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転生炎獣(サラマングレイト) MDver


マスターデュエルでチーム『espada』に所属しているトイタクと申します。


今回はマスターデュエルで『転生炎獣レイジングフェニックス』が収録され、OCGとは違った展開もあるため、今回は以前の基本展開、咎姫を利用した展開、マスターデュエルで出来る展開などを解説していきたいと思います。

※以前10月に書いたnoteとどうしても似通ってしまう所あるため、そこの所はご了承ください。
(採用カードの部分は特に多いです)




【転生炎獣 カード紹介】

まずは昔から使われている既存のカード達を改めて簡単に紹介します。

◽︎転生炎獣ガゼル

サラマングレイトの代名詞と言ってもいいカードですね。昔はこのカード単体では展開は伸びるも妨害は構えられない若しくは妨害は構えられるが、リソースと展開力がないというカードでしたが、『賜炎の咎姫』のおかげでこのカード1枚でも展開も伸びつつ妨害も構える事が出来るようになりました。

◽︎転生炎獣スピニー

サラマングレイトの展開の補助、『転生炎獣ミラージュスタリオ』を作る上でよく見かけるカードです。先攻では展開補助しか出来ないカードですが、『賜炎の咎姫』の登場により、このカードは"ある条件下"によっては1枚初動にもなりうるカードとなりました。

◽︎転生炎獣フォクシー

こちらもサラマングレイトではよく見かけるカードだと思います。①の効果は召喚時にデッキの上から3枚めくって、サラマングレイトカードを手札に加える。めくってリンク値を稼げるカードであれば、1枚初動にもなり、②の効果はフィールドに表側表示の魔法・罠が存在すれば、手札にあるサラマングレイトカードを捨てることにより、表側の魔法・罠を破壊でき、特殊召喚もできる優秀なカードです。よく手札を切りたい時や『スキルドレイン』などのプレイヤーから嫌われているカードを破壊する事が出来ます。

◽︎転生炎獣Jジャガー

サラマングレイトではリンクモンスターやエクシーズモンスターなどを戻して次また展開できるようにリソースを稼ぐ形で展開補助をしてくれる守備貫通モンスターです。

◽︎転生炎獣ファルコ

墓地へ送られた場合はサラマングレイトの魔法・罠をフィールドにセットして次の妨害やリソース確保、または場のサラマングレイトモンスターを手札に戻してリソース確保や展開を補助してくれる縁の下の力持ちのような役割をしてくれるモンスター。最近では不採用の構築も見受けられますが、このカードは色々な役割があって重要なカードだと思うので入れるべきだと思ってます。

◽︎転生炎獣ベイルリンクス

リンク召喚する上で1番最初に出てくるモンスターです。『転生炎獣の聖域』を手札に加えるサーチ効果やサラマングレイトカードを破壊から守る効果を持つモンスターです。最近は『転生炎獣レイジング・フェニックス』を再度召喚するのに『転生炎獣の聖域』が必要なため、出来れば無効系を誘発をここで当てて欲しくないケースも増えました。
①の効果を使えなかったプレイヤーはいつも悲しい顔をしています。

◽︎転生炎獣サンライトウルフ

墓地のサラマングレイト魔法・罠の回収、墓地の炎属性回収という効果で炎属性テーマのデッキはほぼ確実に必ず入ってるというカードです。
墓地の『灰流うらら』を回収する事で有名なカードです。
前のサラマングレイトでは前盤面には絶対いるカードでしたが、最近では前盤面に残っている事が少ないです。

◽︎転生炎獣ヒートライオ

遊戯王VRAINSで大活躍した転生炎獣の看板モンスターともいえるカードです。
大体1枚構築が多いですが、効果自体は優秀であり相手の魔法・罠ゾーンのカードを1枚デッキに戻す効果を持っており、同名を素材にした場合はフィールドのモンスターと自分の墓地のモンスターの攻撃力を同じ攻撃力にするという効果を持っています。
基本的には相手モンスターの打点を下げますが、場合によっては自分のモンスターの攻撃力を上げる事もあります。

◽︎転生炎獣ミラージュスタリオ

サラマングレイトで必要なエクシーズモンスターでデッキからサラマングレイトモンスターを出すことができ、エクシーズ召喚したこのカードをサラマングレイトのリンク素材にする事によりフィールドのモンスターをバウンスする事ができます。このカードを使って展開に繋げたり、リソース回復に繋げたりする事ができます。

◽︎転生炎獣の聖域


絶対に素引きしたくないが1枚は必ず入れなきゃいけないサラマングレイトのフィールド魔法です。
同名のサラマングレイトをリンク素材にしなければ二つ目の効果を発揮できないサラマングレイトにとっては最も重要なカードです。
②の効果はリンクモンスターの攻撃力を0にし、ライフ回復の効果を持っています。
攻撃力を0にし、ライフを回復するだけのカードですが、意外と使うことの多い効果なので使う際はぜひ活用する事を覚えておきましょう。
ちなみにこのカードでET勝った事あります。

◽︎転生炎獣の炎陣

サラマングレイトモンスターをサーチ出来るor同名をリンク素材にしたサラマングレイトリンクモンスターをモンスターの効果から守るカードです。
基本的にはサラマングレイトモンスターをサーチします。

