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10月14日は「愛と感謝」記念日

おはようございます。今日、10月14日は、株式会社クラウドボックスの「愛と感謝記念日」です。

今、クラウドボックスはミッションとして「デザインで、もっと、愛と感謝を」という言葉を掲げていますが、この前身となる言葉として、創業間もない2008年から掲げていた行動指針の言葉に

「まず、愛と感謝。つぎに、好奇心と向上心。ここまでは必須」

というものがありました。

クラウドボックスは、2007年に練馬区の自宅そばの6畳一間でスタートしましたが、2年目を迎えた頃、会社員経験すらないのに起業してしまった僕は「会社ってどんな風にやっていけばいいのかなあ。何を基準にいろんなことを判断していけばいいんだろう」と、悩んでいました。

またその時期に、いわゆる「オイシイ話」みたいなものを持ちかけられたこともあり、「稼ぐためにはちょっとしたズルみたいなこともしないといけないもんなのかな。会社だもんな」とモヤモヤ思い始めていました。

そんな、10月14日の夜。深夜に仕事を終えて自宅にとぼとぼと歩いていた僕の頭に、ぱっと降りてきたのが先の言葉でした。

「まず、愛と感謝。つぎに、好奇心と向上心。ここまでは必須」

あ、そうか。「愛と感謝」でいいんだ。「愛と感謝」があるかないか、「愛と感謝」が増えるか減るかで判断すればいいんだ。と、ストンと胸に落ちたのです。

「愛と感謝」は僕たちの羅針盤であり、地図だ。「好奇心と向上心」はエンジンであり、ガソリンだ。エンジンだけではどこに暴走するかわからない。地図だけではたどり着けない。だから「まず、」地図があって、「つぎに、」エンジンとガソリン。その「両方」がその「順番」で「必須」なんだ。そして、これのどれかが失われたと感じたら、その時は走るのをやめる時、つまり、会社をやめる時ってことなんだ。それでいいんだ。

と、ここまでのワンセットの思考が、練馬区の路地裏で、一瞬で僕の頭の中に芽生え、育ち、根付きました。

それから12年。

今、僕たちは自分たちのあるべき姿を「日本一のラブレターの代筆屋」と定め、「想いをカタチに」する仕事に取り組み続けています。一方で昨年初めての自社プロダクトとして開発した『吉祥寺かるた』は、吉祥寺の「地域愛」を持つ人々に愛される「場の熱の増幅装置」としてその環をどんどん広げてくれていっています。幸いなことに、好奇心と向上心もまだまだ枯れる気配はなさそうです。

そして、僕のメールボックスの一番下には、その夜自分に送った一通のメールが、今もずっと残してあるのです。

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