「ソロフェス!」感想の話。

こんばんは、とこたです。
皆様、「ソロフェス!」はご覧になられたでしょうか。
「ソロフェス!」は2020年7月4日14-19時で放送されたハロプロの番組です。例のウィルスのせいで、毎年開催されているハロプロ全体のコンサートや各グループのツアーが軒並み中止になった状況で、久しぶりにメンバーのパフォーマンスを見れる機会でした。

しかも、この企画は密を避けるため、各メンバーがソロでパフォーマンスを行い、その内容も自己プロデュースに任されていました。14時~19時の五時間ぶっ通し放送、計52人のメンバーが思い思いのパフォーマンスを見せてくれました(収録は6月20、21日の2日に分けて行われたそうです)。

ここからは、「ソロフェス!」全体の感想と、個人的BEST3パフォーマンスを書いていきたいと思います。

全体の感想①:ハロプロ楽曲の幅広さ

今回、Twitterで曲目の公募を行ったり、曲がかぶることがないように調整はされていたりしたようですが、最終的にどの曲にするか、どのようなパフォーマンスを行うか(ex.ダンスの有無、小道具の使用)は各人に任せられていたようです。その結果、モーニング娘。やベリキュー、ピーベリーから雨ノ森川海にいたるまでハロプロの資産ともいえる幅広い楽曲を聞くことができました。ここ数年でファンになった私のような若輩者が聞いたことがないような曲も披露されており、ハロプロの歴史の奥深さ、沼の底知れなさを感じることができました。

全体の感想②:メンバーの自己プロデュース力の高さ

さきほど述べた通り、各メンバーが自身で曲を選び、パフォーマンスを考えた今回の企画。全メンバーのパフォーマンスを観て、「全員自分が魅力的にみえるパフォーマンスをしてきたな」と感じました。一見意外な選曲はありましたが(島倉りか「ナセバナル」、羽賀朱音「嗚呼 すすきの」など)、どれも自分が気付いていなかったそのメンバーの魅力を感じることができました。
単純な歌・ダンスの巧さを競うのではなく、「自身のアピールポイントはどこか」をそれぞれが考え、日々研鑽を積んだ技術で伝えたからこそ、5時間の長丁場でもまったく飽きることなく観続けることができました。
一点だけ残念な点があるとすれば、衣装はツアーなどの流用で個々人のプロデュースができなかった点で、よりパフォーマンスが魅力的にみえる衣装があったのでは、と思わずにはいられません。

個人的BEST3パフォーマンス

ここからはより個人的な見解、多分に私情を挟んだ意見になりますので、どうぞそこのところ御留意いただきたいです。

1. 金澤朋子 「思いあふれて/松浦亜弥」
個人的な1位はあえて歌だけで勝負に出たかなとも。奇を衒うことなく真っ向勝負に出たメンバー(小田ちゃん、タケちゃんなど)のなかでも、もっとも「ソロ歌手」として聴くことができました。もっと聴いていたい、と素直に思ったパフォーマンス。単純すぎる感想ですが、ど真ん中160kmのストレートにはどんな言葉もいりません。唯一無二の歌声にどっぷり浸れるソロライブ、第2回の開催を切に願います。

2. 石田亜佑美 「忘れてあげる/アンジュルム」
2位はメンバー投票でも2位だったあゆみん。得意のダンスを存分に生かした曲を選ぶのかと思いきや、あえてダンスを封印し昨年のバースデーイベントでも行った「ミュージカル風1人芝居」に再度挑戦。しかも今回は事前の説明等はできない中、しっかりと曲の世界観を表現していました。歌って踊る以外のことをしてきたメンバーの多くがネタに走る中(かえでぃー尽くしのフリップ芸で13期カプヲタを撃沈させたよこやん、間奏中に本当にラーメンを食べ、あまつさえ自撮りまでしていたえりぽんなど)、「歌・ダンス以上の表現」を最も形にしてきたのがあゆみんだと思いました。メンバー投票の結果にも納得です。

3. 川村文乃 「素直に甘えて/Juice=Juice」
今回のMVPに選ばれたかわむーが個人的3位です。アンジュルムでも少しずつ見せる機会が増えてきた、大人の魅力たっぷりのパフォーマンス。ハロショでのイベント時に、かつて習っていたと言っていたタップダンスも、曲に新たな魅力を吹き込んでいました。歌、ダンス、そして+αの要素。すべてのバランスがとれていたパフォーマンスで、納得のMVPです。

+1 キャラクター賞. 山﨑愛生
先輩の中にも、緊張から笑顔が硬かったメンバーはいました(それだけ真剣にパフォーマンスに取り組んだということで必ずしも悪いことだとは思いません)。しかし、デビュー1年たらずでめいちゃんは「100%の笑顔」という魅力を存分に発揮できていたと思います。これから多くの経験を積んでいくなかでも、この天真爛漫さは失わないでほしいなぁと思ってしまいました。

最後に

長々と語りましたが、「ソロフェス!」はツアー・コンサートができない状況だからこそ生まれた番組だということを忘れそうになるくらい素晴らしい番組でした。困難な状況下でも、なんとかメンバーの魅力を多くに人に届けようと努力してくださったスタッフの皆さん、そしてもちろん短い準備期間の中で最大限努力し結果を出した各メンバー自身に大きな拍手を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?