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早いもので、解散報道から一週間が経った。

ご飯も食べれるようになったし、楽しいことがあったら笑えるようになったし、爆睡もしている。ただ報道があつた3/12丁度から身体全身に謎の痒みが襲い、一週間経っても悪化するばかりなので病院に行ったら蕁麻疹だと言われた。「先週体調不良や疲れなんかありました?」と言われた。年中生きてるだけで疲れてるけど身体は健康なので思い当たる節はもうこの報道しか無かった。あと、メンタルヘルスのために、Google検索でV6関係の検索をする時に「V6 〇〇」と検索すると、「V6」と打つだけで関連ワードのように「解散」と入るのが嫌で今では「(シングル名) V6(又は個人名)」などと、頭に検索したいことを置き後半にメンバー名やグループ名を入れることで事なきを得ている。人は苦しみの中でも自分自身で対処法を身につけられるものだと感心した。


有難いことに、友人や家族、フォロワーさんからの励ましの声を多く頂いた一週間であった。古参でも何でもないが、数年V6を追っていたため「やはりコイツのショックはかなり大きいのでは」と考えてくれたらしい。周りの人間はやはり大切にするべきだ。


だが、心の傷は他人にも自分にも見えないもの。励ましの言葉でも脆すぎる面倒な心は時々勝手に傷付いてしまう。相手は励ましているつもりであってもだ。

なのでここで、「推しが解散し苦しむオタクに言っていいこと、悪いこと」を主観で感じたこと、私が言われたことを中心にメモとして残しておきます。自分が今後周りのオタクを傷付けることがないように書いておきたい。中傷の意図は全くありません。(一応言っておきますが、周りからの励ましの声はとても有難い。有難いのですが、そりゃ無意識に傷を抉られちゃう時もあるよ、人間だもの。友達も家族も皆大好きです、いつもありがとう



簡単に私のことを話しておくと、中学生でV6にハマり今に至りまして、V6の他にお笑いを追っかけたり女の子アイドル(ハロプロ、エビ中、ベビレなど)を見たりもしています。V6の結婚ラッシュ時に少し距離を置いたものの2020年の24HTV前に出戻りし、KinKiやSMAP、TOKIOあたりの世代もやっぱり愛着がある要はJフレSMAPのDD。長野くん担当ですが結局はDD。以上をうっすらだけ念頭に置いて、傷付いたオタクに言っちゃあかん言葉と言っていい言葉とはを考えます。



「いや、自担(長野くん)はジャニーズ残るしええやん」

良くねえ!!!!!!そういう問題じゃねえ!!!!!!!!!!!!

それで「そうだよね〜良かった♡」で済んだら涙なんぞ一滴も流れていない。もちろんグループの中のメンバー個人のみを応援している人だっていますが、多くの人が自担と自担のいるグループのオタクをしている。グループの存在とグループの活動があっての我々オタク。メンバー個々の活動は応援してるし嬉しいことだが、6人全員での活動の尊さと楽しさ、圧巻のパフォーマンスを見た時の感動に勝るものは未だ見つかっていない。それが見れないことの苦しさと悲しさで泣いているのだ。すまない、自担愛とグループへの愛が少し別ベクトルに働いているんだ、めんどくさい人間ですまん。


「まあまあ、別界隈のジャンルの推しがまだいるじゃん。そっちで悲しみ埋めてもらいなよ」

埋まらんわァァァァァーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!(CV:おいでやす小田)

良いか、この苦しみはV6を好きになった以上一生忘れることは無いんだ。それがV6を応援した者の運命だし、ある意味このV6の“今”に立ち会える、6人の終わりを、6人の物語が綺麗な箱にしまわれる瞬間をこの目に焼きつけることが出来て、6人が6人で活動する“今”を直接見届けることが出来て、6人の素晴らしさに出会えて気付くことが出来た幸せ者だという証なのである。

だから私は彼らの解散報道を受けても、「6人を好きにならなきゃ良かった」なんて微塵も思わない。数年ではあるけれど、彼らの“今”を直接リアルタイムで見れて幸せで仕方ない。

