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ハロコン大阪2020.7.19の話。

こんばんは、とこたです。

例のウィルスでライブ・コンサート・イベントが軒並み中止となっているアイドル界隈。ハロプロもご多分に漏れず、春ツアーを中心に多くのコンサートが中止となってしまいました。そんな中ついに7月11日、厳重なウイルス感染対策を講じた上でコンサートが再開されました。毎年夏恒例のハロープロジェクト全体のコンサート、いわゆるハロコンです。今回はその大阪公演(7月19日)に参加してきたのでお話したいと思います。

1.感染予防対策について

コンサート再開にあたって、多くの予防策が取られています。まず、メンバー、スタッフ同士の密を避けるため全体を3グループに分け、各グループごとに公演を行います。その際、メンバーはハロプロの楽曲ではなく(!)、J-POPのバラードをソロで歌唱します。個々のパフォーマンスについては後述しますので、とりあえず全員歌が上手い!とだけ申し上げておきます。

観客である私たちにも予防の観点からの義務、お願いがありました。入場時、検温・消毒・マスク着用はもちろん、追跡システムへの席番号の登録も義務付けられています。座席も両隣が使用不可になっていましたし、終演後の退場は数列ごとの整理退場でした。ライブの醍醐味ともいえる立ち上がっての応援やコールは原則禁止。こちらはバラードのカバーという超特例の措置により、コールやフリコピなどとは別の楽しみ方を提供することでファンの溜飲を下げた形でしょうか。

これらの予防策は、現実的にメンバー・スタッフ・ファンが行える感染予防としては最大限のものではないでしょうか。1000人規模の会場で行うコンサートをこの条件で運営するのも大変な苦労があると思います。スタッフの方々には本当に感謝しかありません。

2.ファンの側の変化

今回でハロコン参加は5回めなのですが、前回までとの違いが何点かありました。まず、今回物販がなかったのでトレーディング系のグッズを開封・交換している人がいなかったこと。オリックス劇場の前は公園になっており、普段ならそこでグッズを開封、推しが出る出ないに一喜一憂しているヲタクであふれるはず。事務所はそんなことは百も承知なはずなので、物販をなくしたわけですね。
しかし、悲しいことに実際には物販のあるなしに関わらずヲタクは集まって話をしていました。久しぶりに開催されるコンサート、久しぶりに会うヲタ友同士、話をしたいのはわかりますが、ここはグッとこらえてほしかったです……。

次に気付いた違いは、女性ファンの靴です。普段のコンサートなら約2時間立ちっぱなしなので、スニーカーまたはヒールのない靴が大多数です。しかし今回は全員が着席を義務付けられているため、ヒールやサンダルで参加されている方を多くお見かけしました。いままでファンが立って応援することにどれだけ重きを置いていたのかを改めて気付きました。

最後の違いは、双眼鏡率の高さです。アイドルのコンサート・ライブの楽しみ方の一つに、双眼鏡を使って推しメンを観る、というものがあります。コールや振りコピ、メンバーカラーのペンライトを使っての応援が主流なハロプロ現場ではあまり見かけなかったのですが、以前と比べて双眼鏡使用率が目に見えて上がっていました。ステージ上にメンバーが1人しかおらず、しかもスクリーンを使っていないため、2、3階席からは誰が登場したか一瞬わからない事態に。そこで普段は双眼鏡を使っていない人々も、この機会に買い求めて使っていたというわけです。ちなみに私も2階席だったため、10倍の双眼鏡を購入、投入しました。良かったところは、バラードを歌い上げるメンバーの表情まで見えたところ。逆にイマイチなところは表情や目線など視覚情報に集中しすぎて肝心の歌への意識が若干おろそかになりがちだったところでしょうか。こちらは私の不徳の致すところです。

3.個々のパフォーマンスについて

ここからは、Aグループの個々のパフォーマンスについてお話したいと思います。セトリ等ネタバレに当たるかと思いますのでご注意ください。

J-POP、しかも対象年齢高めなのもあって、もしかしたら途中で眠くなってしまうのでは……?という心配は完全に杞憂に終わりました。

特に気に入ったのは船木結『大阪で生まれた女/BORO』、秋山眞緒『春なのに/柏原芳恵』、石田亜佑美『なごり雪/イルカ』、そして小林萌花『私はピアノ/サザンオールスターズ』でしょうか。ふなっきは大阪出身の上、非常にキュートな見た目に反したかっこいい歌声が曲にマッチしていました。まおぴんはいつもの明るいキャラを封印し、つばきらしい儚さたっぷりのパフォーマンス。あゆみんは本当に泣くんじゃないか?と心配になるほど曲の世界観に没入した表情でした。そしてなんといっても個人的白眉はほのぴです。アレンジが原曲よりムーディだったのですが、それが昭和歌謡ショーをみているかのようなマッチ具合。本当に彼女はなんでもできますね…。

私は今回Aグループしか入れませんでしたが、あとの2つのグループも聴いてみたいです。小田さくら『もののけ姫/米良美一』、金澤朋子『Jupiter/平原綾香』、宮本佳林『オリビアを聴きながら/杏里』など聞きたいセトリばかり。事務所様、著作権等難しいとは思いますが、どうか全グループ分円盤化をお願いいたします。

最後に

先日のソロフェス、今回のハロコンと、イレギュラーな形でのパフォーマンスが増えたことで、図らずも個々の向上心が促進されるつつあるように思えます。一昨年の秋のハロフェスもそうでしだが、メンバーのスキルと向上心、創意工夫力には毎回驚かされます。そういったメンバー個々の創造力・向上心が発揮できる場が増えること、またこの状況が収束し、また会場一体となって盛り上がるライブができることを切に願います。

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