nintendo switchでもできるFM音源の曲作り

nintendo switchでは今現在作曲ができるソフトが3種類くらい出ていて、デザエモンの影響を受けたと思われるUIの何とかcomposerとかいうソフトや名前を忘れたがそれ以外、さらにkorgが出しているkorg gadgetというソフトがある。
これ以外にもスマイルベーシックでもMMLなどで作曲できたりするが。

korgのkorg gadgetはiOS版やMAC版は最近になってバージョン3が登場。
switch版は残念ながら途中でアップデートが止まり、使えるガジェット(ソフト音源)も追加音源がiOS版やMAC版よりかなり少ないものの、それでもデフォルトで収録されているソフト音源とそれらのプリセット音色が膨大な数あるため、色々なジャンルの音楽が作れるようになっている。

ガジェットの中にはchiang maiというのもあり、これは原理的にはFMシンセと同じようにキャリアをモジュレーターで変調させてきらびやかな音色を作り出せるソフト音源になっている。
アルゴリズムが固定なためパソコン向けの色々なFMシンセ音源ほど自由な音作りはできないものの、それでも二つのキャリアとモジュレーターの組み合わせやエンベロープの調整、ローパスフィルターも使えるなどである程度色々なFM音源の音色作りができるようになっている。
デフォルトではバンク1とバンク2あわせて80近くのプリセット音色を収録しているし、足りない音色は自分で試行錯誤してなんとか作り出せるだろう。

PCで作曲の場合は机の前に座ってやるのが普通だろうが、switchだと大画面テレビの前で胡坐を書いて座りながら作曲できるし、ジョイコンやプロコンを持ったまま立って軽く体を動かしながら作曲もできる。
「運動しながら曲作りができる」ってのは何気にありがたい。
switchの携帯モードでも作曲できるので、布団やソファに寝転んで作曲というのも可能。(iPAD版でも寝転んで作曲できるが)

switch版korg gadgetはたびたびセールをして2500円くらいで買える事が多い。
きらびやかな音色が印象的なFM音源の曲作りを楽しむも良し、他のガジェットを使っていろいろなジャンルの曲を作るも良し。
作曲ソフトとしても比較的使いやすく、わりとおすすめのswitch用作曲ソフトだと思う。
iOS版korg gadgetも持っているとQRコードを使ってswitchで作った曲データをiPAD版に転送し、そこからクラウドなどを経由してPCにMIDIやWAVデータを渡すのも可能。
switch版とipad版の両方のkorg gadgetを持っているとswitchで各パートをとりあえず作り、ipad版を経由してPCの他のDAWソフトにMIDIデータを持ってきて各トラックの音色を変更して曲を完成というのもできる。