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2話。真のバケモン長崎そよ登場
2話からはとんでもないバケモン長崎そよが登場します。というか、2話に関してはそよさんの独壇場というか、この子のヤバさを見せつけられる回と言っても過言ではありません。(もっと他にもヤバイのあるけど)
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さて、2話の冒頭は対峙した立希ちゃんと愛音ちゃんとが言い合いを繰り広げるとこから始まります。
そこに現れたのは(いやおそらくは、観察して見つけたのは)長崎そよさんでした。
さらにop開けには、『CRYCHIC』の元メンバーで同じ学校に通う若葉 睦と一緒に登校しているシーンから始まります。
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二人の会話には明らかにおかしい点がありました。
「昨日立希ちゃんに会えなくて、さきちゃん(祥子)から連絡あった?」
と言うセリフに、僕は疑問を抱いた。おかしい。
立希ちゃんと愛音ちゃんが言い合いをし、すぐに立希ちゃんは燈ちゃんの後を追いました。その直後足音が聞こえて、そよさんが現れるのです。
……うん。おかしいよね。
そんな都合よくすれ違わないし、もし立希ちゃんを探していたのであれば、去っていく姿も、そもそも言い合いをしているのだから目立つはずです。それに気がつかないわけがない。だって探しているのだから。
さらに言えば、立希ちゃんはringでバイトをしているのだから、やっぱりどう考えてもおかしい。それを踏まえた上で、そよさんは睦に祥子の『住所』を聞くのですが、漂うメンヘラムーブ。いやメンヘラとかよりもっと高次のバケモンでしょ笑
とまあ、もうこの時点でバケモンなんですが、さらに恐ろしいのはここから(いやこの先ずっと)
愛音ちゃんはバンドメンバーを集めるために友達と一緒にringへ訪れます。しかしメンバー募集は愛音ちゃんの希望のものは見つからず、ring立ち去ろうとするのです。
そこに現れたのは、やっぱり長崎そよ。
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二人は昨日の一件で鉢合わせており、愛音ちゃんはそよさんに迷惑をかけて申し訳ないと謝りますが、それに対して立希を庇うように「あの子悪気があるわけじゃないから」と言います。
……はい。おかしいですよね。
だって睦ちゃんには会ってないって言ったのに、それに、すでにポーカーフェイスを演じているそよさんはあたかも自然風に、さも「ふわふわ」した女子高生を演じるのです。怖すぎる……。
対して、愛音ちゃんも負けじとバケモンなので、そよさんが月ノ森女子学園という、優等生やお金持ちが学校であると理解した途端距離を一気に詰めます。実はバケモンとバケモンの対峙。大怪獣決戦が繰り広げられていたのです。
月ノ森というブランドに興味が湧いた愛音ちゃんはひたすら質問攻めをします。対してそよさんは無愛想に、ゆっくりとringの中を見回している。
そう、目が止まったのは室内のカフェ店。そこで働いているのは立希ちゃんなのです。ゾッとしました……。
そよさんは学園の話を遮るように、愛音ちゃんにカフェに行くように促します。
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(ここは後に重要な伏線にもなるので要注意シーンの一つです)
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まさかたまたま現れて、たまたま立希ちゃんが働いてるカフェ店と知らずに誘った。なんてことを長崎そよが行うわけがありません。
愛音ちゃんに対して、優しく包容力がある姿を見せつけている裏では、彼女はしっかりと『何か』を企てている……。
こうして三人は都合よく鉢合わせてしまった。
(立希ちゃんが愛音ちゃんに舌打ちするシーン好き)
愛音ちゃん相談に真摯に対応するそよさん。その最中、カフェにあるステージでギターの演奏響き渡ります。
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でました。音楽の『化身』要楽奈ちゃんの登場です。
