【Bass】ベース（本体）も好きすぎる話

先日、とある音楽通の男性に「ベースが好きなの？ベーシストが好きなの？」とちょっとナナメな感じで訊かれまして。
でもそう訊きたくなる気持ちはよ～く分かるので、ぜんぜんイヤじゃなかったんですね。
で、それに対する私の返事が我ながら超カッコイイので聞いてください。

「ベースラインが好きなんです」

やだ…カッコイイ////
すみません。
ただの前フリです。

私は16年ぐらい前からずっと、こんな感じで音楽を聴いています。
1.曲を聴く時はベースラインを追う
2.好きなベースラインを見つけたら弾いてる人を調べる
3.そのベーシストが弾いてる他の曲を巡る
…というように、ベースラインを聴くのが好きで好きで仕方ないんですね。
ですが今回は、ベース本体も好きすぎるという話を書いてみます。

まずは軽いところで、このコラム（対バンライブでベースを聴く）から。

ライブハウスにある「置きベース」が埃まみれだったりすると、せつなくなったりしますからね。
捨て犬とか、捨てられてないけど屋外につながれっぱなしの犬を見た時みたいな…

軽い方でコレか…（ごくり）
この流れで、大型リサイクルショップの楽器コーナーの話なんですけれども。
この写真、見てもらえます？

「あぁ…かわいそうに！」ってなりませんか？
えっ…意味が分からない？

じゃぁ、これならどうでしょう。

ね？！（う…うん）
大型リサイクルショップの楽器コーナーですから、店員さんを責めるつもりはないんです。
ただただ、このベースは居心地が悪いんじゃないかなぁ…って気になってしまうというか。
他にも、弦が1本ないベースとか、この価格帯（数千円～1万円台）となぜか並べられているレイクランドの気持ちになったりしてですね。
こういう大型リサイクルショップの楽器コーナーは心が痛むという。

さて、もうちょっと濃いエピソードに行きますよ～。
ケニー（夫でベーシスト）が、ムーンというメーカーのベースを買ったあたりのツイート。
※アクティブ5弦ってのがムーンです

ムーンをリビングの特等席に置いていつも弾いて、今までのフェンダー3本は寒い別室に…。
ついフェンダーに感情移入して「弾いてあげないの？」とか言ってしまう。
あげく「俺は今までフェンダーだけが良いと思い込んでたのかもしれない」とか言うから「そんなこと言ったらもうフェンダー鳴ってくれないよ」と、なぜか私がカチンときてしまう…。

この後日談なんですけども。
ムーンを買ってからというもの、ライブでも自宅練習でもずっとムーン。
たま～に、ソウル系のバンドでプレベを使うことがあるぐらい。
ジャズベはムーンとカブるだとか何とか言って、全く弾いてあげてなかったんですね。
※ジャズベもプレベもフェンダーというメーカーのベースです

それが10日ほど前！
ジャズベをギグバッグ（ベースを持ち運ぶ専用のソフトケース）に入れてたんですよ！

私「あ！ジャズベ！自主的に持って行くなんて…（ジャズベに向かって）良かったね！」
夫「…残念なお知らせがあるねん」
私「？」
夫「今日…すごい雨やろ…だかｒ」
私「ハッ…！ひどっ！ひどい！」

えーっと。
伝わりますか？
ジャズベの良さを見直したとかではなく、雨で大切なムーンが濡れないように、ジャズベを持って行くというこの冷酷な仕打ち。
ひどくないですか？（う…うん）

他にも、動き回るタイプのベーシストが狭いライブハウスで無防備にネックを振り回しているとハラハラして、マイクスタンドとかに当たろうもんならやや眼光が鋭くなってしまう…とかですね。

自分でもなんでこんなにベースに感情移入してしまうのか分からないんですが、とにかくベース（本体）も好きすぎる話を書き残しておきたかったのです。
1500字程度の短い記事ですが、余すところなくたいがいアレという濃縮具合。
お楽しみいただければ幸いですし、共感してもらえたら心の友です。（照れ）

記：2020年3月13日（アメブロ記事のリライト）