ニンジャスレイヤーTRPG 自作シナリオ:「ハンティング・バイオクリーチャー」
推奨人員等の詳細:3・4人のニュービーから多少強化されたニンジャ(平均能力値が4~6辺り)
キャンペインとしては3話目あたり
フリーランスのニンジャシナリオとして書いてみましたが組織所属でも問題なし
カトン・ジツ等火が使えるニンジャが居れば戦闘は楽
プラグイン準拠
あらすじ
ある日、新進気鋭フリーランスの傭兵ニンジャである君たちへバイオ生物の駆除及び元凶があればそれの始末任務が舞い込んだ。断る理由もない君たちは依頼を受け依頼者の元に向かうのであった。
本編
グループを組んでいなければ、依頼者に合う前でアイサツ等をして連帯感を高めておくこと。
依頼を管理するUNIXへ以下のメッセージが届く
依頼者:インタラスト・スカイユニオン
説明文:わが社の地下下水道に大量のバイオ生物が侵入している。現在小康状態ではあるが今のうちに原因の特定
か元凶が居れば報告してほしい。連戦となるだろうから支援物資は此方が用意する。
報酬:一人頭10は保証。
依頼を受ける旨を送ったのち、代表者を一人選んで依頼者であるインタラスト・スカイユニオンについて、UNIXで調査を行うことができる。
(ニューロン判定Normal以上で追加情報)
失敗及び調査しなかった場合:トコシマ地区が本社である。
Normal成功:最近ヒットを出してきているゲーム会社であり花札タロットのシェアもある。
Hard成功:インタラスト・スカイユニオン地下の下水道は広く、複数の侵入ルートがある。
U-Hard成功:地下下水道のルートの一つに謎の建築物が最近できていたらしい。
依頼人との接触
トコシマ地区のインタラスト・スカイユニオンへ向かうと受付から応接室へ案内される。(この時、それぞれが顔見知りでない場合アイサツをさせる)
その後、社長のヤマウチ=サン(表情は穏やかだが死線を何度もくぐったヤクザめいた眼光がある)と護衛と思われる二人のニンジャが現れる。
「ドーモ、皆さん。レッドハットです」
「ドーモ、皆さん。グリーンオーバーオールです」
彼らとアイサツした後、ヤマウチ=サンからミッションの詳細を説明させる
以下要点
数日前、我が社の地下下水道に大量のバイオ生物が襲来。迎撃は成功したが下水道は広く道が複数あるため何処からやってきたのかは不明。
そこで、小康状態である今のうちに我が社の所属ニンジャと傭兵ニンジャで発生源を探りたい。今回はあくまで発生源の捜査で発生源を報告した場合追加報酬がある。
下水道は6方向に分かれていて、君たちはその中の1方向を担当してもらう。
撃退したデータから襲撃したバイオ生物は火に弱いことが判明している。
また、時間が掛かるミッションだと考えられるため此方から以下の支給品を用意した。
オーガニック・スシ、トロ粉末、フレイム・グレネード、ベントウを全員に支給。ZBRアドレナリン注射器を一人に支給。
また、カトン持ちがメンバーに居なければグレネードを一人が二つ持てるようにしてもいい
フレイム・グレネード:遠隔武器、手榴弾、使い捨て、爆発『カトンLV2』
ベントウ:非戦闘時もしくは戦闘時に手番を消費して体力と精神力を5回復(ミッション終了時廃棄、戦闘時に投げ渡せない)
ルート選択
事前の調査でU-Hard成功の場合、発生源ルートを指定できる。(無論、別のルートを選んでも良い)
そうでない場合は代表者1名が1d6を振り5か6が出たら発生源ルートを選ぶことができる。
通常ルートと発生源ルートの違い
通常ルートのボスは巨大なバイオ生物。
発生源ルートのボスはニンジャとの戦闘がある。追加報酬が加算。
ミッション開始
5つのフェーズで各フェーズ毎に戦闘が起きる。
戦闘終了後ベントウを食べる等の回復行動が可能。
ただ戦闘だけでは飽きやすいためフェーズ毎に何らかのイベントを入れると良さそう(例:代表者一人が2d6でダイスの目に応じてイベント発生。何が起こるか事前にNMが用意)
出てくるバイオ生物のデータ
◆バイオカメ (種別:バイオ生物)表記 亀
カラテ 3 体力 5
ニューロン 1 精神力 1
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ 万札 1
◇装備や特記事項
