【レポ】BPL Vol.71 地下室の会ライブ
2019年4月12日に下北沢CLUB251で行われた、71回目の地下室の会ライブへ行ってきました♪
地下室の会はプロベーシスト集団。
つまりベーシストが主役のライブということになります。
私が地下室の会を知ったのは2018年の9月。
確かそのすぐ後にライブがあって、行きたいなぁとは思ったんですよ。
でも、ベーシストじゃないのに行っていいのかな…とか、勇気が出ないままスルーしてしまい。
で、11月からFacebookを活用するようになって地下室の会をフォローしてみたら、ライブの様子とか新年会の動画とかすごく面白くて。
次に告知があったら勇気を出して行ってみようと思ってたんです。
というわけで、今回のライブ告知を見てチケットを予約したんですが、当日はやっぱり緊張しましたね。
あの…何かの沼に続いていそうな階段…!(笑)
階段の上でドキドキして待ってたら、受付のお姉さんが「メールで予約してくれた人ですか?」って優しく声をかけてくださったのが嬉しかった…。
入り口で「どのバンドのお客さんですか?」って訊かれて「ぜ…全体的に…」ってふわっとした答えになったり。
他のお客さんがみんな後方に座ってるから前に座る勇気がなくてキョドったり。
自分以外みんなベーシストなんじゃないかってドギマギしたり…。
いちばん驚いたのは、(地下室の会・会長の)富倉さんが普通にいらっしゃったことですね。
心の中で「富倉さんだ~!本物だ~!」って感動してました。
あ、キーホルダーも買えました♪
かわいい…♡
最初に(地下室の会・副会長の)依知川さんと「あっちゃん」と呼ばれる女性が登場。
依知川さんが司会進行で、あっちゃんさんに「これから地下室の会をどんな風にしていきたいか」みたいな質問を。
そしたらあっちゃんさんが「ドラムはボーカルを撮ってて映り込むけどベーシストは端にいるから映らないのでもっとフィーチャーしていきたい」みたいな、私が大好き系な話を…!
「わかる~!」ってテンション上がり(心の中ですが…)。
「なんだったらベースソロなのにボーカル映してたりしますよね~」とか共感し(心の中ですが…)。
「コーラスにでも入らないとライトすら当たらなかったりしますよね~」と広がり(心の中で…)。
「これがコンバスになったら急にカメラ割り増えるんだからエレベ差別ですよね~」と(心の中…)。
そんなこんなで「ベーシストばっかりかと思ったらベース好き女子もいるのね~」なんて喜んでたんですけど、帰宅して感想をメモってる最中、急にハッ!と。
あっちゃんさんってプリンセスプリンセスの渡辺敦子さんじゃない?と思い当たり。
ちょっと前に「プリプリのベースってカッコいいなぁ」ってツイートして渡辺敦子さん目当てで動画巡ってたのに、ぜんっぜん気づかなかった…。
アレですよね、こういう時にベーシストの手元しか見ないというのが影響してきますね…。
これからはちゃんと顔も見よう(それが普通)。
最初のバンド「odorico」の恩田康人さんは、サドウスキーの5弦を弾いていたような。
この日はメモも録音もしてないのですが、スライド多めなフレーズを全体的に入れていらっしゃったような。
印象的だったのは、ボーカルの人がMCで「皆さん温かい目で見てくれてやりやすいですね」みたいに言った時、恩田さんがうなずいて同意してたこと。
富倉さんをはじめとして超大御所ベーシストが見てるのに~?!と。
本当にやりやすかったら強心臓っぷりが面白いし、ボーカルにそう言われて合わせてうなずいたならベーシストっぽくて面白いし、どっちにしても面白いなぁと。
でも確かにボーカルの人を見ながらにこやかに弾いてたし、本当に緊張とかされてなかったのかも。
そうそう、それで思い出した。
私みたいな一般人でも緊張してしまうぐらいレジェンドな富倉さん。
その富倉さんが、ベースアンプ前の一列目席とかベース側のステージ脇とかでご覧になっていて。
それも体ごとベーシストの方を向いてガン見って感じで。
私がベーシストだったら「…もっと遠くでひっそり見てくださいぃぃぃ(号泣)」ってなるだろうなぁと、ニヤニヤしちゃいました。
でも富倉さんは威圧感とか与えてる感じもなく、客席とかをフワフワっと自由に移動されてて。
その自然な感じがいいなぁ~素敵だなぁ~って目の端でこっそり追ってました♪
2番目のバンド「RoundFace」は、のまぐちひろしさん。
依知川さんに全部ピンクって紹介されていて、衣装のみならずベース(フライングブイ)も弦もエフェクターも本当に全部ピンク。
ご本人はか細い声で「ぐうぜんですぅ…」みたいに乙女っぽくというか控えめに答えていて。
なのに演奏は思いっきりオラオラ系なのが面白かった~!
