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横川ひとり旅は、鉄道文化村と廃線ウォークの旅(2023年10月18日)

私はいわゆるサラリーマンです。休日はいわゆるカレンダー通り(土日祝日)です。
なので、平日休みは「用事がある時に有給休暇を使って休む」ことがほとんどで、何かしら予定が入っています。
ですが、たまに土日に出勤することがあり、その時は振替休日を取得することができます。
この時の振替休日は、「何も予定が無い平日休み」になることが多いです。

先日、久しぶりにこの「何も予定が無い平日休み」をとることができました。歯医者に行こうか、銀行に行こうか、普段は混んでるアウトレットでショッピングでもしようか…。
いや、待て。時は10月。天気予報は晴れ。
こんな行楽日和にそんな体たらくでは、乗り物好きの名がすたれます。
ここは、休日だと行きにくい、でも乗り物好きなら一度は行きたい、アソコに行こう!!

ということで、私は鉄道文化むらに行くことにしました。

なお、鉄博ではありません。あんなオシャレでハイソなところは、何を着て行ったら良いか分かりませんので。
(ドクターイエローTシャツとか着ないと、浮いちゃうんでしょ?)

鉄道文化むらとは、JR信越線の横川駅に隣接する、鉄道テーマパークです。
北西関東民の私は、軽井沢へ車で行く道中でいつも通り過ぎるのですが、休日はいつも満車で、「今日もお子ちゃまいっぱいだな〜。中年1名がまぎれこむのは厳しいな〜。」と指をくわえながら眺めていた憧れの地でした。
平日なら、来場するのはせいぜい中年鉄オタくらいだろうと予想しました。

◼️たびの当日
今回の旅は自宅最寄りのJR駅からスタート。北西関東民なら一度は乗ったことがある両毛線で、高崎駅へ向かいます。
両毛線の写真は撮っていません。何故なら、通学・通勤ラッシュの人混みの中で、写真を撮る勇気が無かったからです…。
こんなに乗客がいるなんて、両毛線は昔も今も北関東の大動脈ですね。
(もちろん都会のラッシュに比べたらスカスカ状態ではありますが)

制服さんやスーツさん達と一緒に揺られて、高崎駅に無事到着。
乗り換えで信越線のホームへ向かいます。

信越線は4両編成。そんなに人が乗るんか。
信越線。両毛線と同じ見た目。
クモハ
回転幕最高
車内は少し混雑していましたが、私の横には誰も来ませんでした。
鉄塔と岩山。最高。
横川に到着
運転席越しの行き止まり
降りてみても行き止まり

車窓を楽しんでいたら、あっという間に横川に到着しました。
当日の天候は雲一つない晴天。気候は薄手の長袖Tシャツでちょうど良い感じ。最高の文化むら日和です。
横川の駅を出て左へ向かい、そのまままっすぐ進むと・・・

そうそう、これを見にきたの!(違う)

なぜか駐車場に2階建てバスが!!!!
この駐車場には、よく軽井沢行きのJRバスが停まっていたりしますが…。今日は2階建ての車体で運行なのか?それならそっちに乗りたいんだけど。
とにかく嬉しい出会いでした。

浮気はこれくらいにして、目の前にある鉄道文化むらへ向かいます。

本命はこっち

入園前に、まずは園内マップを確認

度重なる張り替えと擦れで、よく見えない。

気を取り直して、展示車両の情報を確認。

度重なる張り替えと擦れで、よく見えない。

まあいいや。どうせ全部巡って見るしね。

ここでトロッコ?がお出迎え。
入場券は自販機で購入
入口でハサミを入れてくれました✂️
早速入場!
新幹線ロボ?とイケメン2名がお出迎え。

私は鉄道が好きですが、マニアとしての知識と記憶力が全く無いため、ここからはとにかく写真で雰囲気を伝えるだけの内容となることをご了承ください。

碓氷峠で活躍したアプト式
アプト式が登った66.7パーミルと、そこに直面させられる特急あさま。
わい、そんな勾配降りられへんで。
国鉄マークかっけーな。
こちらも碓氷峠で活躍したEF63

