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【レポ】IKEBEベースの日・B-day・2022年11月9日

渋谷の「GRIT at Shibuya」で行われた、イケベ楽器主催のライブイベント「IKEBEベースの日2022 Special Live EventB-day”」へ行ってきました。

11月11日はベースの日
2014年に制定されて以来、記念日に合わせたイベントが行われています。
※記念日の経緯などはこちらこちらのページをご参照ください

今回のイベント、ベーシストじゃないただのベース好きとして、超楽しみにしていました。
普通の対バンでも「色んなベースが聴ける~!」と喜んでいる私ですが、今回はベーシストがメインというか…矢面に立つというか()そんな構成のバンドが何組も聴けるという。
しかもラインナップを見る限り、各バンドの趣向がぜんぜん違うっぽくて、統一感とか全くなさそうでワクワク…。

まずは、池部楽器店グランディベース東京の立崎さんがご挨拶を。
立崎さんは各バンドの転換ごとに登場して、絶妙なトークで客席のニヤリという感じの笑いを引き出していて流石でした。
例えば…、ステージ上に6台ぐらいベースアンプが並んでいたんですね。
各ベーシストがベーアン持ち込んでるのかなぁ?とか、ラインナップを見る限りツインベースまでしかないけどもしや最後に全員集合して「Bass Day Jam」みたいに一斉に弾いたりすんのかなぁ?とか気になってたんです。
そしたら、2組ぐらい演奏した後に立崎さんが「あ!これステージセットですからね?使わないけど置いてるだけですからね?」と仰って。
そのタイミングとか、ジワジワみんなが気になっていたことをサラッと説明する口調が良くてニヤリ。
※公式ツイートの写真を参照

他には「かっこいいロゴをスクリーンに映しているのに、ベースアンプ(ステージセット)のせいで見えない」というのもニヤリポイントでした。

さて、まずはオープニングアクトのカワノアキさん
立崎さんが「SNSで演奏がタイムラインに流れてきて即DMして打診した」と紹介された通り、すごくカッコよかった!
歌いながら弾くんですが、ベースは音に芯があってゴツいし、歌声はファルセットが強くてキレイで。
あ、私はベースを聴くときは手元を凝視するスタイルなんですが、赤いネイルって運指が見やすいなぁなんてこともコッソリ思っていました(照れ)。
※ムーンの5弦だったような

本編1組目は、フクダヒロムさん(「むぅくん」と呼ばれていた)。
ベースマガジンでも新世代ベースヒーローてきな記事で何度かお見かけしていたんですが、ライブで聴くのは初めて。
客席に「ユルっと楽しんで~」と言ったり、最初のメンバー紹介で「ベース…俺www」とか、右手の袖が指までダボッとカブってたり、勝手な印象で何となく荒々しい演奏をされるのかなぁなんて予想していました。
そしたら、スラップもプルもツーフィンガーも全部ムラのない音量と音色できちんと鳴らしていて感動…!
あんなにガッツリ動いてパフォーマンスしてるのに、音がすごく均一でちゃんとしてる意外さというか。
意外といえば、ツインベースを任されたイケベ楽器の上田さん(フクダヒロムさんご指名)にソロを振った後、チラッと時計を確認してタイムキープされていたところも良かった(どこ見てんねん)。
右手の萌え袖もちゃんと腕まくりされていたし、やっぱりライブを見るもんだなぁと改めて。
※フクダヒロムさんがジャズべで上田さんがスティングレイだったかな

2組目は川崎哲平さん。
哲平さんのベースはNHKの「うたコン」や、ベース系イベントで聴いていますが、バンドをライブで…というのは初めて。
立崎さんが「ラスボス」と紹介されていましたが、本当に流石!
1~2曲目、同じラインが続く恒常性がジワジワ楽しくて、そこからロングトーンが鳴ったときの気持ちよさ。
3曲目は、高音弦側をハーモニクスとかで上モノっぽく弾いて、だからこそ4弦が効くっていう。
4曲目は、あれゴーストっていうのかなぁ?鳴らさない音がクッとアクセントになるみたいなリズムがカッコ良くて。
そして最後の曲、スライドとディスコっぽいフレーズが超楽しくてウキウキしてつい体が大きめに動いちゃったぐらい。
プレイが素晴らしいだけでなく、この曲数でも色んな奏法を見せてあげよう…みたいなサービス精神まで感じて
本当に流石で、今度はワンマンを聴きに行こうと思いました~!
※ベースはサドウスキー

次のベーシストは、藤野"デジ"俊雄さん
…なんですが、まず冒頭でドラムの松下さんから、割と長めに尺を使って「注意事項」ぐらいのトーンでバンド紹介があり。
ざっくり記憶のまま書いちゃうと「他のバンドのお客さんはきっと知らない曲」「50~60年代のジャズをやる」「聞き流していい」みたいな(笑)。
で、ここまで言われても油断っていうか、まぁ普通に楽しくてカッコいいジャズをやるんだろうなぁって思っていたわけです。
いやぁ…有言実行!!
めちゃめちゃ古き良き時代の(←夫に聴かされてきた)ジャズでした。
特に、藤野さんがアルコで「ディディディ~」と歌いだしたときは思わず「いや…スラムスチュワートwww」と心の中でツッコんでました(帰宅して夫に話したら「それメジャーホリーでしょ」と…どっちだ…)。
今までのバンドとの振り幅がエグくて、めちゃめちゃ面白かったです!
※コントラバス

ラストは、長島涼平さん中村和彦さんのツインベース。
ベースって基本的には「いち現場いちベーシスト」じゃないですか。
ツインベースのバンドもあるっちゃあるけど、片方がギターっぽかったり、片方がフロントでソロやってもう一方がベースらしく支えたりっていう。
そういう先入観でいたんですが、ぜんっぜん違いました!
どっちかが支えに回るとかじゃなく、お二人ともガンガン弾き倒すスタイルですごく驚かされました~!
なんていうんだろう…ピッチャーとキャッチャーじゃないっていうか。
剛速球ピッチャーが全力でキャッチボールやってるみたいというか。

3時間ぐらいあったと思うんですけど、盛りだくさんで楽しかった~!
行って良かったです!
あ、配信もありますので行けなかった人もぜひぜひ体感してください!
※配信期間は11月23日まで

出演者の方々、イケベ楽器の皆さん、会場のスタッフさん、同じときを過ごした客席の皆さん、ありがとうございました~!

記:2022年11月18日

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