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初版の誤植とお詫び。

2月に上梓した拙著『おもちゃ 河井案里との対話』(文藝春秋刊)をお買い上げのみなさまへ。

 目を皿のようにして、なんども、なんども確かめたつもりでしたが、初版にこれだけの誤植がありました。電子版は修正済みです。紙版は第二版以降に対処いたします。誠に申し訳ございません。

 以下が、正誤表になります。

●P135 第三章 広島県政のヌーベルバーグ/ドンとの邂逅

【誤】さらに、地元選出の衆院議員であった池田勇人とは同じ1899年(明治32年)生まれでありながら、県内の保守勢力を二分し、総理在任中の池田を悩ませた。
【正】さらに、地元選出の衆院議員であった池田勇人とは同じ1899年(明治32年)生まれでありながら、県内の保守勢力を二分し、総理在任中の池田を悩ませた。

●P243 第七章 もらい事故/「ヤメ検」が動く

【誤】家族の登記簿を見るとふたりの「借入能力」が明らかになる。
【正】家族名義の不動産登記を見ると「借入能力」が明らかになる。

●P264 第八章 死ぬ瞬間/夫婦で読破した伝記

【誤】これほど大規模な捜査は特別捜査部を擁する広島地検といえども、単独では難しい。
【正】これほど大規模な捜査は特別刑事部を擁する広島地検といえども、単独では難しい。

●P265 同上

【誤】私が安永の存在を案里に紹介したのは彼女と同じ九州生まれで、慶應の同窓という共通項だけでなく、齢96まで波乱万丈の人生を送る中でこんな言葉を残したからだ。
【正】私が松永の存在を案里に紹介したのは彼女と同じ九州生まれで、慶應の同窓という共通項だけでなく、齢96まで波乱万丈の人生を送る中でこんな言葉を残したからだ。

●P297 第九章 とりまく女たち/右腕だった女性秘書

【誤】その間、被告人自身が質問することはできず、声を発することさえ原則認められていない。
【正】その間、被告人自身が弁護人を介さずに質問することは原則認められていない。

●P309 同上/菅義偉から「がんばれ」

【誤】の選挙でも公明党支持者の集会に現れ、「母」を歌った。
【正】娘らの選挙でも公明党支持者の集会に現れ、「母」を歌った。

●P315 第十章 金毒/姉の献身

【誤】拘留中、母は克行のもとに差し入れに訪れることはあったが、娘のことはスルーしていた。
【正】勾留中、母は克行のもとに差し入れに訪れることはあったが、娘のことはスルーしていた。

●P334 同上/「巨悪は出てきません」 

【誤】当時の特別捜査部長は現在弁護士の郷原信郎。
【正】当時の特別刑事部長は現在弁護士の郷原信郎。

以上になります。

 すでにお読みいただいた方々はいま一度、お手持ちの拙著でお確かめください。
 「これから」の方は、留意して読み進めてください。

 謹んでお詫び申し上げます。

 2022年5月7日

  常 井 健 一

『おもちゃ』執筆のための取材ノート。計20冊(うち大判ノート16冊)



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