプから2,000 人が参集し,各地区から選出された
    老人500 人の出演により, 日頃きたえた自慢の芸を披露した。
    ④ 老人健康コンクールの開催
    5 月28 日,徳島保健所において第4 回県下老人健康コンクールを実施し,県内各市郡より選ば
    れた男女20 名について,岸岡県医師会副会長,大久保市医師会々長,臣永県公衆衛生課長等8 人
    が審査し,健康優良者及び準優良者を次のとおり決定した。
    。老人健康優良者(2 名) 原徳蔵( 77オ) 鷲敷町
    酒井シゲ(79 オ) 三好町
    。準優良者(4 名) 辺見勇吉(76 オ) 三野町
    阿井ハルヱ(72 オ) 阿南市
    樫本国二(75 オ) 神山町
    久米キヨノ(72 オ) 石井町
    ◇老友新聞の発行
    県内老人の福祉新聞として毎月発行している徳島老友新聞は紙面の充実により県内は勿論県外から
    非常な好評を得て益々老人の意慾を振い起している。
    ◇老人福祉施設協議会の状況
    県内老人施設の収容者の福祉向上を図ることを目的として発足した県老人福祉施設協議会は当年を
    以って発展的に改組し,他の某内更生施設を吸収した県社会福祉施設協議会として発足することにな
    った。
    老人福祉施設協議会の事業内容次のとおり。
    ① 施設長会の開催
    施設の運営を合理的に推進し収容者処遇の改善を図るため毎月例会を開催し当面の諸問題につ
    いて研究協議した。
    _________________________________

  • 22 -
    ョ 施設転員事務研修会の開催
    5 月12 日日赤徳島支部会議室において関係職員40 名が参加し,県厚生課からの事務処理方式並
    びに収容と措置等の実施について解説を受けお互に研究沼議した。
    ョ 補導看護研修会の開催6 月19 日徳島保健所において関係誡員38 名が参加し講師に徳島保健所平
    野所長を招き施設での保健衛生について講義を受け知識を深めた。
    ④ 施設職員研修旅行の実旋
    施設戦員を対象に(7, 8 月) 2 日1 泊の日程で60 名が参加し高知市,松山市の優良施設を実
    地見学し意見交換,座談会等によりお互に教養を高めた。
    ⑤ 老人ホーム芸能大会の開催
    9 月28 日徳島市の武道館において県内施設の収容者200 人が参加しお互に日頃きたえた自慢の
    芸を被認した。
    ⑥ 職員教餐研修会の開催
    12月10 日県庁旧議場において関係職員40 名が参加し県厚生課井上課長,徳大福井助教授からそ
    れぞれの立場で解説講演を受け座談会等により資質向上を図った。
    ⑦ 調理講習会の開催
    5 月10 日県立国府老人ホームにおいて関係職員30名が参加し講師鈴木竹子先生から講義実翌の
    指導を受け試食会座談会をする等老人食について研究した。
    ◇各種大会へ派遣
    • 第13 回四国養老救護事業関係者大会5 月21 日22 日高知市小川セントラルホテルにおいて開催さ
    れ本県から吉積会長外14 名が出席した。
    • 全国老人福祉事業関係者大会
    6 月22 日23 日東京都厚生会館において開催され,本県より施設関係2 名老人クラプ関係4 名が
    出席した。
    身体障害者の福祉i
    徳島県身体障害者連合会の昭和39年度4 月1 日以降に実施した事業について,各専門部別に概況を
    報告する。
    _________________________________

  • 25 -
    合総務部

  1. 第7 回徳島県身体障害者連合会総会
    この総会を昭和39年5 月17 日福島東映において, 県下から約250 名の会員及び関係者が参加し盛大
    に開催された。この総会には,本県出身の国会議員三木武夫代議士が臨席され祝辞を賜った。また身
    体の不自由を克服して立派に更生した模範会員8 名を表彰した。

  2. 役員会の開催
    。理事会(2 回) 昭和40年1 月15 日徳島市身休障害者会館
    昭和40年2 月24 日徳島市身体障害者会館
    。理事,評議員会(2 回) 昭和59年5 月2 日徳島市身体障害者会館
    昭和39年8 月26 日徳島市身体障害者会館
    。事務局会議(6 回) 昭和39年4 月13 日
    昭和39年5 月2 日
    昭和39年8 月26 日
    昭和39年9 月8 日
    昭和39年11 月22 日
    いづれも徳島市身体障害者会館
    昭和39年12 月8 日盲人センター
    昭和39年度は前記の通り開他し,会の運営その他当面する問渥について協議し,問題解決に努力し
    た。
    合更生部