彼女の演奏で声が遮られ、自分の主張を邪魔されたと思った愛音ちゃんは不満を露わにしますが、その直後に圧巻の演奏に魅せられてしまいます。
愛音ちゃんは演奏を終えた楽奈ちゃんに最後まで視線を向けます。
千早愛音という人間は、他の人間より『何か』秀でているものに目がありません。興味がうろついているのを対面で座っていたそよさんはじっくりと見ていますがね。
おおよそ、そよさんは愛音ちゃんがどんな人間であるのかを観察しているのでしょうね。
そして立希ちゃんと仲の悪い愛音ちゃんを見て、そよさんは「どうして喧嘩しているの?」と聞きます。
愛音ちゃんはその敬意を説明するために立希の言動を伝えてしまいます。
「『友達』と喋っていたら急に来て、本当に友達か……とか……。燈をバンドに誘ったのかとか」
愛音ちゃんは気を許して、そよさんの知りたいその『全て』を話してしまいます。
特に立希が燈を心配していた事、そして愛音ちゃんが燈ちゃんにバンドを誘った事、燈ちゃんと友達であることを確認したその際の、そよさんの目と、笑みは、「確証を得た」と言っているようなもんでした。本当におっかない、そして頭が非常に良い……。
「燈ちゃんって、高松燈ちゃん?」
と抜け目なく確認するそよさんに愛音ちゃんは「お知り合いですか?」と尋ねる。
すると手を組みながら笑みを浮かべて……。
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「お友達なの」
と告げるのです。
怖ぇぇええぇえええ!!!!(;ω;)
愛音を利用しようと目をつけたそよさんは、すぐに会話を掌握します。なんせ会話をしていせん。
会話ってキャッチボールですが、そよさんは淡々と愛音ちゃんに自分の欲しい情報だけを尋ねるのです。利己主義の愛音ちゃんよりもさらに上の利己主義そよさん……。
対して愛音ちゃんはそよさんに夢中になっている。淡々と繰り返す会話で、そよさんがベースを演奏できる事を知るとバンドに誘うのです。
それを感覚そよさんは承諾。ただし「サポートから始める」と告げます。
もう怖えぇよ。怖すぎだよそよさん(;ω;)
そして、そよさんには公式設定の一つに、考え事をすると指先をいじる癖があると言うのがありますが。
この時その癖をはっきり描写していますよね。
何を企んでいるんだ……。怖すぎだと、み 見てる時に思っちゃいました。
よく考えてください。全てそよさんが企てて今の状況になったんです。つまり愛音ちゃんがベースのそよさんを誘うがために行った行動。
そよさんも立希ちゃんも燈ちゃんも『CRYCHIC』のメンバーであり睦も祥子も『CRYCHIC』のメンバーなのです。つまり、それぞれの諸事情や性格を、これだけ頭の良いそよさんだから、よく知って理解している。
全ては、生き別れになった『CRYCHIC』のメンバーを集めて再びバンドを再結成すること。
ここからは推察ですが。
立希ちゃんがringで働いていることをなんらかの方法で理解したそよさんはring付近で観察。
そこに走ってやってきたのは燈ちゃんと愛音ちゃん。
(ここは定かじゃなくて、燈ちゃんの姿は正確には見ていないかもしれない)
当然、立希ちゃんは1話冒頭から燈ちゃんを大切にしている描写があるように、立希ちゃんが誰かと喧嘩になるのは、燈ちゃんが絡んでいる事だとも把握している。
愛音ちゃんは燈ちゃんとバンドを組むように誘った。→それに対して立希ちゃんは怒りを露わにした。
愛音ちゃんはバンドメンバーを探している。
都合がいいですよね。だって、立希ちゃんは燈ちゃんがいればそれで良いと思っているし、バンドも組める。バンドさえ組んで仕舞えばあとは睦と祥子だけ。
愛音ちゃんはまんまと利用されたわけですね。
怖すぎる。どんだけ怖がらせんだよ本当もう。
ちなみにバンドを再結成させるという目論見が確実だと言える根拠は夜遅くに電気もつけず『CRYCHIC』の元メンバーのSNSをじっと見つめていることから分かりますよね。二週目は特にそれが鮮明に見えるので。どれだけ長崎そよという人物が化け物か再確認できる笑
こうして、長崎そよというラスボスが始動したのです。
次回は3話『CRYCHIC』の過去についてです。
ではまた。
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