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【レポ】Denmiデュオ(Ba.Tak斉藤)2021年11月・下北沢WastedTime

20日ほど前になりますが、下北沢WastedTimeで行われたDenmiさんとTak斉藤さんのライブへ行ってきました。
TAKさんとDenmiさんのデュオを観に行ったのは12回目(+トリオ5回)。
Denmi(vo,pf)
Tak斉藤(b)

前回のレポはこちら。

赤いサドウスキー

今回のベースは、私が今まで聴いたTAKさんのベースの中で一番好きな「2008 Sadowsky NYC Will Lee Proto」。
初めてレポを読む人にも分かりやすく説明すると、これはサドウスキーというメーカーなんですね。
サドウスキーのベースは「アクティブ」という種類で、ベースの中に電池が入っていて音が安定するというか、ハッキリしっかり出るというか。
それに対して、私が好きなのは「パッシブ」という本来の(電池が入っていない)ベース。
例えると、パッシブがピアノでアクティブがキーボードみたいな。

で、このTAKさんのコレクションページを見てもらえば分かるように、サドウスキーだけでも大量にあるんです。
その中から3本を(勝手に)紹介してみますね。

オレンジ:大勢のブラス隊の中でも埋もれない…どころか、羊追いの犬のようにまとめあげるリーダー感ある音色。元気で勝気な感じ。
オフホワイト:ボーカルを立てるために一歩下がるような、控えめで優しい音色。穏やかで丸い感じ。
:なぜかパッシブみを感じる、ちゃんと音程感はあるけどほんの少し枯れ感もある音色。渋いカッコ良さという感じ。

というわけで、私は赤のサドウスキーが好きなんですね~。

喝采

それだけでも嬉しかったんですが、今回はセットリストが素晴らしかった。
いつも穏やかなオーナーが「今回は薫さん…ぜったい来るべき神セトリですよ!」とステージ前に力説したところからも分かりました。

その中から1曲。
ちあきなみさんの喝采。

ちょっとベースに注目して聴いてもらえます?
【重要】ベースを聴くならイヤホン ※スマホでは聴こえません
主人公が感情を抑えて語っているところはベースも淡々としているんですが、サビ(あれは3年前…、暗い待合室…)で心が揺れる描写に合わせるようにベースラインが動くんですよ…!
江藤勲さん(この曲のベーシスト)が歌詞を意識してるとかしてないとかは全く気にせず、私が勝手にグッときた部分を紹介してみました。

これをTAKさんが、ちゃんとグッとくるように弾いてくれるんですよね…。
なんていうんでしょうか、言い方が難しいんですけど…書き譜(楽譜に書いてある)でも原曲と同じラインでも、グッとくるかどうかは弾き手次第じゃないですか。
いやぁ…さすがだなぁと。

新譜のタイトル

Denmiさんが9月にリリースした新譜のタイトル。
Come along with me」っていうんですけど、この名前の曲は入ってないんですね。
配信の時からちょっと気になっていたんですが、今回のMCでタイトルの意味について話してくれました。

「今までは何でもひとりでやらなきゃと思っていたけど、やっと『着いてきて!』って言えるようになった」みたいな(記憶のみの意訳なので違っていたらすみません)。
この話を聞いてハッとしたんです。

そういえばDenmiさんに出会った頃、発売しているアルバムについて「自分でベースもドラムも打ち込んで…」みたいに仰っていて。
Denmiさんの歌詞や声が甘くなくてキリッとしていることも相まって、どこか…すいません勝手に言いますけど…強さと明るさと一緒に寂しさも感じるような…いやほんと勝手なイメージなんですけど。

そういう印象だったので、タイトルの説明を聞いて感動しちゃいました…!
遠回し(でもない)なTAKさんへの感謝が伝わって。
これからもお二人のステージを(デュオでもトリオでも)楽しみにしていますし応援しています。

今回もすごく楽しかったです!
特に「カウントスリーの大サービス(わかる人だけわかるやつ)」では演奏中なのに声出して笑っちゃってたかも…というぐらい楽しかった~!

次回のDenmiデュオ@下北沢WastedTime は、12月11日(土曜)。
詳しくはDenmiさんTAKさんのSNSを確認してくださいね。

記:2021年12月10日

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