クラリネットって、一体何ぞや?
はじめに
この記事は、みすてむず いず みすきーしすてむず Advent Calendar 2023 の7日目の記事です。
先住民さんから回ってきて、今日は私こと、時計の担当です。
私のプロフィールに飛んでいただけるとお分かりかもしれませんが、なんと、今回のアドカレの為だけにnoteを入れてみました。
ですので、右も左も分かっていないままこの記事を書いている為読みにくいところが沢山あるかと思います。許して
自己紹介
名前:時計 (みすてむずでは 都恵 )
職業:音大生
専門:クラリネット
楽器:B♭管/A管共にクランポン RC
趣味:お絵描き/旅行
好きな食べ物:チーズケーキ
クラリネットは中学の吹奏楽部に所属してから始めたので、歴としては実に9年!もうすぐ10年目になります。長いね〜
中学時代の吹奏楽部では楽器の担当は全てオーディションで決まり、個人的にはトロンボーンやフルートがやりたかったです。キラキラしてかっこいいし。
クラリネットに決まったときは、
「…は?よりにもよってこんな黒くて地味な楽器に決まるなんてことある????」
と、割とショック受けてましたね(笑)
そもそもな話、
クラリネットって何????な方も割といらっしゃるんじゃないかな〜と思います。
みすてむずはIT系のサーバーですし。むしろエンジニアじゃない私がそこにいてもいいのか?とも思っています。
クラリネットとは
クラリネットとは、18世紀初め頃にドイツで生まれた木管楽器です。
ヨハン・クリストフ・デンナーというおじさんがフランスの古楽器である「シャリュモー」を改良して作られました。
その後時を重ねるにつれ、ドイツ式(エーラー式)とフランス式(ベーム式)という2つのタイプに分かれていきました。
今ではほぼほぼフランス式のタイプが使われますが、ドイツやオーストリア圏では今でもドイツ式が愛されていたりしますね。かの有名なベルリン・フィルもドイツ式を使われてたりしてます。
リードについて
クラリネットはリードと呼ばれる、葦で出来た薄い木の板を振動させて演奏する、リード楽器の仲間です。
クラリネット以外のリード楽器には、サックス、オーボエなどがありますね。私はよくリードのことをアイスの棒って言ってます。秘密ですよ
クラリネットの色
ところで、クラリネットってものすごく黒いけど、これは塗装してるの?と思った方もいるんじゃないでしょうか?
これ、なんとグラナディラっていう、アフリカ東部で採れる元々黒い木なんです。すごいね。
なんと、とっても密度が高く、重たい木なので水を入れた水槽に入れると沈むくらいに重たいです。
クラリネット以外にも、オーボエやピッコロにも使われていますね。
クラリネットファミリー
クラリネットはなんと、1種類だけじゃないんですよね。
小学校、中学校等でソプラノリコーダーやアルトリコーダーを吹いたことある方もおられると思います。ソプラノリコーダーもアルトリコーダーも、見た目は一緒でも大きさも音域も違いますよね。
そんな感じでリコーダーみたいに、色んな大きさの家族がクラリネットにもいます。
先程クラリネットとはのセクションで添付した楽器の画像では、左側がB♭管、右側がA管です。
パッと見では違いは分からないですよね。私は以前間違えたことがあります
全部で20種類くらいあるとも言われていますが、ここでは主に使われる8種類だけ紹介しておきます。
E♭管
B♭管
A管
アルトクラリネット
バセットホルン(バセットホーン)
バスクラリネット
コントラアルトクラリネット
コントラバスクラリネット
文字だけ見ても分かりにくいと思うので、沢山の楽器が紹介されている、日立の音楽隊のサイトを添付しておきます。
気になった方は見てみてください。
ちょっとお勉強
クラリネットに沢山の種類があることは分かったけど、なんでそんなにたくさん種類があるの?と疑問に思う方もいると思います。
これは、クラリネットが「移調楽器」だからです。
移調楽器ってなに?という方に少し音楽のお勉強のお話を。
もし、「興味無いよー」「難しい話はちょっと…」「移調楽器については知ってるよー」という方は、ここを読み飛ばしていただいて構いません。
ピアノで「ドレミファソラシド」を弾くと、当然「ドレミファソラシド」が鳴りますよね。
クラリネットではそうはならず、
B♭クラリネットで「ドレミファソラシド」を吹くと、ピアノで言う「シ♭ドレミ♭ファソラシ♭」(B♭キー)が鳴り、
E♭クラリネットで「ドレミファソラシド」を吹くと、ピアノで言う「ミ♭ファソラ♭シ♭ドレミ♭」(E♭キー)が鳴るのです。
クラリネットの種類にやけに最初にアルファベットついてるな〜と思った方は鋭い。
このアルファベットはその楽器が「ドレミファソラシド」を吹いた時に、実際にはどの調性(どのキー)が鳴るのか、を示しています。
それぞれの楽器で言う「ドレミファソラシド」(=楽譜に書かれている音)を記譜音、
ピアノで言う音(実際に出る音)を実音
といいます。
クラリネットは特に色んな調性(E♭/B♭/Aなど)の楽器があるため、その都度頭の中で読み替えないといけません。
慣れるまでは大変なのですが、言わばクラリネット奏者の「洗礼」みたいなものなのかもしれませんね…
説明が下手くそなので、もし分かりにくくて余計に混乱しちゃった!みたいなことがあったらすみません…!
たくさんのパーツ
話は変わって、クラリネットって実は結構分解できちゃうんですよね。
主なパーツとしてはこんな感じ。
楽器吹いたり収めたりする時は、いつもこれらをがちゃがちゃ組み立てたりバラしたりしています。
おわりに
今回はクラリネットについて色々お話しましたが、いかがだったでしょうか?
あまり楽器に触れたことないよ〜という方もいらっしゃったと思います。
もしこの機会に少しでも興味を持っていただけたらな、と思っております。
おまけ
せっかくのクリスマスなので、B♭クラリネット4本で1曲演奏してみたので、良ければお聴き下さい。
(1時間くらいで編曲して1時間くらいで録音したものなのであまり質は良くないですが…)
もろびとこぞりて - クリスマス賛美歌
明日はあざらしさんが担当です。よろしくね〜
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