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コンテンツスタジオCHOCOLATE Inc.に参加して6ヶ月が経ちました

コンテンツスタジオCHOCOLATE Inc.に参加して6ヶ月が経ちました。

私はテレビやYouTubeで番組・動画の制作を中心に活動しています。ご縁があり2020年9月からコンテンツスタジオ・CHOCOLATE Inc.に参加させていただきました。

チョコレイトのことは2019年2月「#チョコレイト参戦」で知りました。

私がテレビデビューした番組の演出だった渡辺資さんも参加されていて、他にも気になってツイッターをフォローしている人が所属していました。最初にチョコレイトのことを知った時、直感的に「楽しそう!」「入りたい!」と思いました。理想的な環境に見えました。

●なぜチョコに入りたいと思ったか?

チョコレイトはすごいスピードで面白いことを仕掛けて、コンテンツを大量に出し続けています。

6秒商店の魔法陣の充電器を見た時に、もしこんな面白いアイデアを思いついたとしても、実現させるまでのステップが皆目見当がつかない。いろんな能力を持った人が集まっていないとできない。


ディズニーのドキュメンタリー「イマジニアリング」でも描かれているように、思いついてから実行する、アイデアを形にする作業がとても大変です。

その新しい作り方を、はたから見たら軽々と量産しているように見えて、憧れました。

私がYouTubeのチームを組む時は、周辺にいるフリーランスの人に声をかけてチームを組むことが多いです。動画を作るいろんな能力を持つ仲間はありがたいことにちょっとずつ増えてきました。

そのチームを活かすためにも、よりバラエティに富んだメンバーがいる、チョコレイトで学べることがあると思い参加しました。

昔から、広告の仕事に興味があり、ホットペッパーのアテレコ、ポリンキー、Apple「Think different」、Apple「1984」、ロナウジーニョ「4連続バー当て」などの広告には強烈に惹かれました。

他にもMOTHER、ピタゴラスイッチ、TSUTAYAなど、好きなものの歴史を掘っていく中で、広告業界出身のクリエイターの存在を知り、本などを読み漁りました。とくに糸井重里さんや佐藤雅彦さん、佐藤可士和さんの本は片っぱしから読みました。再現性のある方法論の導き方や無駄を削ぎ落としながらパッケージ化するといった考え方に強く影響を受けています。

●チョコレイトに入る経緯は?

たまに広告のお仕事をお手伝いすると「こんなに予算があるの?」と驚きます。予算がない、制限がある中で、考える面白さももちろんありますが、あるに越したことはない。

テレビも広告も、近いようですけど、ルールも作り方もまったく違います。どちらもできるようになれば、相乗効果で新しいコンテンツを生めるのではないか?と思っていました。

2020年の7月に「YouTube放送作家」という本を書きました。その中で、あさぎーにょさんの動画のことに触れ、「チョコレイトに入りたい」と書きました。それをチョコレイトの栗林さんが読んでくれて、ご飯に行くこと。そのご飯会で「チョコに入れてくれますか?」と聞いたら「その話をしようと思ってご飯に誘いました」と言っていただきました。とても嬉しかったです。感謝。



●広告は普段からあまり見ない

私は広告との関係値は低いです。私はあまりCMを見ていない方だと思います。CMをカットできるものはお金を払ってでもカットする。NHKもNetflixもディズニープラスもCMがないので最高です。YouTubeも広告をカットしたいからプレミアム会員に加入しています。CMよりも信頼している人の口コミ、つぶやきに従って行動することが多いです。面白い広告は、誰かが教えてくれます。

放送作家として、CMや広告の制作に参加することはありました。よく発注を受けるのは「テレビバラエティ」的な発想を足して欲しいというオファーです。私もまだまだ未熟者ですが「笑わせる」ということはとても難しい。泣かせるより難しいと思っています。

「1万時間の法則」のように、広告とは別に「笑わせる」ための1万時間を考えていないと、中々できないんじゃないかなと。そういうところで、打席に立たせてもらうことがあります。

