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人生初の日振島釣行

今回は、私が愛媛県の日振島に初めて釣行したときの思い出をお話しようと思います。かなり前の話になりますが1番思い出に残る釣りとなりました。

今でこそ愛媛県人ですが生まれは違います。愛媛県に来たのは平成15年の5月のことでした。愛媛に住むようになってから暫くは釣りに行けない日々を送っていましたが、たまに近場で釣りをするようになり、何年かした頃から釣り仲間が増えてきて、色々な方からの誘いもあり、いくつかの釣りクラブにも入会させて頂き、更に釣りの輪が広がりました。

その中の1つとしてメーカーハヤブサのチーム鬼掛愛媛支部に入会した時のことです。色んな方々のご縁があって入会した直後にグレの大会があるから参加してみたら?とお誘いがあり、大好きなグレ釣りを愛媛で初めての磯で出来ると嬉しくなり即決で大会に申し込みました。その日から大会開催当日が待ち遠しく何度も釣具店に足を運んだり、会場となる日振島について色々と調べたりしたことを覚えています。

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日に日に日付をカウントしながら、やってきた当日、あまりの嬉しさについ笑みがこぼれます。開会式で大会説明やくじ引きがあり、その後船に道具を積み込みます。久し振りの磯、テンションMAXでいざ出港。この時お世話になったのが浜崎渡船さん、船は一路日振島を目指します。約40分の航行だったか、日振島が見えてきました。今回のくじ引きで決まった磯は19番という磯で好きな雰囲気満載の釣り場でした。


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二人で渡礁して早速じゃんけんで釣り座をきめますが私は負けてしまい優先権は相手の方に。すると沖向きの方を選ばれ、私は若干本島向きの内側をやることに。

磯の状況をよく観察し、仕掛けを作ることに。しかし、初めての場所で全くの未知の釣り場、自分なりの基本の仕掛けを作ることに。以前に山本八郎氏とグレを釣りに行った時に、初めての場所で全く分からないときの最初に作る仕掛けが全く同じだった事を思い出し、そこから応用していくことにしました。

早速、仕掛けを作り終えると釣り開始!

釣り場としては少し地に向けて入り込んだような地形で向かい側に瀬が伸びている、ちょっとした湾になったような状態で潮の流れはそれほどにない。だが、巻き餌は十分に溜まるイメージで仕掛けを完全に同調させる。

仕掛け事態は、道糸とハリスをブラッドノットで直結、ウキ止めを直結部分から1ヒロ~矢引の間くらいに打ち、ウキはG2、ガン玉のG2を直結のすぐ下に、G6を針から1ヒロの位置に打つ。ハリス事態は、2ヒロ半、道糸ハリスとも1.75号を使用しました。針は鬼掛の競魂グレ6号だったと思います。

なんと、この仕掛けと狙うポイントが的中したのか、1投目にして46㎝の口太をゲット!

日振島って凄い所だなと感動しハイテンション!直ぐに活かしバッカンにグレを入れると、直ぐに仕掛けを投入!

撒き餌と仕掛けが同調したと思うとまたウキに反応が!掛かった!上がって来たのは45㎝の口太、潮もほぼ変化はない。

楽しい、2投で2匹。しかも嬉しいサイズ。日振島最高!ウキウキしながら釣りを続ける。3匹目4匹目とコンスタントに釣れていく。そのサイズ全てが45㎝オーバーばかり。

ふと、右側に入って釣りをしてる相手の人を見てみるとグレは1匹もキープしてないようだ。もしかしたら、勝てるかもなんて思いながら釣りを続ける。

暫くすると潮が完全に止まりグレがあたらない。その時に唯一釣れたのは嬉しいお土産ウマヅラハギの30㎝後半。ここで1度休憩することに。

パンを噛りながらコーヒーを飲みタバコをすって活かしバッカンを見る。グレが4匹。今回はグレ5匹の総重量で競うため、数が足りていない。

暫し休憩をして潮変わりの様子を見てると、場所交代の時間がきた。私はじゃんけんに負けてるので、後半戦は場所を決める権利がある。そこで瀬変わりせずに続けることにした。

いよいよ後半戦スタート。

潮の動きは朝とあまり変わってないように思える。棚調整はしたものの他は特に変更していない。すると餌は取られるがウキに反応が出ないしグレも掛からない。仕掛けが馴染むまでには餌をとられているようだ。

ここで仕掛けをチェンジ!

ウキを0号に変えガン玉のG2を外し、全遊動にする、G6のガン玉を針から矢引の位置に移動させ、仕掛けを斜めに張りながら撒き餌と同調させる。若干浮き加減になったグレだが姿は見えないので海面近くまでは上下していない。撒き餌に合わせて張りながら送り込む。すると出た!ウキにアタリが出た!思わずアワセを入れる。

掛かった!

その引きは正しくグレ、やはり上がってきたのは45㎝を越えるグレ。

パターンがわかった気がした。

するとそこから連発で掛かる、そのサイズどれも45㎝オーバーばかり。

後半戦、何とか7匹をキープできた。

これで11匹のグレをキープ。その後はアタリがなくなり13時過ぎに納竿にした。

磯を洗い流し迎えの船が来るのを待つことにした。すると、相手の人も止めたようでグレは1匹も釣れてないということでした。

何が良くて悪いのか、場所なのか、釣り方なのか、瀬変わりしてないから分かりませんが、最初にじゃんけんに負けて良かったと思いました。

やがて船が迎えに来ると乗り込み港までの間に仮眠することに。

いよいよ、検寸。

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今回は5匹の重量ということで11匹の中から5匹を選ぶのだが、ほぼ同サイズなのでよく太ってるのを選んだ。

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その結果は5匹重量で7.72㎏だった。

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もしかしたら良いとこに行けるかもと思いながら他の選手の検量が気になり、道具を片付けるどころじゃない。全員の検量も終わり結果発表に。待ちに待った表彰式に。

優勝、5匹、7.72㎏・・・~

名前が呼ばれた!

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優勝したんです。初日振島のグレの大会で見事優勝することができ、身体中から笑みがこぼれます。自分の釣りを信じて良かったと強く思いました。






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