『強力な噛みつき』:発達した顎で隣接プレイヤーに『ダメージ2』の噛みつきを行う。
『バイオシェル』:ダメージの判定を行う際ワザマエ判定Hardに成功するとダメージを1軽減。
『柔らかい腹部』:ニンジャが近接攻撃をバイオカメに行う場合カラテかワザマエでNormal判定を行い
成功した場合、対象のバイオカメはそのターン行動できなくなるのと前述の『バイオシェル』能力を失う。
『炎への恐怖』:カトン・ジツや火炎放射器などによってダメージを1以上受けた場合
戦闘終了まであらゆる行動の難易度が+1と『柔らかい腹部』の判定がEasyになる。
◆バイオカニ (種別:バイオ生物)表記 蟹
カラテ 4 体力 4
ニューロン 1 精神力 1
ワザマエ 4 脚力 3
ジツ 万札 2
◇装備や特記事項
『連続攻撃2』
『泡を吹き始めた』:体力が1になると強酸性の泡を吹き始め遠隔攻撃が可能になる。さらに脚力+1
『炎への恐怖』 :カトン・ジツや火炎放射器などによってダメージを1以上受けた場合
戦闘終了まであらゆる行動の難易度が+1になる。
◆バイオハエ (種別:バイオ生物)表記 蠅 回避5(後述)
カラテ 4 体力 3
ニューロン 3 精神力 1
ワザマエ 2 脚力 3
ジツ 万札 2
◇装備や特記事項
『近接回避』 :近接攻撃を受ける際、回避ダイスを使って攻撃を回避可能(要はカラテよりスリケンやジツ、支給されたグレネードが効果的。)
『炎への恐怖』:カトン・ジツや火炎放射器などによってダメージを1以上受けた場合
戦闘終了まであらゆる行動の難易度が+1になる。
フェーズの配置の一例。
人数や能力によって配置を調節するといい。
第一フェーズ
第二フェーズ
第三フェーズ
ここからはマップが広くなり、敵が増えてくることを伝えても良い。
第四フェーズ
オートマシンガンはターン終了時に最も近いプレイヤー相手に
ワザマエ3 『連射2』で攻撃
バイオ生物がいなくなると沈黙
最終フェーズ
通常ルートの場合
バイオ生物の猛攻を切り抜けた君たちの目の前に映ったのは
巨大なバイオカメが他のバイオ生物を従えている姿だった。
バイオカメは君たちを見つけると雄たけびを上げ子分とともに襲い掛かってきた。
◆巨大バイオカメ (種別:バイオ生物)表記 蟹
カラテ 8 体力 15 回避 3
ニューロン 2 精神力 6
ワザマエ 5 脚力 2
ジツ 万札 6
◇装備や特記事項
『連続攻撃2』
『大型』 この敵は2×2マスの巨体であり。攻撃リーチが+1される。
サツバツが発生した場合6以外は1d3ダメージ。6の場合1d3+2ダメージに置換。
『スピン突撃』 強力な亀の甲羅を回転させながらの突撃で縦・横・ナナメの壁にぶつかるまで移動。
射線上のプレイヤーは回避判定Normalで回避可能 失敗時ダメージ2と壁まで吹き飛ばし。
『雄たけび』 一般バイオ生物の残りが1体以下かつ体力が8以下の場合のみ発動可能。
増援発生予定地からターン終了時バイオカメを1体POPする。
この行動を行ったターンの移動は不可能になる代わりにダメージを1点カットする。
また、ターンを連続してこの行動は不可能。
『カメシュート』 巨大バイオカメの周囲一マスにバイオカメがいた場合発動可能。
バイオカメ一体をスリケン代わりにし対象に投げつける。
投げつけられたバイオカメは射線上の壁に叩きつけられ1ダメージを負う。
対象となったプレイヤーは回避難易度Hardで回避判定。失敗時ダメージ1。
行動指針:最初のターンは近くのバイオカメに隣接しカメシュートを試みる。
攻撃対象プレイヤーとの距離が離れている場合スピン突撃で距離を詰めに行く。
(最後にカトンや支給されたグレネードを使ったプレイヤーに向かうと良い)
それかカメシュートで遠隔攻撃を試みる。
雄たけびが発動可能な状態になると雄たけびを使用し連続攻撃を試みる。
残り体力が5を下回った場合、スピン突撃で多くを巻き添えと連続攻撃を交互に行う。
(スピン突撃、次のターンは移動して連続攻撃か雄たけびの後その場で連続攻撃 以後繰り返し)
発生源ルートの場合
「ちっ、此処まで嗅ぎ付けたか。ならば仕留めてくれる」
君たちの目の前にいるのは謎の配管とそれを管理していると思われる機材、操作しているクローンヤクザ。
そして、二人の・・・ニンジャである!!