  3. 各種大会への派遣
    。第9 回日身連全国大会
    昭和39年4 月23 日,栃木県で開催され,本県より12名が参加した。
    。日身連理事会
    昭和40年1 月26 日,東京都衆議員会館において,第25 回理事会が開催され,本県より海東氏を理事
    代理として派遣した。
    。第1 回身体障害者四国大会
    昭和39年12月28 日,香川県の県庁ホールで四国ブロック初の大会が開催され, 本県より216名を派
    遣した。
    唸事業部
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  • 24 -

  1. 第2 回徳島県身体障害者体育大会の開催
    昭和39年9 月23 日,徳島市西ノ丸グラウンドにおいて,県と県身連共催で第2 回の体育大会が開催
    され,パラリンビック出場選手選抜等が行なわれ,盛大に開催された。

  2. パラリンピックヘの代表派遣
    東京都において, 39年11 月8 月~ 14 日まで開催されたスポーツ大会(第2 部)に本県より6 名の選
    手を派遺し,立派な好成績をおさめた。

  3. パラリンピック優勝祝賀会
    12 月12 日,盲人センターにおいてパラリンピック選手団優勝祝賀会を開催し,選手のけんとうに対
    し関係者とともに祝福した。

  4. 収益事業の実施
    徳島市民会館において, 39年11 月28 日午後6 時よりプロレス興業を行い多額の収益をあげた。
    玄会計部

  5. 会計監査
    昭和39年4 月30 日,猪ノ山寮において遠藤盟事により昭和38年度の会計監査を受け会計の処理は適
    確であるとの講評を受けた。
    また, 40年2 月12 日,共同募令の監査を受けた。

  6. 共同募金の受配
    県共同募金会より, 4 回にわたり25万円の配分を受け,一般事務費,事業費その他下部4 団体に対
    し15万円を福祉対策費として交付した。
    精神薄弱者の福祉
    徳島県精神薄弱者育成会

  7. 組織の強化
    玄精薄者福祉法の制定に伴い,本会では支部の完全結成を目標に福祉事務所単位の支部づくりを推
    進しているが39年度に三好支部が結成されこれで9 支部結成された。なお,結成されている各支部
    では講演会,精薄児相談等が行なわれ活発な運動を展開した。
    食昭和39年度は支部育成費として,県費補助金10万円が交付され組織の強化(支部育成)に役立っ
    た。
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  • 25 -

  1. 広報活動の実施
    玄育成会の機関紙「わすれな草」を本年度は, 4, 5, 6, 7 号と4 回にわたって発行し各支部及
    び会員に配布し好評を得た。

  • 「賛助会員のしおり」を5,000 部発行して各支部に配布し賛助会員獲得に役立った。

  1. 啓蒙活動
    合精神薄弱者愛護月間が9 月1 日~30 日迄の1 ヶ月間全国的に実施され巡廻相談,展示会,関係功
    労者の表彰等が行なわれ本県でも各支部で巡廻相談,講演会を開催した。
    含昭和39年10 月15 日,県庁第1 委員会室において相談事業研究協議会が開催された。この会には相
    談員を始め多くの関係者が参加し専門的な相談技術について研修した。

  2. 諸会議の開催
    合第5 回総会を農業会館において約二百人の会員及び関係者が参加し開催された。この総会では,
    相談員の委嘱,役員改選,校範会員の表彰などが行なわれ,総会終了後,滋賀県の信楽学園長池田
    太郎先生の記念講演があり,終始熱心に聴講した。
    奴昭和39年度の役員会を次の通り開催し当而する諸問題について協議し問題解決に努力した。
    昭和39年5 月15 日児童相談所
    昭和39年9 月10 日II
    昭和39年11 月7 日県庁第4 委員会室
    昭和40年1 月28 日児童相談所
    昭和40 年5 月51 日猪ノ山寮

  3. 諸会議大会への代表派遣
    唸精神蔚弱者愛護全国大会が39 年9 月27, 28 日の両日東京都において開催され,本県より2 名参加
    した。

  • 第5 回手をつなぐ親の会四国大会が10 月24, 25 日の2 日間香川県の花園小学校で開催され,本県
    より薩J I! 会長始め38 名が参加した。

  • 精神蒋弱児(者)在宅指噂者技術研修会が40年5 月1 目東京都において開催され本県より1 名を
    派遣した。


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