スタンス(足幅)広めで、適所に男らしいグリス入れて…みたいな。
最初はエフェクター強めなニャオニャオした音で、素っぽい音の時はベースらしいイイ音で。
あっ、左手に白い手袋されてました(王子様っぽい感じの)。
この時、客席後方で会員(つまりプロベーシスト)と思しき皆さんが楽しそうに掛け声を出して盛り上がってたのが微笑ましかった~
「…オィ!…オィ!」みたいな、アイドルのコンサートとかでやるアレ。
それがもう、ジャマなぐらいうるさいレベル()でずーっと続いててめっちゃ可愛かったwww
なんだろう…なんていうか…「みんなと一緒だからこんなハメ外せるんだろうなぁ~ひとりだったら大人しく見てるんだろうなぁ~感」っていうか…そういうベーシストらしい可愛さみたいな。
顔がニヤけてて振り返ってないから全くの想像ですけどね~
場所をサブステージに移して、TAK斉藤さんのベース講座。
チケットを予約した2月ぐらいにTAKさんのお名前で検索して、試奏動画とかライブ動画をけっこう見ました。
どんな人かなーと思って数本チラ見しようと思ったんですが、風貌と語り口のギャップっていうんでしょうか、もう色々と引き込まれてしまいまして。
サドウスキーの試奏動画なんて全部見たんじゃないかな。
だから今回のライブでTAKさんの講座がいちばん楽しみでしたね~。
誰かがベースを弾いて、TAKさんと皆さん(ほぼベーシスト)がその人の両手を凝視しながらリズムや音価などをチェックしていくという恐ろしい(笑)内容ということで。
客席から募集するも立候補者はおらず。(そらせやで)
結局、TAKさんが指名していました。
記憶がぼんやりしてますけど、メインはボーカリストでベースも弾けるっていう人だったような。
TAKさんがサドウスキーで、いけにえ役の人(言い方!)はジャズベ。
この内容が、ものすごく面白かった…!
でも残念ながら、それを伝えるだけの知識と語彙がないので箇条書きに。
・左手の指は、フレットに対して斜めにならず平行に押さえる。
・フレットのすぐ横を押さえる。
・三つ押さえる時は、人差し指・中指・小指。四つなら薬指も使っていい。
・(オクターブ奏法しながら動くよう指示して)E弦が振動して鳴らないようにミュートする。
特に、特に、最後のE弦ミュートの時が面白かった~
弾きながらミュートっていきなり言われて困った生徒役の人が苦し紛れに親指でミュートして、それにTAKさんが「お前は〇〇(手が大きい外国人ベーシスト)か!」ってツッコんだところで爆笑!
これをベースに詳しくない人にも伝わるように説明したい…
でも…「ふつうはネックの後ろを支える役割の親指をミュートに使う面白さ」と「それができちゃう体格と大胆さ」と「まさかそう来るとは思わなかったTAKさんの感嘆」みたいなのを伝えるのは無理~
とにかくTAKさんの講座がすごくすごく面白くて、何時間でも聞いていられるって思いました。
ベーシストじゃないけど面白かった~!
さて、最後のバンド「ゆとみじ」の河野充生さんは、サンバーストのプレベ。
MCの自己紹介がものすごーーーーーく詳しかったのがツボでした。
最初はジェマーソンから入って、バンドサウンドになってもジョンディーコンとかモータウンの影響が出てる人が好きで、今またモータウンに戻ってきてる…みたいな話を、入社面接ぐらいのきちんと感で話していたのがベーシストらしくていいなぁと。
演奏も自己紹介通りでそれっぽいなぁと思いながら聴いていたような記憶。
そんな河野さんとは対照的なメンバーも面白かったです。
女性ボーカルの人は歌もパフォーマンスもMCも独創的。
ドラムスはずっと(向かって)左側を向いてると思ったらハイハットとバスドラが両方左側にあるというトリッキーな配置だとかで。
ギターの人はボーカルとベースメインの曲になったらいなくなってたし(たぶん)。
そうそう、ベースが主役のライブだからベースの音が大きいのかと思ったらそうでもなかったです。
全体的に他の楽器の音も(が)かなり大きかった印象。
そういうところもベーシストの会って感じ。
出演者のお写真は、地下室の会のFacebookにありますので、是非ご覧になってくださいね。
いや~、本当に楽しかった!
帰り際に次回のチケットも買ったぐらい楽しかったです。
何がこんなに楽しいのかって、「ここにいる人みんなベースが好き」っていう空間なんですよね~。
そして、ベーシストをガン見しててもいいっていうか、それが正しい見方みたいな。
もうずっとここにいたいぐらい幸せでした♡
次回もその次も行きます!
出演者の皆さん、主催してくださった地下室の会の方々、ありがとうございました。
…というのが当時(2019年4月)書いたライブレポートです。
そしてそのレポの最後にこんなこと↓を書いて、1つ動画を貼ったんです。
> そしていつか↓こういうのが見れたら天にも昇る気持ちです(照れ)
それが…まさか…次のBPLで見られることになろうとは…!
と、次回予告っぽいことを書いてVol.71のライブレポは終了~。
※ちなみに、最後に貼った動画は「Bass Day Jam」というタイトルで、個性派ベーシストが一斉に弾くという耳も目も足りない贅沢すぎる動画です。
見どころはベーシストらしい「どうぞどうぞ感」。
ギタリストやボーカルなら「俺が俺が感(ボリュームペダル踏み合戦・主旋律は譲らない合戦など)」出てそれはそれでイイんですけど、ベーシストの「どうぞどうぞ感」が好きで。
特に、大蛇みたいな変わったベース持ってきてるのに、弾き終わって「ウェ~イwww」って感じじゃなくて「…いやぁ(照れ)」って感じなの、めっちゃ萌えポイントです👍
地下室の会を応援する「地下2会」というFacebookページがあります。
っていうか私が会長として作りました(照れ)
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記:2020年4月13日(アメブロ記事のリライト)