『THE FIRST SLAM DUNK』オリジナル・サウンドトラック。
1 はじめに
去る5月31日、『THE FIRST SLAM DUNK』オリジナル・サウンドトラックが発売された。
公式サイトはこちら↓。
THE FIRST SLAMDUNK オリジナルサウンドトラック SPECIAL SITE
曲の細かい感想などは省略するとして、「ここが良かった!」と思ったところがあったので、感動が薄れないうちに自分用のメモとして残しておこうと思う。
※以下、原作『SLAM DUNK』、『THE FIRST SLAM DUNK』、『THE FIRST SLAM DUNK』オリジナルサウンドトラックなどのネタバレが含まれます。ご了承ください
2 通常版・初回プレスについて
このCDに初回限定版というものは存在せず、「通常盤・初回プレス」という形態で発売されている。
上記の公式サイトによると、「通常版・初回プレス」について以下のような説明がある。
映画の公式サイトなどでは三方背クリアケースのことしか触れられていないのは、配信でも語られていたように、バックカードについて「あまり特典とは言いたくない」ということだろう。
でも、配信でも語られていたように、このバックカードがすごくいい。
クリアケースにCDケースと納めることでメインビジュアルポスターを再現できるというのもそうだし、CDケースサイズのクリアカードなので持ち運びしやすく、推し活的な撮影にも向いている。
購入を迷っている方は、絶対に初回プレス版が残っているうちに買った方がいいと思う。
3 CDケースの仕様
開けて感動したこと!
CDがバスケットボールを模していて、CDケースのCD収納部分がバスケットゴールを上から見た構図になっている。
CDを収納すると、シュートが決まるというデザインだ。
これについてはクリアカードの仕様などを明かした配信や公式サイトでも伏せられていて、自分の目で最初に確かめて驚いたし感動もした。
細かなところまで遊び心が詰まっていて、CDをひとつの作品としてデザインされているところが嬉しい。
4 収録曲のタイトル
何だかんだ1番感動したのはこれ。
CDのブックレットはもちろんだが、公式サイトあるいは映画公式サイトなどでは収録曲のタイトル一覧が公開されている。
この中で、原作の章タイトルと共通するものが結構見受けられる。
それぞれ、以下の原作章タイトルとまったく同じだ。
「ゾーンプレス」や「スーパーエース」などは、映画でも台詞として登場しているので偶然の一致もありうるが、「布石」については原作で安西先生が語っている「2本のパスは布石…」という台詞は映画では割愛されているし、「栄光の時」は原作でも映画でも登場する台詞では「栄光時代」なので、意識して原作の章タイトルに寄せているのだと思う。
原作の章タイトルについて、作者がつけたのか担当編集がつけたのか私にはわかりかねるが、絶妙さに感心するタイトルがいくつもある。
それを活かしてくれて嬉しかった。
5 おわりに
『THE FIRST SLAM DUNK』オリジナル・サウンドトラックの収録時間は約60分。
映画の上映時間が124分。
サウンドトラック収録曲が流れている時間は本編の約半分である。
上記に挙げた好きな要素は主にCDの仕様だが、そのCDの中に詰まっている名場面の数々を思い起こさせる音楽も言うまでもなく素晴らしかった。
ほとんどの曲が1~2分台なのに、名場面の数々が圧縮されているようで、「あのシーンってこんなに短かったんだ!?」と時間を見て何度も驚いた。
10-FEETの『コリンズ』完全生産限定盤及び通常盤Bに収録されている《Disc 2『THE FIRST SLAM DUNK』劇中音楽 (10-FEET Original ver.) 》と併せて聴くと、なお聴きごたえがある。
「上映中に発売したい」と話していたサウンドトラックが公開半年目前になって発売され、CDが発売され、公開半年が過ぎてからもまだ映画館で『THE FIRST SLAM DUNK』が観られることがとても嬉しい。
とりあえず、来週の『COURT SIDE in THEATER vol.3』に現地参加する予定なので、まずはそちらを楽しみに頑張ろうと思う。
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