暴太郎戦隊ドンブラザーズ42話「ドンびきかぞく」感想

 元ネタは万引き家族なのは言うまでもないんだけど、昨今のファミリーアニメと言えばあれだろう。そう、ミックスカオス。

あらすじ

 家族を標的にする詐欺師を捕まえるために偽装家族を作り上げた猿原。妹はハルカ、兄は猿原、母は雉野。ハルカの彼氏が犬塚、彼氏2号がジロウの編成。助 け て く れ

隠し事だらけなんだが

 疑似家族を演じようとする辺りに猿原らしい回りくどさがある。詐欺師をとっ捕まえるだけならドンブラザーズにアバターチェンジして、詐欺の現場を押さえれば済む話。でも相手の土俵にまずは乗るのだ。乗ってどうするって話なんだけどさ! そもそも妻役にみほちゃんとか呼んでこい雉野! 危険が及ぶかもしれないからってまだ家に軟禁しているのかな? 怖!

アドリブだらけの果てに

 詐欺師の手口は「信用されているすきを突いてドアの内鍵を開け、深夜に忍び込んで泥棒する」。それ、詐欺師ではなくただの空き巣カテゴリでは?

 どういうわけかこのカオス✕ファミリーを本物の家族と信じた詐欺師は、何も知らずに深夜の猿原邸に侵入。眠りこけた犬塚、寝ぼけて変身する鬼シスター、起きてた闇ジロウに詰め寄られる、頑張って家族だと嘘つこうとして死亡するタロウに正気度はガリガリ削られる。ご愁傷さまである。

 そしてあまりの恐怖に耐えきれなくなった詐欺師は逃走しながらヒトツ鬼になってしまった。またコイツラは自発的に怪人を生んでいるぞ!?

幸せを噛みしめる

 嘘だらけの家族ごっこであったが、犬塚にとってはこの上なく貴重な時間だった。そりゃあそうだ、気心の知れた仲間がいない状況で国家権力から逃げ続けていたら心の休まる暇などあろうはずもない。一家屋根の下で何の心配もなく眠りこけることが、彼にとってどれだけ救いになったか。

 クリスマスに放送するなら前回「サンタくろうする」だろうと思っていたけど、一家団欒の幸せを示すならこの回に軍配が上がります。次回は椎名ナオキの正体が! 私の予想は当たるのか!

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。