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スモークマシンの修理

故障で入庫したスモークマシンを早速バラしにっ♪
外装は錆でかなり傷んでるものの、内部は漏れリキッドも溜まっておらず腐食は少なめっ。
錆がいろんなところに着いてしまうため、作業前にトップカバーの表面を軽く削ってカッティングシートを貼りましたっ♪

バラした状態で、電源を入れてみたところ
*ヒーターのヒートアップはOK
*ヒーターのサーモスイッチの動作もOK
*Readyインジケーターも動作OK
*Ready状態で、噴射スイッチON→しかしリレー音のみで電磁ポンプが動作しない。事象再現しました。

PD開始
1:電磁ポンプを外して、再度ヒートアップ、Ready状態で噴射スイッチをON→電磁ポンプ駆動用コネクタに電源供給されていることを確認OK。
2:この時点で電磁ポンプの不具合の可能性が高い。
3:電磁ポンプ単体にAC100Vを供給→動作しない(音も出ない)。
4:この時点で電磁ポンプの不具合が確定
5:電磁ポンプを分解、簡易清掃、グリスアップ(WAKO製ラバーグリスでOリング類をクリーニング)
6:電磁ポンプを組み立て後、電磁ポンプ単体にAC100Vを供給→動作OK
7:リキッドタンク電磁ポンプを取り付け、クエン酸水で動作を確認→動作OK(ある程度の圧力で水が出るので動作はOK)
8:一旦全部組み立てて、動作を確認→スモークの出が悪い
9:ノズルを分解、清掃を実施
10:全部組み立てて動作を確認→動作OK但し、電磁ポンプ側の圧力が標準より高いと感じることから
ヒーターコア内のスラッジにより、効率が悪化していると推測される。
11:高濃度のクエン酸水を使用して、1時間をほどテスト運用→動作OK

本体の噴射スイッチも、あまり良い状態ではない。
スイッチOFF時に300KΩ程度の導通があり、水分を含むリキッドが入り込んでいると思われる。(交換推奨)

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