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大喜利ファミリーカップの話①

大会に出るまでの経緯とか、大会に出るために何をしたとか、当日の話とかを思い出せた限り書いていきます


特効さんは燃え尽きていた

1月29日 大喜利天下一武道会本戦
初めての大きな実績、初めての東京大喜利大会、そして観客100人越えの大舞台。結果は1票(客票0)で敗退という情けないものだった
その後の打ち上げにも寄らせてもらう。今まで会えなかったような人達と話もできて、それはとても楽しかった
けど宿泊施設に帰って思い返した時、全く自分の大喜利が及ばなかったこと、応援してくれた方達の期待に応えられなかったこと、そしてこれからも【大喜利天下一武道会 本戦進出】という手にした実績と向き合わなければならないことに押しつぶされそうになっていた

この出来事が徐々に自分に影響を及ぼしていった。そして燃え尽きていていった。色々な人に「天下一見たよ!」と言ってもらう度に嬉しくなるのと同時に、本戦で結果を残せなかったこと、予選の時の自分を自分で再現できない申し訳なさも感じていた

2月16日 大喜利ファミリーカップ 開催告知

告知を見た私は呟いた

簡単に言うと「面白そうな大会だけど自分には関係ないや」である。誰かのファミリーに入れてもらおうという発想も、自分が家長になってファミリーを作ろうという考えもなかった。何せ「大喜利で勝つためなら自分はいらないし、大喜利を楽しむためとしても自分はいらない」と思っていたからである

2月19日 オオギリBCT2023Winter
結果は0勝2敗で敗退、完敗だった。試合をやりながら「あ、燃え尽きているな」という感覚と、それでも諦めたくなくて悪あがきしている感覚があった。この時点で自分の中で燃やせるものはすべて使い果たしたような気がしていた
でもその日の出来事で印象に残っているのはBCT終了直後にGERAPPROJECT vol.26を観に行くために紅鶴から楽屋Aにダッシュしたことである。決勝が長引いていたら途中抜けしてたし、ストレートで勝負が決まったとはいえ走らないと開演までに間に合わない状態だった。あんなに走ったことはなかったな~w


特効さんに一通の招待状が届いた

2月20日 オオギリシャシンBCT(バッスイングセンタートーナメント)
大会みたいに言っているが、BCTで撮った写真を選抜するスペースをやっていただけである
そんなスペース中にDMが届いた。眠都さんからの「ファミリーを組みたい」という誘いだった……多少は迷ったが、1分ぐらいで「喜んで参加いたします」と返した。求められるなら応えたいと思ったのかもしれない。何よりボケクエ6を経験してチーム戦が楽しいということはわかっていたので、単純に「出たい!」という意思が強くなったのだろう
この時点ですり身さんを誘おうと考えていることも教えてもらった。どうなるんだというワクワク感があった。ケータイ大喜利のレジェンドとメジャーが同じチームで戦える、こんな夢みたいなことはないでしょう

正式な発表の前に、何人かには「ファミリーカップに出る」ということを伝えていた。例えば打ち上げの別れ際に「ファミリーカップをお楽しみに!」と宣告した。ある人とは電車の中でお互いに「誰と組んで出るか」を明かしたこともあった。「チーム戦はいい経験になる」と言ってくれた人もいた……が、その人も参加するとわかった時には何だか「やりやがったな!」と思った


特効さんは春を待っていた

3月5日 大喜利総決算
待ちに待った大会は烈火の章1回戦Eブロック 同率4位で敗退だった。同率4位と言えば聞こえはいいが、要するに3人が客票0で終わったということである
この後に東京へ行ってしまうウッド原動機さんとしょっぱいパンさんに不甲斐ない姿を見せてしまったことは未だに心残りである。あの時の自分はひどいものだった、動画見られるの恥ずかしいな

関西の大喜利絡みで打ち上げに初めて参加したのもこの日だったかな。酒が飲めないこと、自分は他の人と比べて面白くないと思っていたことが負い目でずっと参加できなかったけど、天下一本戦という実績を手にしてようやく混ざる勇気が出た感じである……関西大喜利グランプリのどこかで参加する勇気があればまた違う大喜利人生になっていたかもしれない

3月17日 大喜利ファミリーカップのエントリーが通る

「うおー、参加できるー」という喜びを感じた

期待してくれている人もいるとわかった
だと言うのに私は未だに燃え尽きており、「春はまだかなぁ」とぼやくBOTみたいになっていた……このままじゃよくないと思った私は、とりあえず4月から大喜利会に参加しまくる決意を固めた。春になったらちゃんと復活しだすことに賭けたのだ。万馬券なりに「やってくれるかもしれない」という期待は持たせておくべきでしょ?

続く

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