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【レポ】岡本隆根ライブ(Ba.吉田のりお)@恵比寿ジャンケンポン


だいぶ前(2週間以上前)になりますが、恵比寿の「JAN KEN PON」で開催された「岡本隆根 Live」へ行ってきました。
Vo.岡本隆根
Gt.たこやき
Bass. 吉田のりお
Key.吉野ユウヤ
Dr.松岡健

毎度おなじみの前置きですが、ベーシストじゃないただのベース好き視点のライブレポートになります。

吉田のりおさんのベースを初めて聴いたのは、2年前。
下北沢CLUB251で行われた(プロベーシスト集団)地下室の会のトークイベントで司会を務めるため、ゲストの下調べをしていたときです。

ステージで直接伝えた感想がこちら。

右手の演奏もファンキーというより真面目で熱血なんだけどそれを抑えようとしている熱さがあって好み。

この「抑えようとしている熱さ」というのは我ながらとても良い表現だなぁと今改めて思いますね(勝手に)。
百聞は一見に如かず、ということでお気に入りの動画も貼ってみます。

特に2:30ぐらいで曲調がガラッと変わった後、右手の覇気が増す感じがすごく好きです。

実際に演奏を拝見したのは、その数か月後に行われた地下室の会ライブ。

このときはインスト曲が中心だったこともあって「今度はボーカルものを聴きに行きたい」と書いたんですね。
というわけで、念願かなってボーカルもののライブを聴きに行きました!
…長い前置きですみません(安定)。

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これは私の席からの視界。
席は選べないシステム(店側で決める)なんですが、素晴らしい見晴らしが期待できそうな席で歓喜しました。
そして、実際に両手が丸見えでした…!
席を決めてくれた人、ありがとう!!(届かないお礼)

1部は隆根さんのオリジナル曲。
ロックとJ-POPとミュージカルがギュッとつまったような、男っぽくてキャッチーで盛り盛りな曲調…だったような。

吉田のりおさんのベースは、フラートーンのプレベ。

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プレベって「鳴り切らない良さ」とか「ベーシストに100%はコントロールさせない感」とか、そういうところがあると思ってるんですね。
一般的には「いなたい」「武骨」みたいな。
でも、のりおさんのプレベは「ちゃんと応えるしっかり感」とか「お兄さん感」があって、それがプレイと合っていて素敵でした。

曲名は覚えてない(言ってない?)んですけど、1部のオリジナルでは火曜日をテーマにした曲が特にカッコ良かったです。
休符が効いていて、右手を凝視しながらニッコニコ聴いていました~。

お目当ては右手だったんですが、左手も良かったです。
褒め言葉なんですけど、色気を出さないところが「らしい」と。
何と比べるわけではないんですが、スライドとかグリスが少なめで語尾もシャキッとしていて男らしいなぁと。
それがこのプレベとフラットワウンドに合うというか、相乗効果というか。

隆根さんの歌と吉野ユウヤさんのキーボードだけの2部があって、3部は洋楽ロックカバー。
このセットリストがすごかった~!
ライブの後半曲だけ集めましたてきな、緩急の急オンリーみたいな、出し惜しみゼロのセトリ。
ジャンピングジャックフラッシュ、クイーンのドンストップミーナウ、ツェッペリンのロックンロール、ヴァンヘイレンのジャンプ、ロングトレインランニン、アースウィンドアンドファイヤーのセプテンバー、ハイウェイスター、ディープパープルのバーンもやったかな…デスペラードが唯一のバラードだったような…
洋楽オンチの私でも知っている有名曲ばかりで、すごいアゲアゲ感でした。

そして、このラインナップにのりおさんの右手が合う!
ロック系の指弾きは元から左手よりも右手を見たくなるんですけど、いやもう満面の笑みでクギ付けになってました。
特に特に、8分音符が続く系でのツーフィンガーがカッコ良かった~!
恒常性のある、丁寧かつ熱も感じる音価長めの8分、すごく好みでした。
特に「ハイウェイスター」の乳酸がたまりそうなくらい速いやつなんて、マスクに感謝しつつ()堪能しました。

初めてのりおさんの動画を見たときから「ぜひ右手をライブでガン見したい」と書いていた、私の感覚は当たっていたなぁと。
そして今度は女性ボーカルをサポートしているライブが観たいなぁ…ジャズベ&ラウンドで左手を観たいなぁ…なんて次の楽しみができました。

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というわけで、とても楽しかったです。
同じ空間で音楽を共有した皆さん、ありがとうございました!

記:2022年1月29日(ライブの具体的な日付は自粛的なアレがなくなったら追記します)

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