【主催者の感想】地下2会 ベース談義イベント Vol.5
1月7日、ゲストに心理学者のペペ加賀谷さんをお迎えして第5回目の「ベース談義イベント」を開催しました。
内容を映画予告っぽく説明すると、こんな感じ。
ベースらしい音色やサポート感あるベースラインが好きな東城薫。
そこに「ベースの音色の多様性とバンド内の役割に関する一考察」というタイトルの果たし状が送り付けられた。
送り主である心理学者のペペ加賀谷は、エフェクターマニアかつ前に出たがる演奏スタイル。
この二人のトークバトルの行方は?!
みたいな。
で、前日にぺぺさんが作成した資料と素材で打ち合わせをしたんですね。
そこでだいたい流れも見えて、私は「はいはい。まぁ二人の好みが合わない感じでバトル風にして、最終的には『みんな違ってみんな良い』てきに着地させればいいか」みたいに思っていたわけです。
だって、実際そうじゃないですか。
何が正解ってわけじゃないし、私がぺぺさんの好みを理解できなくても「違いを認めて住み分ける」というスタンスでいれば誰も傷つかないっていうか。
というわけで当日を気楽に迎えたんですけど…。
いや…なんか感動しちゃって。
来てくれた人には最後に話したんですけど、文字にも残しておきたいので書きますね。
伝わるかなぁ(弱気)。
あのね、誤解を恐れずカジュアルに書くと「この20年間、ベースで変なことをする人は奇をてらって目立とうとしているだけだみたいに思い込んでいた」というか。
例えば、例えばですけど…
・トリプルネックのベース
・ベースで秒針の音を鳴らしているからベースラインはフットペダルで弾く
・ベースを弾かず、しゃがみこんでエフェクターを鳴らす
こういうのって「異端すぎてヤバいwww」みたいなところが良いのかなって思ってたんです。
でも、ぺぺさんが順を追って「なぜ彼らはこんなことになってしまった(あえてこの書き方)のか」みたいなことを説明してくれまして。
そのおかげで、彼らが奇をてらっているわけじゃなく、むしろ「音源をライブでも再現したい」「自分でやりたい」「曲に貢献したい」と思いすぎた結果なんだと分かりました。
サポートメンバーを入れたり、SEで効果音を入れたりせず「自分で!再現!」みたいな。
その結果、変わったベースを使ったり、エフェクターが大量に必要だったりするだけで、真面目に突き詰めすぎただけなんだと。
で、そもそもベースって聴こえづらいじゃないですか。
スマホやパソコンのスピーカーでは全く聞こえなかったりして。
だから彼らの努力が「たいして伝わっていない」とか「聴こえたとしても別の楽器だと思われてカメラが違う人を映している」とかもあるわけです。
なんていうか…なんか「日本昔ばなしに出てくる心優しい鬼」みたいっていうか。
村人には怖がられているけど、人知れずツノを抜いて病気の女の子の家に届ける…みたいな(伝わるか)?
とにかく、私が今まで「あ~そっち系かぁ~」みたいに敬遠していたのが、私の浅はかな思い込みだったと分かりました。
好きになるかどうかは置いておいて、これからは「なぜこういう音色や演奏になるのか」という気持ちで聴いてみようと思えました。
ぺぺさん凄いなぁ~。
講演(本業=心理学)に引っ張りだこなはずです…流石!
というわけで、ペペさんも来てくださった皆さんもありがとうございました!
遠方からとか、ライブよりイベント目当てでとか、本当に嬉しかったです。
イベントの「こんな感じ」が伝わればいいなぁ~というチョイスで、この後に画像を載せておきます。
※Tさんから頂いた録画のスクショ🙏✨
ベースって本当に面白いですね!
これからも「ベースのおばあちゃん」と呼ばれるまで続けますので、応援よろしくお願いします!
次回は3月24日(金)新宿にて決定しています。
詳細はまた改めて発表しますので、ぜひご予定ください~!
記録ページ
【宣伝1】ベース談義イベントを主催しています
【宣伝2】ベースの音が聴こえるようになる方法という動画を作っています
【宣伝3】「カロリー貯金ダイエット」という本を出版しています
記:2023年1月16日
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