そして、ここからは私個人のかなり偏った意見になるが、V6がくれる幸せと他界隈の推しがくれる幸せのカテゴリーはそれぞれ違う。それは勿論、お互いに良い意味で。それぞれ活動分野やジャンルが違うのだからそれは当たり前である。V6が埋められない穴を他界隈の推しが埋めてくれたり、その逆もある。つまりは「V6によって出来た心の穴が他界隈に埋められるなんて都合の良い話は無い」のである。(あくまで私の意見。怒んないで)

表現が正しいのかは分からないが、人間の三大欲求みたいなもので、とてつもない空腹で食欲に悩まされている人の性欲を満たしてあげたとてその食欲は満たされないままである。そしてこの人に「でも性欲は満たされたでしょ?良かったじゃん」という話になるだろうか。いやならない。

結局何個も色んな界隈を推してたところで、心に受けるダメージは何ら変わりない。ただ心を支える柱が少し多いだけで、それも一本倒れりゃそれなりに致命傷になる。すまない友人、結局私はずっとこの心の穴を忘れるくらい幸せになるか、解散後個々の活動を追ったり過去の6人に思いを馳せながら生きていくんだ。



「まあ気持ちはわかるよ、私も昔好きだったグループがさぁ……」

聞!い!て!な!い!すまん!!!それは今度聞くから今はそっとしといて!!!!!!!!!

自分よりも辛いエピソードを聞いても自分そっちのけで他人のエピソードを聞いて病むだけだし、言ってる本人も病むだろうからそんな何も利益を生まない傷の舐め合いは止めよう。結局それぞれのグループや界隈にはそれぞれの事情があるから、貴方の悲しいニュースと我々の悲しいニュースの重みが同じかなんぞ誰も分からない。そういう話をすることにより心配・励まされてる感じが逆に相手の話を聞いて励まさないととすら思ってしまうので、苦しむ真っ只中のオタクに自分語り中心で慰めるのは止めよう。我々も余裕が無いため、相手方の欲しい言葉を出せるかは分からない。


「解散とか脱退とかよく体験してるじゃん、ちょっとは慣れたでしょ?」

慣れるかァーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(CV:おいでやす小田)

慣れてどうするんだ。人より多めに傷を受けただけじゃ。確かにSMAPやハロプロのアイドル℃-ute、レプロ所属アイドルベイビーレイズJAPANの解散、TOKIO長瀬の脱退にその他アイドルの脱退……諸々体験してはいる。大好きな芸人のコンビの解散にも度々立ち会ったし、芸能界引退の道を選んだ者も見てきた。(noteの【03】に記載したことですが)

ただそれらは、乗り越えれば乗り越えるほど慣れるものじゃない。乗り越えて強くはなれるかもしれないが、その度にものすごいダメージは受けてます。ええ。回数を重ねる毎にダメージが減る訳じゃないんですよ。推しが増えたり推しを見届けるうちにこちらも年を取るから段々と周りからしたらダメージが少なく見えてるだけ。あと比べるわけじゃないけど、V6の解散が今までで一番胸に来ているので。

人生の長い目で見たら、もしくは我々の心がかなり落ち着いてきて6人の26年の活動を笑って振り返られるようになったらその言葉も響くかもしれないが、今はあたかもおいでやす小田さんのように叫び返すことしか出来ない(実際は叫んでませんよ、ちゃんと)



ただ、文句のようになってしまった酷い口の悪さのnoteでしたが、これらが不正解で、正解の励ましの言葉があるとは限りません。私からしたら、という本当の主観です。私は気にならないわ、という方だっているはず。あと相手方の口調もあると思う。だから見本にしろとは言いませんが、あまりにもここまで書いて内容が酷いので次からは言われて嬉しかった、少し救われたような気がした言葉をぽつぽつ振り返ります。


「落ち着いたらご飯食べに行こ」

ありがとう。行く。

「思い詰めないで」

ありがとう。がんばる

「良いグループだね、V6」

ありがとう、そうなんすよ。V6っていうんでどうぞご贔屓に。

「これからも仲良くしてください」

ありがとうございます。V6ファンの方からの言葉です。この言葉で嬉しくてまた泣いちゃった。この言葉で、あぁ11月2日からも皆と繋がっていられると思いました。こちらこそ仲良くしてください。



ふう、では健ラヂのアーカイブを聞いてきましょう。あとイノなき、バックナンバー開放してるから今のうちお早めに。ダッシュだ!

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