EF63は静態保存はもちろん動態保存もしてあり、この日は動いている姿も見ることができました。

そしてこのEF63から、怒涛の貨物ラッシュ。

三菱
東洋電機と汽車製造
川崎車両
HITACHI
手前から631、532、58172
631は東芝
お召し列車を引っ張ったことがある(らしい)58172
「門」というのは門司所属ってことで合ってますかね?
三菱
EF3020の中間台車DT118も三菱製
日立
DD531は除雪機関車だそうです。
汽車製造
その下にブレーキ装置製造 田積工場って書いてあるが、何のことかわからない・・。
バカでかい車両もありました。
日立
積載35t、自重154t。自重が積載量の5倍って。
でごいち
部品にもD-51って刻印してある。
郵便を運ぶやつ
パーリーピーポーを運んでいたお座敷列車
高級感溢れる内装


朝の番組名にありそう
鉄道省のフォントがかわいい
小倉と大宮の出会い
EF62と63の説明
中を覗ける車体もあります。
EF63(だったかな?)の運転席
愛されてたんだね。
駅グッズ?も多数展示されていました。
いい天気やなあ。
そっすね。
ほんまいい天気やなあ。
そっすね
そっすね
そっすね
そっすね
たまにいる偽物
バラストはいたるところにある。


25パーミル


ここまでで、ほぼ園内一周しました。紹介しきれない展示が、まだまだたくさんあります。サクサク見て回りましたが、それでも1時間半くらいかかりました。
とにかく山ほど車体があります。山ほど。最高です。
また、動体保存されているEF63が1本のレールを行ったり来たりと運転されていて、動いている様子もよく見ることができました。

園内にはキレイなマップがありました。
暗号としか思えない。
マンホール蓋も最高。

当日はやはり平日だからか、人はかなり少なめでした。たまにバズーカカメラを持った人がいるくらいでした。なので写真も周りに遠慮せず撮り放題。
鉄道好きの大人が来場するなら、やはり平日が良いですね。

さて、散々写真を撮って散策したし、午後は歯医者入れちゃったし、そろそろ帰るかな。

ん???

「アプトの道」
そういえば、横川には廃線跡を活用したハイキングコースがあると聞いたことがあります。
これか!!!アプトと同じ勾配を体感できるんだね!
これは行きましょう。
暖かい陽気のハイキングということで、自販機で水分を購入して、いざかまくら。

これから汗ばもうというのにホットを購入するアホ
道はこんな感じ。
碓氷峠の関所跡
自転車は侵入禁止
整備されていて歩きやすいです。


ハイキングコースの横には線路が。
トロッコが通るようです。
右:廃線跡のハイキングコース
左:トロッコの線路
高速道路の橋梁が見えてきました。
真下からの眺め。かっこいい。
コース脇にはバラスト(たぶん)があります。
途中にあるオシャレカフェ…じゃない、丸山変電所跡。
トロッコの駅
バラストの感じが、当時の鉄道があった風景を残しています。
建物のかなり近くを通っていたんですね。
紅葉はまだあまりしていない。
鉄橋
途中でひらけた所に出たと思ったら、交流館の表示。
峠の湯という日帰り入浴施設もありました。
そしてトンネル!いや、隧道と呼びたい。
レンガづくり
要石は無い
(必ずあるものだと思っていました)
中は灯りがついているので、安心して歩けます。
いろんな色の染み出し跡
トンネルを抜けると、そこは道。
中山道
NAKASENDOU
第二橋梁

ハイキングコース入口からこの第二橋梁まで、約50分の道のりでした。
この後にはトンネルがさらに9個、そして国重要文化財の第三橋梁(めがね橋)もあるのですが、私は本日午後に歯医者があるため、横川駅を12時に出ないといけないのです。
ということで、今日のハイキングはここまで。この先は、また次回にとっておきましょう。

来た道をのんびりと戻ります。

途中でトロッコに遭遇。
後ろから健気に押す機関車

トロッコは、旧信越線の下り線路を使って走行しているらしいです。
信越線としては廃線したものの、レールは現役なのか。

鉄道文化むらまで戻ってきました。
小学生?の旅行に遭遇。
赤いJRバス・・・だと??
正しいJRバスはこれ。
軽井沢行きの乗客が多い場合に備えての、予備かな?

という感じで、バス好きにも嬉しい風景も楽しめる横川散策を終えました。

では、横川駅へ行って帰路につきましょう。

限定色のお釜が欲しいんだけどな〜。
ここにはありませんでした。
帰りもよろしくね!

◾️かかったお金(ざっくり)
電車 約2000円
入場料 700円

◾️今回の旅の結論
 鉄道文化むらに行くべき回数
 ・バスオタ 10回
 ・鉄オタ 100回
 ・バラストオタ 1000回
 ・廃線オタ 1000回
 ・貨物オタ 永住

次はどこに行こうかな。

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