【レビュー】宇海-UUMI-「VOYAGE」2021年5月24日発売
発売から10日が経ちました。
10日経った今でも「VOYAGE」全曲リピートが止まりません。
私が宇海さんを知ったのは2018年。
都内のライブハウス。
いつも「ライブを観る時はベースラインを追いかけながらベーシストの手元を凝視する」というちょっとアレな鑑賞スタイルの私。
そんな私が、1曲丸々ベーシストを見なかったというレア体験をさせられたシンガーが宇海さんです。
洋楽カバーのクリスマスソングだったんですが、パワフルで伸びやかな歌声にクギ付けでした。
その時はゲストてきな出演だったので、いつかライブで宇海さんの歌声を堪能したい！と、その機会を狙っていました。
そして2019年6月21日、澤近泰輔さんの誕生日を祝う「澤近61祭」に宇海さんが出演されるという情報を知り、チケットを入手。
これもちょっとアレな話ですが、このベース好きな私がベーシストのいないライブへ行くというレア体験をさせられたシンガーが宇海さんです。
そんな宇海さんが初めて配信される音源ということで、配信開始の11時ちょうどにダウンロードできるよう、家事を前倒しして準備万端。
休みの夫に朝ごはんをサーブし「ちょっと寝るわ」という言葉を引き出し、ひとりの時間を確保し準備万端。
全三曲を目を閉じて聴きました。
宇海さんの声は真っすぐで朗らかで澄んでいて、歌のお姉さんとかクラシックの良さがあり。
でも、歌い方はロック要素があるというか、整いすぎてないカッコ良さがある。
そして、表現は俳優っぽいというか、ミュージカルてきな濃さもある。
楽器として声に聴き惚れ、曲の魅力を感じ、歌詞に聴き入り。
気づいたら、また三曲をリピートしていました。
そのまま10日が経った感じです。
今朝も、さっきも、三曲をリピートしました。
またまたアレな表現で申し訳ないんですけど、三曲目の「幸せでいる約束を」って歌とピアノだけなんですよ。
このベース好きな私がベース入ってない音源をリピートするというレア体験をさせられた…（以下略）
というか、この「幸せでいる約束を」がすっごく良いんです！
でもこの曲だけ聴くんじゃなくて、「光」「僕たちの大航海」からの流れで聴く「幸せでいる約束を」が最高に良いんです。
「光」のパワフルで力強い曲調、「僕たちの大航海」の冒険アニメ映画のエンディングのようなダイナミックさ。
そこからフッと凪のような、でも今ある幸せがこぼれ落ちないように大切にするような緊張感のある「幸せでいる約束を」。
誓って褒めてるんですけど、澤近さんのピアノに何も起こらないところがグッとくるんです。
支えるような、見守るような、寄り添うような。
色んなことを知っているけど何も言わないような。
そんなピアノが、宇海さんの真っ直ぐすぎるぐらい真っ直ぐなボーカルのすぐ傍にいて、それがとてもカッコいいんです。
これからも、明日も、ずっとリピートします。
宇海さん、澤近さん、素晴らしい曲をありがとうございました！
音源ダウンロードはこちらから
最後にこそっとベースのこと書いていいですか（書きます）
ベーシストは恵美直也さん。
聴きどころは山ほどあるんですが、語り出すと長くなるので箇条書きに。
・「光」リピート前の間奏（3：27～）宇海さんのフェイクと絡み合うようなダンスの相手をするようなプレイが素敵。
・「僕たちの大航海」冒頭（0：50～）ロングトーンの重さと力強さで、船がオールで漕ぐ度にグイッと大きく進んでいるように感じて流石。
・「僕たちの大航海」間奏明け（3：10～）「僕に力を与えてよ」の「あた」で入る短いグリス（ウィッって感じの）が好き。
はい、書きました。
ありがとうございました。
もっと書きたいことは山ほどあるんですけど、それは別の場所で…。
とにもかくにも、ベース好き観点じゃなくても楽しめる（言い方よ）宇海さんの「VOYAGE」、皆さんもぜひ聴いて体験してみてくださいね。
【自分の宣伝1】流しのベース談義というイベントを月1回やります
【自分の宣伝2】ベースの音が聴こえるようになる方法という動画を作っています
記：2021年6月4日
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