「死人に口なしだ、此処で消えてもらうぞ」
今ここにイクサの火蓋が切られた
◆ギャリソン (種別:ニンジャ)
カラテ 5 体力 6
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 4 脚力 3
ジツ 1 万札 5
◇装備や特記事項
★ムテキ・メイル
行動方針:スナップシューターへの射線を潰し、隣接しながら行動。
スナップシュータの状況が悪くなるとムテキ・メイルでカバーする。
◆スナップシューター (種別:ニンジャ)
カラテ 3 体力 3
ニューロン 5 精神力 6
ワザマエ 4 脚力 2
ジツ 1 万札 5
◇装備や特記事項
カラテミサイル
行動方針:基本的にはギャリソンに守られながらカラテミサイルを発射。
ギャリソンが爆発四散した場合、ヤケクソめいて全員にカラテミサイルをばら撒き始める。
◆クローンヤクザY-12型 (種別:モータル/バイオ生物/ヤクザ)
カラテ 2 体力 1
ニューロン 2 精神力 1
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ ー 万札 0
◇装備や特記事項
オムラ・アサルトライフル:遠隔武器、連射2、ダメージ1、小銃
戦闘終了後、配管操作装置を確認すると。マザーの状態。排出の可否。自動排出モードオンといった情報が確認できる。
マザーの状態について調べる:マザーはユニット生産中と表示される。
排出の可否について調べる:マザーが生産作業中、排出不可能と表示される。
自動排出モードをオフにする:誰かがここで改めて操作するまではこの配管からバイオ生物が出なくなるだろう。
もしプレイヤーがマザーの場所を調べようとした場合、パスワードとIDカード認証入力を求められ強制的に失敗とする。
少なくとも、装置の事について報告すればボーナスは確定。
報酬
ヤマウチ=サン「成程、巨大なバイオ生物が子分を率いていた。一連の事件と関係あるかもしれません。これは報酬です。」
通常ルート完遂の場合 一人当たり万札10 名声+1 余暇4日
ヤマウチ=サン「何と、巨大な配管からバイオ生物が出てくると。場所が解れば大規模な調査が出来そうです。我が社のシマに踏み込んだものを突き止められそうです。貴方たちの働きに感謝します。」
発生源ルート完遂の場合 一人当たり万札17 名声+2 余暇4日
このシナリオは自由に使って構いません。むしろ、使ってみてどうだったか聞きたい次第です。感想を貰えると嬉しさで爆発四散します。
名鑑
◆企◆【レッドハット】◆業◆
インタラスト・スカイユニオン所属のニンジャ
赤い帽子と作業着めいたニンジャ装束
カトン・ジツとハンマー・カラテのタツジンでありグリーンオーバーオールの実兄
◆企◆【グリーンオーバーオール】◆業◆
インタラスト・スカイユニオン所属のニンジャ
緑の帽子と作業着めいたニンジャ装束
フミツケ・カラテのタツジンでありレッドハットの実弟
◆企◆【インタラスト・スカイユニオン】◆業◆
トコシマ地区を本社としているゲーム企業
伝統的な花札タロットのメーカーだったが、近年ゲーム開発を行い始め作品を世に出している
社長のヤマウチ=サンは顔がヤクザめいてソンケイを集めていることと
ゲーム開発を独断で指示した結果、業績が上昇していることは有名
非常に質の高い企業ニンジャが所属しており普段はゲーム開発を行っている
基本的には善良なニンジャだがインタラスト・スカイユニオンに攻撃した者に対しては苛烈な報復を行う
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