「ミステリと言う勿れ」@2023.9.15

こんばんは～🥰🙌🏻
今日は、朝一番から映画を観に行ってきました！

「ミステリと言う勿れ」と「アリスとテレスのまぼろし工場」。
両作品とも今日から公開の作品です。

昨日、応援中の【ちゃーじ】の見どころを、それこそこのnoteに纏めている時に、フッ・・と思い立って決めました。

一つだけ、気が掛かりだったのは、両作品とも原作があって、「ミステリ‥」の方はドラマ化されて、当時とても盛り上がっていた作品。
なのに、時間が無くて、全く何にも触れていなくて‥。
もしかしたら、せめてドラマは見て行った方がより楽しめるんじゃないか、ということでした。

だけど‥それは‥
まったくの杞憂でした。

「ミステリと言う勿れ」

莫大な遺産を巡り、歴代、何人もの謎の死者が出た、広島の名家「狩集家」。当主が亡くなり、正当な相続の権利を持つのは、なぜか４人の孫たち。もう、初っ端からきな臭い‥
おまけに、おまけに、その中で相続できるのは‥たった１人。

実は、この狩集家には、４つの蔵があり‥
それぞれには名前が付けられている。その４つの蔵の中のものを、
すべて過不足なく整えた者が（それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ）相続出来る。という、またなんとも訳が分からない条件なんです。
でも、なぜかその場に居合わせる整くんが言った一言‥
（ひとつ足りない‥）って言葉も意味深で‥。

なんならオープニングに出てくる、その孫の１人となる本作のヒロインと‥
そのヒロインと菅田将暉くん演じる、久能整くんを引き合わせる、永山瑛太さんが初見者には一番怪しく見えて（妖しくてかな‥）‥。

そこから、ひとつ、ひとつ、丁寧に伏線が張られてて‥
事情としてはとても突飛だったりするけれど、ロケ地となった、広島や岡山県倉敷市などの風情ある景色、由緒ある建物が醸し出す雰囲気が‥
そんなモノ吹き飛ばしてしまう力もあったと思います。

あと、この一族の悲劇を芝居にした「鬼の集」っていう朗読劇が出てくるのですが‥。ふつうの人が、ふつうに考えれば、そんな話あり得ないってなるのに‥、ある条件が整えば、それが殺人でさえも正義だって考えてしまう。そんな人間の愚かさ、恐ろしさ、怖さを感じた作品でもありました。

それにしても、主人公の整くんが何気に呟く言葉がどれも琴線に触れてきました。特に‥「コンクリート」のあの言葉は、作品中ずっと響いていました。

そして、ラスト近くで松嶋菜々子さんが出ていらっしゃるのですが‥。
松嶋さんが、みんなにあるモノを手渡されていく‥。
そのシーンはもう号泣でした。

※「アリスとテレスのまぼろし工場」はまたあらためて感想をアップします🙇🏻‍♀️　こちらも、めちゃめちゃ面白かったです！！

リアルで、キリキリして、生臭い。
良い意味で、人の体臭とか、息遣いとか、生々しさ、エグみを感じた作品でした。本作も、絶対オススメです！