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俳句ポスト第285回中級並選【麦の秋】


俳句ポスト第285回の兼題は【麦の秋】でした。
前回初級優秀句をいただきましたので、今回から中級に挑戦しました。
並選をいただけて一安心。ε-(´∀`*)

【季語】麦の秋(むぎのあき) 初夏
【子季語】麦秋、むぎあき
【解説】麦の穂が成熟する五月から六月頃をいう。日に輝く黄金色の穂は美しく、麦畑を風がわたるときの乾いた音も耳に心地よい。

きごさい歳時記より


*トップ画はみんフォトよりお借りしましたnoriyuki様の可愛いあんぱんのイラストです。ありがとうございます💗




●投句作品●

【並選】あんぱんをわけ合ふ勇気麦の秋  袋小路綴乃

あんぱん、分け合う、勇気、とくればあの国民的アニメを想像してしまいますが、作った時はそんなつもりはなかったんですよね😅
句友さんに言われて気付きました。


今回の兼題は時候の季語としての「麦の秋」が表現出来ているか?がポイントだったのかなと思います。
でもそれが難しくて、私は「麦畑」から離れる事が出来ませんでした。🥹


夏井先生、拾っていただきありがとうございました🙌



●俳句鑑賞●

【特選】麦の秋バターナイフの柄は魚  はぐれ杤餅さま

特選の句を鑑賞させていただきます。
麦→パンの発想は多く見られましたが、「バターナイフ」はパンを連想させてくれます。
パンと言わずにパンを連想させる。
発想をひとつ飛び越えていらっしゃると思いました✨

そして、その柄は魚。柄のデザインを想像させる事で景がよく見えてきます。
私は屋外でティーパーティーをしている様子を想像しました。心地よい風が吹いていて、まさに「麦の秋」を感じます。
「麦の秋」は時候の季語だということをしっかりと表現されていると思いました。

また「麦の秋」は時候の季語ですが麦畑を連想させますよね。
麦畑は陸。魚は海。陸から海にまで想像が飛んでいきます。
なんという大きな世界観!

とても素晴らしい「麦の秋」の御句だと思います。
杤餅さん、おめでとうございます🎉


そして、私は今、転職と引越しを同時進行してしまいバタバタしております。
ヾ(⌒(ノシ ゚ ゚`ロ´ ゚)゚ノシ


俳句に捨てられないように、しがみついておりますが、投句の方はお休みしております。
時間と心の余裕が出来れば再開します。


読んでいただきありがとうございました🍀


袋小路 綴乃ふくろこうじとじの



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