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あの一点をただ目指して

明石海峡大橋の海上ウォーク
足元を確認しようと目を向けると65メートル下が海面であることにびびってしまって一瞬で進めなくなってしまう。この足元を固定するためにボルトが使われていてそれが収まるように四隅にはくぼみがある。そのくぼみに靴の一部でも入ってしまうとバランスを崩すのである。でも足元をいちいち見ているとこれである。足元ばかり見ていても生きて行けないのはこんなことなんだと実感した。できるのは前を見つつ斜め前方に視線を落として進むコースを確認するくらいだった。

事前に参加した人から景色変わらなくて飽きると聞いてた。結構スリリングな状態だった。それよりも景色は変わらなくてもずっと遠くを見てそこに進んで行くってまるで人生、大事なんだと思った。

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