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ポンジュノ・スコセッシ・まーごめ180キロ

2022年1月にやったお笑いライブを『まーごめ180キロ』という映画にしました。

映画と言ってるが、何を持って映画なのか。お笑いライブの記録映像かなとも思いますし、映画のはじまりリュミエール兄弟の『工場の出口』より少しは映画かなとも思います。

インド人が「0」を発見したように、ママタルトが見つけた「まーごめ」の面白さ、大鶴肥満の数奇な運命が評判を呼び、現在、東京・京都・名古屋・大阪・兵庫と全国5都市で公開される予定です。

個人的に、よく格好いい映画を見に行く渋谷パルコのホワイトシネクイントで公開されたのは本当に嬉しかったです。

『まーごめ180キロ』に関わってくれた出演者・スタッフ・劇場関係者・お客さんに感謝です。

文脈がわかっている人であればあるほど楽しめる、間口は狭めの人を選ぶ映像かなと思うのに、劇場公開が広がっているのは不思議です。

映画化するにあたって再編集するときに、もっとわかりやすくしたり、内向きすぎるところは削ったりしようかとも思ったんですが、ポンジュノが『パラサイト』でアカデミー賞を受賞したときのスピーチを思い出してやめました。

ポンジュノ「私が小さい時に英語の勉強をしているとき、いつも片隅に置いていた言葉があります。『最も個人的なことは最もクリエイティブなこと』それは偉大なるマーティン・スコセッシの言葉です」

個人的に面白いと思っていることを見せれば、あとは自分で考えるやろと。

ぼくが21歳のときに、TOHOシネマズ学生映画祭のスタッフをやっていた縁で、マーティン・スコセッシとお話させていただく機会がありました。

そのときにスコセッシと「映画を作る」という約束をしました。ということで今回、『まーごめ180キロ』という現代都市に潜む狂気と混乱を描いた『タクシードライバー』のような映画を作りました。なかなか進まない恋愛模様と車のシーン多めです。マーティンごめんね。

円盤化はしない予定なので、面白すぎちゃうママタルト、格好いい大鶴肥満の銀幕デビューをぜひ、劇場でご覧いただけたら嬉しいです。

興味を持っていただける劇場関係者の方、取材していただける方、ご連絡お待ちしてます。

tokiocpu@gmail.com

また違うテーマで『まードキュ2』を制作してます。仕上げ次第ライブを開催したいと思ってますので、そのときはよろしくお願いします。



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