お勧めワールド備忘録④「パーティクルライブ」編

VRChatでは「パーティクルライブ」と呼ばれる、音楽に合わせて光の粒や光線、物体や歌詞を表示させることにより立体的にミュージックビデオを演出する手法が存在します。3Dゲームやアニメーションでは既存の技術ですが、VRではその内側で体験することでより没入感を高められる利点があることから、VRChat内でも研究しワールドも作成されているわけです。今回はそうしたパーティクルライブ(及び似た演出のもの)の見られるワールドをいくつか紹介しようと思います。

注意)パーティクルライブは性質上、光の点滅や視点操作や浮遊、大音響を含むものがありますのでそういうコンテンツに障害や苦手意識がある方は慎重に視聴してください。

1.「REIMHAK'S VIRTUAL LIVE WORLD V2 」

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by Reimhak
ライブステージ上でダンサーさんが曲に合わせて踊るタイプの最もスタンダードなタイプのパーティクルライブが数曲楽しめるワールドです。ボカロ曲などのなじみのあるアニメ曲や初音ミクモデルも登場するので最もとっつきやすいのではないでしょうか。

2.「VKET3 NEOSHIBUYA-ERROR 」

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こちらはヴァーチャルマーケーット3の公式アーカイブ会場ですが、中央のライブ会場にパーティクルライブが一本収録されています。曲目はMiliの「world execute(me);」。元は2D的なファンムービーであったこちらを3Dに再構成したものです。周囲全体を包み込むエフェクト、ムービーに合わせて自分の姿も色や点滅をする演出があり没入感が高いのがいいですね。

3.「MITSURIN SENSOU」

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by Fetal Erorr
ちょっと過激で長いタイプのパーティクルライブ。
曲目はUNDERWORLDの「REZ/COWGIRL」。前半のメロディ部分はスポーン地点のステージがひたすら爆撃されたり撃たれたりで戦争を表現。歌詞の部分に入るとロケットが打ちあがり一緒に宇宙へと舞台は移り宇宙戦争や精神世界の描写がされる……と壮大な世界観を演出したパーティクルライブです。
前半部分は攻撃を受けるとリスポーンするのですが、何度やられても最後まで見られるので騒がず視聴を続ける方が正解かも。(たまにアバターの姿勢がバグるのはアバターを変えると治ります。)
登場するNPCやオブジェクトは同作者の「MITSURIN ATOCHI」にも登場するのでそちらも訪問しておくとより世界観が理解できるかもしれません。

4.REMIITO`S PARIPI WORLD

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by れみーと
パーティクルライブ近隣ジャンルである「パリピ砲」と呼ばれるものを展示しているワールドのひとつです。「パリピ砲」とは主に重低音のメタル系の音楽を用い色変更・視界揺らしや回転、クライマックスにビームと過激な演出を特徴としたもの。人を選ぶものの「だがそれがいい」という愛好家も多く日々研究されています。
同ワールドのパリピ砲は登場するオブジェクトなども独自モデリングしたり単純な点滅のみでない独自演出が多く飽きの来ないつくりになっているのがひときわ良い感じです。展示室も美術館のようになっていてお洒落ですね。

5.「LIFE - CINEMATIC EXPERIANCE」

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by Qyr
これもパーティクルライブ的なものの亜種と言えるでしょう。タイトル的には映画寄りでしょうか。スタートと共にアニメーションが始まり、プレイヤーがワールドを進んだり若干のアクションを起こすことにより次の場面に進む、という仕組みの双方向性のある演出を持ったワールドです。
簡素な短編ではあり派手な演出こそないものの、その語られる内容は哲学的でもあり結末には考えさせられます。

以上、いくつか挙げてみました。パーティクルライブはその没入感や3Dを生かした演出がVRにぴったりだと考えているコンテンツなので、個人的に今後の発展を期待したいジャンルですね。

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