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「ナマスルがパラマイト」とはなんだ

ある日、私はうちの管理人ちゃん(秘書)と業務関連の話をしていた。

すると、彼女が自分の肩を揉みだした。
どうやら肩が痛いらしい。


私「どうした?」

管「なんかずっと肩が痛いんですよ」

私「俺等はずっと座りっぱなしやからな」

管「そうですね」

私「姿勢が悪いんやないか?」

管「・・・ナマスルがっ!パラマイトっ!ですね!」

私「・・・・?」


私はその言葉の意味がわからなかったので、返事をすることができず、しばらくずっと考え込んでしまった。
私があまりに長い時間沈黙しているから、そのまま二人の会話は終わった。

しかし、気になる。
どういう意味なのだ。

そもそも初っ端の「ナマスル」という単語がわからない。
なんだナマスルって。

発音の感じから考えると、インドの坊さんのように聞こえる。
ナマスルさんなのかもしれない。

namasleで検索してみたが、ナマステしか出てこない。
ヒンディ語で「こんにちは」という意味らしい。


次のパラマイトもわからない。

palamiteで検索をかけてみたところ、どうやらイタリア語らしい。
延縄という意味らしく、漁師が使う大掛かりな仕掛けのようだ。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%BB%B6%E7%B8%84/


しかしここで疑問が生まれる。
ナマスル(不明)が、パラマイト(延縄)とはどういうことだ?

語感だけを考えると、ナマスルという坊さんが延縄漁をするということだろうか。

もしくは私がパラマイトを聞き間違っていて、本当はダイナマイト(爆弾)みたいな話だったのだろうか。

結局、丸一日考えてみたが答えはわからなかった。
でも気になるから本人に聞いた。


私「なぁ、昨日のナマスルが、パラマイトってなに?」

管「いや、そんなこと言ってない」

私「いやいや、言ったのよ。ナマスルが!パラマイト!ですね!って」

管「・・・??」

私「結構でっかい声で、ハキハキいうてたぞ」

管(しばらく記憶を探る)

管「やべぇ!わかった!」(爆笑し始める)

管「インナーマッスルが、足らないってことですね!って言ったんですよ」

私(どう聞いてもそう聞こえなかったんだが・・・)



うちはこういうことが日常茶飯事で起こる事務所である。

うちの秘書はかなり滑舌が悪いというか、最初の1音目を発音しないことがあって、今回のも「(「イン」は発音なし)ナーマスルが!足らない(どう聞いても「パラマイ」と発音してた)と(「いうこと」は発音なし)ですね!」という発音になっていた。

こういうの言い間違いや聞き間違いを週3回くらいのペースで10年近く続けている。

私は頑張っていると思う。

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