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奇跡の起こし方②

模擬面接へなんとか出発した私たち親子…
ここまでのお話は以下の記事をお読みください。↓


電車に揺られ、隣でうつらうつらとしている息子。
「これ、大丈夫か?」
という不安は増すばかり^^;

「うまくできるかどうか?」
ではなく
「チャレンジするかどうか?」
に意味がある。

そんな考えが湧いてくると
「この電車内に今居るだけでも、チャレンジだよなぁ」と思えてきて
パチッとコソッと記念写真を撮った。



学校に着き、出迎えを受けて「お名前は?」と聞かれて
とっさに答えている息子の様子を見て、
「お!前回とまた反応が違うな」と気づいた。

この感覚は、母でないとわからないかもしれない。

なにかを問われたとき、一旦問われたことを飲み込み、どう答えるべきかを考える時間が長い慎重派だったのだが、このときは反応で答えていた
(もちろん「名前」という簡単な問いだったのもあるけど、それすらも、以前は答え方に慎重だったことを私は知っている)


そうして、大部屋に入り、他の生徒・親御さんと一緒に入試の説明を受ける。前回の説明会では、緊張からか、かなりきつい腹痛に襲われ、途中退出した経緯があるから、ここに来ても気が抜けない・・。

ここで、必要以上に不安にのまれないコツを。

最悪を想定するときは、それが起こったときへの対処法を確認すること



このときは
「説明中に息子が腹痛を起こしたら…どうしよう?」
という不安に対し、

「腹痛を起こしたら、前回と同じく、一旦退席させてもらって、トイレに向かおう」
という対処法を確認して、
それで、一旦、グルグル思考は終了!

そうこうしているうちに、説明は終わり、個別で模擬面接をするとのこと。

「面接、苦手…。無理やで」
と、行きの電車内で模擬面接があることを知った息子が言っていた…。

「これ、どうなるんやろう?」と半ば他人事のように感じたまま、
「最後まで体調悪くならなければいいな」とだけ願いつつ、入室。

そうして始まった模擬面接。


「緊張してますか?」という先生からの問いに対して
「いや、あんまりしてません」と答えた息子。

これを聞いたときに
「あ、大丈夫やな」と思った。

前回の訪問時は「緊張する」って言ったあとに、腹痛が出ていたから。

「緊張しない→腹痛は大丈夫」

という私の単純な思考…(^-^;

「途中退出を促すという私の役目はなさそうだ」とホッとして、
先生と息子、二人の会話(ではなく模擬面接ですけど…)をゆったり聞くことにした。


すると…

「なぜこの学校を志望しましたか?」
「入学したらがんばりたいことは?」
「将来の夢はありますか?」
「自分の長所や短所は?」
などと、次々に繰り出される先生からの質問に対し、

息子は、言葉に詰まることなくさらさらと答えているではないか!

(え、面接苦手って言ってたのに…?)

昔、私は新卒採用の面接官をしていたのだけど
まったく準備せずに、こんなにペラペラと話せる子はあまりいない。
私でも無理かも…

学校を志望した理由なんて、息子は私にも明確に説明したことがないのに、初対面の先生に対して的確に説明していて…
本当に心から「ほぉ~そうだったんや~」と感動しながら聞き入っていた。

先生も感心した様子で
「すごいね。もしかして家で練習してきたの?」と尋ねる。
(今日模擬面接があること自体、電車内で通達したので、もちろんまったくなど練習してない…)

「本とかめっちゃ読んでる?語彙力が高い」とか
「とにかく声がいいわ」とか
(私は息子が小さい時から笑顔が大好きだったから、よく笑顔を褒めていたけど、この声を褒めるというのも、すごくいいなと思った。)

先生からの反応もすごく心地よいものだった。


そうやって、感動にふけってリラックスしていた私だったのだけど…、

ふと
「お母さんに質問してもいいですか?」と先生に尋ねられた。

そうだった!

親子面接だったわ…

すっかり油断してた(^-^;

慌てて、ピシッと姿勢を正して、「はい、どうぞ」と答えた。

すると先生は
「お母さんから見て、〇〇くんの長所と短所はどんなところですか?」と聞いた。

・・・

おっと。すぐ浮かばない。

「さっき、息子が言った長所とかぶったらまずいですか?」と聞いてみる。

「どちらでもいいですよ」と返してくれる。

でもここは私の力の見せ所だ…。

「長所は、物事の本質を一瞬で見抜くところです」
「短所は、そんなすばらしい力を持っているのに、自分の実力を信じ切れていないところです」
と本人の答えとは違った視点で答えることができた。

親育ちコミュニティmomcomで
「親バカroom☆子どものいいところ100個!」のコーナーを作っていたのだが、
「あのとき、思い切り書き出しておいてよかった!」と思った瞬間だった。


momcomメンバー限定Facebookグループに書きこんでいた実際の内容

息子は、
物事の本質を一瞬で見抜くからこそ、言われたことをただやればいい場面でも納得できずに行動できなかった。

でも、物事の本質を一瞬で見抜くからこそ、何かについて意見を問われたらちゃんと自分の意見を述べられる。

「出る杭は打たれた」という経験をこれまでにたくさんしてきたんだろう。

でも、
出る杭も打たれないし、出過ぎた杭はさらに伸びることができる

「そういう世の中もあるんだ」ということをこの学校で学んでほしい。

これがきっと私の願いだ。


今回、私自身が模擬面接で先生から問われて言語化できた。

「あなたはすばらしい子だよ」
「自信持ってほしい」
って、いつか子どもに伝えたい。
いつか子どもに届けられたらいいな。

そう思い続けてきて、伝えられるタイミングが、この模擬面接になるとは、想像していなかった。

この言語化のために、私は今まで発信を続けてきた気がした。
「もう発信を辞めてもいいかも…」とちょっと思いながら帰宅の途についた。

いつも支えていただいているすべての人に感謝☆

「奇跡」って起こすものではなくて、気づくもの。

気づくためには、ママが自分の感覚を信じられる状態に整えておくことが大事。

これは、急にできることではありません。

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