「お笑い」「テレビ」「YouTube」それぞれのジャンルでトップランナーになるのは難しい。先人たちが凄すぎる。私にそんな才能はありません。トップではないけど、他ジャンルを越境していることを面白がってもらい、声をかけてもらうことが多いです。

チョコレイトの案件で「笑い」が関わってくる領域になると、百戦錬磨のクリエイターたちも自信がなくなり、私に相談してくれます。

業界やルールが似ているようで、それぞれ文脈やトンマナは全く違う。なので、それぞれのジャンルのトップを目指すのではなく、いろんなジャンルのルールや流れを熟知して、最適解を出せるような人間になりたい。チョコレイトでは、自分の得意不得意に限らず、プロジェクトに混ぜてもらい成長させてもらうチャンスがあるのでありがたいです。

私は「お笑い」が大好きです。「広告」の世界でも芸人さんやお笑いの力を借りることは多いです。そういう企画の時に、名前があがる人間になれるよう、さまざまなアプローチでお笑い活動ができるよう、修行していきたいと思います。

●「広告」と「コンテンツ」、チョコレイトの仕事

これまでは、クライアントワークは大変でなるべく避けたいと思っていました。畑違いだから最初は面白がれるけど、たくさんの事情で面白い部分が削がれていく体験をしたことがあります。

チョコレイトは広告系の仕事もたくさんやっていますが、スポンサーを巻き込んでデジタルコンテンツをつくるケースが多い。企業の良い部分を、コンテンツとして尖らせて、話題にして、届けるところまで爆速でやる。

いろんなジャンルのプロフェッショナルが、越境して、未開拓ゾーンに挑戦しようとしている。常に新しい作り方を作っている。

自分はフリーランスで、出演者と向き合って好きにコンテンツを作ってきました。制約のすくないところでやるのが好きでした。それを、スポンサーを巻き込んでやっている。そこがすごい。予算感も規模感も、段取りもクオリティもレベル違い。

●同世代のスーパースターがたくさんいる

チョコレイトの中には、たくさんのスーパースターがいます。

所属している人、全員尊敬していますが、勝手にライバルに設定している人が何人もいます。栗林さん、氏田さん、明円さん、えーちゃんさん…数え切れません。刺激を受けまくっています。

企業案件も自社発企画も、コンテンツホルダーとも、タレントとも、様々なセクションで目まぐるしく制作しているので勉強になります。

●チョコレイトで何をやっているのか?

チョコレイトではいろんな案件のアイデア出しをすることが多いです。一番最初に表に出た仕事は「実験都市DIVERCITY」です。

あさぎーにょさんの革命的作品を作ったチームに混ぜていただき、脚本を担当させていただきました。

「THE・多様性シティ」ニューヨークに一緒に旅行に行ったフワちゃんが声を担当してくれたのは嬉しかったです。


最近の大きいトピックで言うと、ゴールデンボンバーさんが監督を務めたサントリー緑茶「伊右衛門」の新CM「ごま油」篇を1月24日の日テレ系『世界の果てまでイッテQ』(19時58分〜20時54分)の放送枠で、1回限りで放映するというプロジェクトに参加しました。テレビCMを出演者と一緒に考えて、CMを見ることを「お祭りごと」にする新しいフォーマットになったらいいなと思います。

●チョコレイトで何をやりたいか?

チョコレイトで今やりたいのは、番組の企画作りとキャラクター作りです。

世界にフォーマットで展開できるような番組の企画を考えたい。

私が通ってきてない、今すぐに設計できないジャンルがあります。そのジャンルのスペシャリストが揃っているので、世界の人が楽しめる企画をつくるのが目標です。

あと、キャラクター作りに挑戦したい。小さい頃から、トムとジェリーやピングー、スヌーピー、メイシーを見て育ちました。国を超えて、時代を超えて愛されるキャラクターを生み出して、人を楽しませたい。

自分がこれがあれば楽しそう、こういうのが好きだと思ったものが、人を楽しませられるものだったら最高です。

「たのしみ」を作ると時間が長くなります。

公開が待ち遠しくなる、たのしみをつくれるように、日々積み重ねていきたいと思います。


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