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五百城ときっき 6

あの二人きりの旅行の後、僕はなんだか不思議な気持ちを持ち始めた。茉央があんなに積極的になっていたのを見て、入学式の日から可愛いなとは思っていたけど、それより、もっと、なんか、こう、、、
茉央のことが、好きなのかもしれない。


春休み初日、二人はカフェに来ていた。
茉:ねぇ、〇〇
〇:なに?
茉:春休みだねぇ(ˊ˘ˋ)
〇:そだね笑
茉:なのでっ!
〇:うぉ、急に何笑
茉:今度は遊園地に行きますっ!


〇:遊園地?2人で?
茉:そうっ!行こ?(。ɞ̴̶̷ ̫ ɞ̴̶̷。)
〇:う///
茉:てかさ、〇〇
〇:なに?
茉:ちょっと身長伸びてない?
〇:それは僕もちょっとだけ思ってた。
茉:並んだ時、目線が近づいたような、、、。
〇:なら嬉しいなぁ、、、。
茉:ま、まだ!茉央の方が高いもんねっ!
〇:すぐに抜かしてやるっ!
茉:笑笑、話戻すんやけど、、、
〇:うん。
茉:じゃんっ!
〇:うわ、夢の国のチケットじゃん!
茉:ペアチケット当たってさ。
〇:僕でいいの?冨里さんとかいるじゃん。
茉:奈央とも行こうか迷ったけど、やっぱり〇〇と二人で行きたい。
〇:なら、せっかくだから行くよ。
茉:ありがとぉ(ˊ˘ˋ)
〇:いえいえ。
茉:茉央な、夢の国初めてなんよ。
〇:そうなんだ。
茉:楽しませてな?
〇:ぷ、プレッシャー笑、頑張るね?
茉:うんっ!

夢の国当日。

茉:着いたー!!
〇:うぉぉ!久々に来たけどやっぱり興奮する!
茉:あれって、ガラスの靴が出てくる話の城?


〇:そうだよ!凄い回りくどい言い方するね。笑
茉:だって作品の中で固有名出していいのか分からないから。
〇:作品?何の話?
茉:な、なんでもないよっ?それはそうと、
茉:あれの前で、写真撮りたい!!
〇:いいよ、撮ってあげる。
茉:2人で撮ろ?
〇:え、、、うん、いいよ。
茉:はい、ちーず!
パシャ
〇:撮れた?
茉:うん!てか、やっぱり身長高くなってるな。
〇:え、嬉し。笑( ´꒳`)
茉:(何その顔、可愛いんやけどっ///)
〇:あのさ、
茉:ん?
〇:はぐれないでね。広いから。笑
茉:じゃー手、繋ぐっ?
〇:いいよ。ギュッ
茉:(最近戸惑わなくなってきてる、、、。)
〇:じゃ、行こっか。
茉:う、うん!

それから二人はお昼を食べ、大雷山や小さな世界、大西洋の海賊などたくさんのアトラクションに乗り、すっかり夕方になっていた。

〇:もうすぐ、パレードあるから見よう?
茉:うん。
〇:でもその前に。
パシャッ
茉:急に撮るなよ〜


〇:雰囲気良くてさ。
茉:よく撮れてるやん。
〇:そりゃあね。モデルがいいですから。
茉:は///そ、そんなこと言っても、何にも出てこないからねっ///
〇:素直に言っただけだよ笑
茉:なら、いいけど、、、。
茉:(どうしよう///今日、ずっとドキドキしてる///)

そんなこんなで、名物の圧巻の電飾と、キャラクターたちによって彩られたパレードが開幕。茉央はあまりの壮大さにうっとりとしている。

〇:(茉央の横顔、可愛すぎる///)
茉:見て!〇〇、大人になろうとしない少年!
〇:うぉー!
茉:茉莉花!アラ・アル・ディンもおるよ!
〇:ほんとだ!すげぇ。

そんなこんなでパレードは終了。

茉:今日は、付いて来てくれてありがとな?
〇:ううん、すごい楽しかったよ。
茉:茉央も!
〇:今度はまた違う時期に来ようね?
茉:、、、2人で?
〇:茉央が良ければ。
茉:絶対行くっ!


〇:じゃあ、約束、ね。
茉:〇〇。
〇:ん?
茉:上向いて?
〇:な、なに、、、
チュッ
〇:は!?///ちょ、っと、茉央?///
茉:夢の国やもん///
〇:だ、だとしてもさ、僕たち、恋人じゃな、、、
茉:これは、ありがとうのちゅーだからっ!海外だと当たり前やで?///
〇:いや、ここ日本だしっ!
茉:細かいことは気にしないっ!
茉:さ、お土産買って帰ろ?///
〇:う、うん、、、。
茉:ほら、手、繋ぐ!///
〇:は、はいっ!///

その後沢山お土産を買って、帰ったそうです。え、と、まだ2人は付き合ってませんよ?あくまでも友達、仲のいい友達です。ええ。

バスの中

茉:Zzz...
〇:Zzz...
茉:(ちゅーしちゃった、ちゅーしちゃった!!///)
〇:Zzz...(ちゅーされた、ちゅーされたんだけど!?///)

2人は楽しかったことよりも最後のことで頭がいっぱいで、全然寝れなかったそうです。

あとがき
お城やアトラクション名、キャラクター名などは一応名前変えてるんですけど、分かりますよね?分からない方は調べていただければそのまま出てくると思います!
写真は全て公式から引っ張ってるので大丈夫、、、なはず。

fin.

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