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【Bass】こんなベーシストが好きだ

私が好きなベーシストの要素を挙げていく、というだけの企画です。
「こんな〇〇はいやだ」のポジティブバージョンですね。
音色とかリズムの好みはあるんですが、それは曲によるし時代にもよるし。
今回はもっと浅~く、表面的な好みを書きたいと思います。

1.ベース一筋

幼少からピアノを習い、中学生で結成したバンドではキーボードとボーカルを担当、高校では独学でエレキギターをマスターし、大学のサークルでベースまで弾けるようになって、あれよあれよでプロベーシストになっちゃた☆
…という器用なタイプではないベーシストが好きです。

2.動かない

ローリングストーンズのベーシストを知ってますか。
そうですか、知ってますか。
私は洋楽オンチがひどくて、彼の名前とか演奏内容については全く覚えていないのです。
ただ、ケニー(夫・ベーシスト)が見ていた動画に目と心を奪われたときのことは、脳裏に焼き付いています。
周りがどんなに熱気ムンムンで盛り上がっていようが、我関せず黙々とベースを弾き続けている姿。
まぁ、あそこまで変態じゃなくていいんですけど(言い方な)、あまり動き回ったりせずアンプの近くに留まっていてほしいなと。
追記:ケニーから「ローリングストーンズのビルワイマンだと書いておかないと最近の黒人ベーシストの方と勘違いされる」との指摘が…まさに(後述の)10個目…

3.笑わない

「あれ?もしかして楽しくないのかな?」と気になるか気にならないかぐらいの無表情で演奏してて、ドラマーとアイコンタクトした時にほほえんでくれたら「良かった~楽しいんだ!」とズキューンです。

4.客席とかカメラを見ない

楽譜、なければ指板、どちらかを見ておいていただけると、シャイな感じがしてとても好きです。
フロントはニコニコしながらお客さんやカメラにアピールしますけど、ベーシストはそういうの苦手であれ!って思ってます。
で、コーラスの時は前を向かざるを得ないので、死んだ魚のような目で「いんさいあうさいゆーえっせー(棒)」みたいに、仕方なくコーラスしてます感を出してもらえると萌え萌えです。

5.ストラップは短め

腕の限界までベースを下げてビビンバ!ビビンバ!ってスラップしている人がいてもいいんですけど、私の好みは「ちょい高め」です。
これを分析するとですね、見栄えよりも演奏を取るという、なんていうかベースへの忠誠心みたいなものを感じているのではないかと。

6.スラップしない

してもいいんですけど、「我(が)!」って感じがして、私は…あんまり…。
これについては後ほど(8個目で)また。

7.グリスは適材適所に

グリスってかっこいいじゃないですか。
ちょうど昨日、ケニーと山野楽器に行ったんですけど、高校生ぐらいかなぁ…男子が二人ベースを試奏してたんですね。
で、店員さんがいる時は普通に弾いてたんですけど、いなくなるのを待ってからブ~ンってグリスして「かっけーーーwww」とテンションアゲアゲで何回もやってたんですね。
可愛いのなんのって!
というように、グリスって分かりやすくカッコイイと思うんですけど、だからこそインフレ起こしがちっていうか。
適材適所ぐらいにしてもらえると、好きです。

ただ、グリスの多用で感動した曲がありまして。
私が勝手に言ってるだけなので解釈違うかもしれないんですが、山口百恵さんの「プレイバックPart2」ってたぶんすごくグリスが多いんです(主観)。
あれが、車のアクセルとか急ハンドルとかブレーキの荒っぽい運転を表現してるんじゃないかと気づいた(主観)時には「はぁぁぁぁ!」ってなりましたね。
追記:ケニーから「プレイバックパート2はグリスじゃなくてスライド」だという指摘と、グリスとスライドの違いについての実技が…まさに10個目…

8.職人感がある

ここまで書いてきたこと…例えば、スラップとかステージ上の動きを「しない!」というのはこれまた違って、「仕事ならやる」ぐらいが好きなんです。
絶対伝わらないと思うんですけど、クリスマス時期の箱バンってサンタ帽かぶらされるじゃないですか。
あれを拒否するんじゃなくて「仕事だから」って無造作に頭に乗っけてる40~50代のミュージシャンに萌えるみたいな。(ほら伝わらない)
伝わるほうで書きますね。(最初からそうすれば…)
ケニーがテレビをザッピングしてて、NHKのど自慢大会になると手を止めることに気づいたんです。
理由を訊いたら、「こういうテレビ局所属のベーシストが一番の憧れ」みたいに言ってまして。
で、演奏を聴いたら…確かに!と。
滅私奉公まで言ったらアレですけど、注文されたら演歌でもハードロックでもスラップでも何でも求められるテイストで弾けるみたいな。

9.歌がそんなにうまくない(ヘタでもない)

ベース兼ボーカルをスティングとポールマッカートニーしか知らず、しかもどんな歌か覚えていない私が言うことなんで軽く聞いてもらえれば。
何というか、「俺はベーシストだし歌は専門じゃないから歌わない」と突っぱねるんじゃなく「あぁ仕事なら歌いますよ」感ね。
そしてそんな仕方ない感を出しつつも、たぶん歌うのが嫌いじゃない(むしろちょっと好き)ってのが見え隠れするところに萌え。

10.ベースについては説明のレベルを下げられない

全部で10個にしたかったんですけど(本当はもっとあるから)、この最後の表現が難しい…。
例えるなら、3才の子に「虹ってどうして7色あるの~?」って訊かれて「色んな人の夢を乗せているからだよ」とかじゃなくて「光にはそれぞれ波長があって…」と正しく説明せずにいられないみたいな。

余談ですが、ケニーは10個すべて当てはまっています。
この10個目は本当によくあって、「この音ベース?」ってふわっと訊いただけなのに、エフェクターケースを出してアンプにつないで、どういう音作りをしているのかの実技が始まるんです。
私の話なんか聞いてないことも多いのに、ベースのこととなると説明の手が緩まないのなんのって。
そういう真面目というか、何よりもベースを優先するところが萌えですね。

補足ですが、これはアメーバブログの方で2018年7月に書いたコラムのリライト記事です。
2018年6月に恵美直也さんのファンになってからというもの、私のツイッターとブログがベース一色に染まりまして。
それを眺めていたフォロワーさんに「恵美さんのどこが好きか知りたい(意訳)」とリクエストされて書いた記事です。
恵美さんのどこが好きかを書けば良かったんですが、ファンになってまだ2週間ぐらいの時ですからね。
6月のライブで数曲とYouTubeで視聴しただけなので…まだ書き切る自信がなかったんです。

後日談ですが、これを書いた約1年後に恵美さんのどこが好きか語った記事を書いています。
恵美直也さんのここが好きだ【ファン歴1周年記念】

記:2020年3月17日(アメブロ記事のリライト)

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