バイオメカニクスとは?
では、バイオメカニクス(生体力学)とは何か?
・ヒトの身体構造
・ヒトの運動
などを探究する学問のこと。
つまり、バイオメカニクスを学ぶことで…
・ヒトはどう動くのか?
・筋・骨・神経の構造とは?
・力の法則とは?
・位置エネルギーとは?
・慣性力とは?
・COGとCOPの関係性
・結合組織とは?
などなど…
多くのことを学ぶことになります。
なぜこれを知ることが大事なのか?
前回もお伝えさせて頂いたように、療法士は【何らかの運動】を変化させることに、着目することが多いからです。
今回は、運動とCOP・COGの関係性について簡単にお伝えしていきますね。
我々、ヒトであっても、地球上の環境下であれば物体となります。
そのため、重力という外力はCOGから、鉛直下向きにかかり続けることになります。
我々が…
「静止」している状態=COG(COGから鉛直下向きにかかる重力)とCOPが一致している状態
「運動」している状態=COGとCOPが逸脱している=COGとCOPが逆に移動する関係性
というような状態となります。
つまり、ヒトが動くため、動きやすい身体状況になって頂くためには、COGとCOPを逸脱方向(動いて頂きたい方向と逆にCOPを操つる)にもっていく戦略が、非常にシンプルな考え方となります(ヒトにら筋収縮などの内力があるため、必ずしもそうとは限りませんが…)。
他にも例えば…
上肢を挙上する動作は、COGとCOPの関係にあてはめると、COGが上方に移動する動作となります。
ということは上肢を挙上する動作の時は、COPを下方に作って、上肢を挙上しているということと考えれます。
つまり、上肢を挙上するという動作に変化を起こす場合は何らかの形でCOPを下方に作りやすい身体状況に作りやすくすることが求められるようになります。
このように、目の前の方の【運動】に変化を起こすためには、COGとCOPを逸脱(または逆相関させていく)していくという視点が重要になると、バイオメカニクスを学ぶと理解できるかと思います。
このようなバイオメカニクスはBiNI ApproachのセミナーのSTEP2で細かくお伝えしています。
ご興味のある方は是非一度、セミナーにご参加頂けたらと思います。
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