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【追悼】岡崎律子/メロキュア【私のアニソン神曲】

これからだという方が早くに天国へ行ってしまうのは何故なのでしょうか?
20年前の今日、5月5日。とある方がお亡くなりになりました。


岡崎律子さんです。

20年も前のことですから、今の若い子達は存じ上げないかもしれません。その年に生まれた子が成人しているぐらいに時が経っているわけですから、知らないのも仕方がないです。

作曲家であり、シンガーソングライター。アニメ、ゲーム、声優さんへの楽曲提供をしていました。まだオタク文化が根付く前、90年代から2000年始め頃に活躍していました。私のオタク人生を語る上、欠かすことのできない方です。

『フルーツバスケット』『円盤皇女ワるきゅーレ』『ストラトス・フォー』『シスタープリンセスRePure』...etc
思い入れがある作品たちに楽曲提供をしています。この中でも1番は『円盤皇女ワるきゅーレ』です。気軽に「神」と付けない私ですが、神曲として不動だと自分の中で思っている曲があります。それが・・・


『Agapē/メロキュア』


これまで数えられないぐらいのアニソンを聴いてきたけれどもこの曲を超える楽曲には出逢ったことはない。想い出補正もあるかもだが、それを抜きにしても完成度の高さがずば抜けている。オープニング、エンディングではなく、挿入歌なのだが、その重要性を強く認識した曲でもある。

『Agapē』とはギリシア語で「無限の愛、無償の愛」を意味している。作品のあらすじは省略するが、ざっくりでいくと、魂を分け与え、蘇らせ、約束を想い出す。意味深に書いているがアニメの方はだいぶポップに描かれていてそんな日常では雰囲気はないのだが、アニメ終盤になるとその意味が解ると思う。

そこでイントロ部分(実質サビ)の歌詞である

Would you call me, if you need my loveどこにいたって聞こえる

直訳すると

もしあなたが私の愛を必要とするならば、いつでも呼んでください

Aメロ~Bメロ

みつめる 触れあう その時 愛は二人を試している
Time is now Time is now (Are you ready?)
この世の果てまで

作品を見れば、その意味は伝わってくる。
しかし、これを岡崎律子さんに置き換えるとまた違った意味にも聞こえてくる。愛の言葉でありながら、この世にいない私からの伝言・・・。
正確にいつから病気を知ったのか、2003年とされているがご自身には予兆があったのかもしれない、こればかり本人にしか知りえない。もしもそうだとするとこの楽曲に込めた想い、相方であるめぐみさんへ、聞いてくれる皆さんへのメッセージだったのかもしれない。

この頃はまだ学生でライブというものには行ったことがなかったし、行けなかった。行くようになった時にはお亡くなりになられていて、もう聞くことは叶わないものとなっていた。一度でいいから生歌を、演奏を聴いてみたかった。そんな想いが叶う時が来た!

『Animelo Summer Live 2015 −THE GATE− Day1』

アルバム発売を記念しての出演が決定。
この機会絶対に逃すわけにはいかない!
休みをもぎ取り参加しました!

1st Priority/メロキュア


この曲のイントロが聴こてえきてまず涙。
そしてステージ上には日向めぐみさんとマイクスタンドが2本並んでいた・・・。私の涙腺は決壊。律子さんのパートはそちらのマイクを映し、めぐみさんも手を振って歌っているよと示している。わかる人だけに伝わればいい、わかる人、私たちには2人並んで歌っている姿が見えています、律子さんは確かにステージにいました!

自己紹介では、

”メロキュアの岡崎律子とmeg rockこと日向めぐみです”

と、私たちは2人でステージに立っていますとちゃんとおっしゃってくれました。そのコメントでまた涙が・・・。
このメロキュアのステージを盛り上げるべく、編曲を担当した西脇辰弥さんも駆けつけてくださり、まさにあの当時のメンバーで演奏してくださっているのにもう感動しかありません。

次の曲は

Agapē/メロキュア

曲名を聞いた瞬間に膝から崩れ落ちました。もう限界です、立ってもいられない、ずっと泣いていました。聴けないと諦めていた、その曲を聴けている奇跡。この場いれてよかった・・・。

この貴重なライブを円盤を買ってみていただきたいのもありますが、アニサマ公式YouTubeがこの時の映像をアップしてくださっています。

是非ともたくさんの方にご覧になっていただきたいと思っています。

この他にも携わった、提供した楽曲があります。あれだけのものを作ることのできる方を失ってしまったのは本当に残念でなりません。きっとまだ前線で活躍できたことでしょう。今年で20年になります。早いです。でも決して私は忘れません、ずっと聴き続け、後世へと語り継ぎます。

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