◽︎転生炎獣の意志

恐らくテーマ内で1番強いカードです。両方とも蘇生効果ですが、①の効果だけリンクモンスターを蘇生させる事も出来ると覚えておけばいいです。
②の効果は『転生炎獣レイジング・フェニックス』を対象にして効果を使えば…もうほぼソウルチャージですね…

◽︎サラマングレイト・レイジ


サラマングレイトの通常罠です。サラマングレイトモンスターを手札かフィールドから墓地へ送るか同名を素材にしたリンクモンスターを対象に取りリンクマーカー分破壊する事が出来ます。
『転生炎獣レイジング・フェニックス』を対象にすれば選んで4枚破壊という『ふざけんな!』っていう性能しています。神碑使いも驚きですね。

◽︎サラマングレイト・ロアー

サラマングレイトのリンクがいる場合発動できる万能カウンター罠です。同名を素材にしてリンク召喚すると墓地からセット出来ます。

◽︎サラマングレイト・オブ・ファイア

レベル4以下のサラマングレイトを手札に加える事が出来ます。この効果を使用した後は炎属性しか特殊召喚出来ないため注意が必要です。②は自分のサイバース族モンスターが戦闘をダメージステップ開始時にその自分のモンスターを破壊する効果を持ってます。一見意味のないカードですが、後に紹介する『転生炎獣レイジング・フェニックス』と相性が良いので使う際は覚えておきましょう。

◽︎転生炎獣ウィーゼル

サラマングレイトのチューナーモンスター。墓地にサラマングレイトモンスターが2体いる場合に手札から特殊召喚でき、墓地に存在する状態でサラマングレイトの儀式・融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターが特殊召喚された場合、このカード以外のサラマングレイトモンスターを特殊召喚しこのカードをデッキ下に戻して、その後1枚ドローする効果です。
【PHANTOM NIGHTMARE】に収録された『賜炎の咎姫』との相性が良いところが特徴

◽︎転生炎獣レイジング・フェニックス

サラマングレイトのリンク4モンスター。同名を素材にした時にサラマングレイトカードを手札に加えられる効果と炎属性が破壊されれば自身を蘇生出来る効果を持っています。
こちらも【PHANTOM NIGHTMARE】に収録された『賜炎の咎姫』との相性が良く、応用して使うととんでもない攻撃力を生み出せます。

◽︎賜炎の咎姫

次は今の転生炎獣がどうしてここまで盛り上がったのか全ての元凶であるこのカードを紹介します。

今回の新弾の目玉であるリンク3炎属性モンスターで【PHANTOM NIGHTMARE】に収録された『賜炎の咎姫』です。
リンク素材は効果モンスター2体以上という条件の緩さ…。このカードが存在する限り炎属性しか特殊召喚出来ないので注意しましょう。
このカードが恐れられてるのは②、③の効果で②は条件問わず、炎属性なら何でも蘇生出来る優秀な効果、③は相手のフィールドにモンスターが特殊召喚された場合、自分フィールドの炎属性モンスター1体と相手フィールドのモンスター1体対象にして、そのモンスターを破壊し特殊召喚できるという妨害効果まで付いています。
公式のQ&Aにより片方が破壊されなかった場合でももう片方が破壊されれば墓地から蘇生出来る強い裁定を貰いました。つまり、自分のフィールドにいるサラマングレイトモンスターをベイルリンクスで守っても『賜炎の咎姫』の効果で相手のモンスターだけ破壊しつつ特殊召喚できるという事です。
また、③の効果に関してはサラマングレイトと最も相性が良く炎属性テーマの中で1番効果的に使えるんじゃないか?と思っています。理由は後ほど説明致します。

◽︎灼熱の火霊使いヒータ

火属性最強サポートのリンクモンスター。最近の環境は火属性モンスターが多く、活躍が期待できるモンスターです。蘇生効果を使い、『賜炎の咎姫』に繋げられるので使われる機会が多いモンスターとなります。

余談ですが、サイヤCSの決勝最終戦はこのカードのおかげで勝てました!

◻︎レディ・デバッガー

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキからレベル3以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える

◻︎EM:Pグレニャード

このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドまたは自分か相手の墓地にLモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが手札・墓地に存在し、
自分フィールドのリンク2モンスターが、墓地へ送られた場合または表側で除外された場合、
このカードを除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。


【メインデッキの構成について】

メインデッキから説明します。
デバッガー型の場合メインデッキの構成は上記の画像通りになると思います。

誘発を入れられる枠が多く、むしろ多すぎて汎用魔法・罠を入れられるのが特徴ですね。今回『賜炎の咎姫』と同じく【PHANTOM NIGHTMARE】に収録された汎用カウンター罠『鉄騎の雷鎚』を採用しました。使ってみた感じ強いと言えば強いですが、正直他のカードを入れた方が強いと思います。候補としては『三戦の才』、『禁じられた一滴』、『強欲で貪欲な壺』、『スキルドレイン』、『激流葬』などが良いでしょう。

誘発は『増殖するG』、『灰流うらら』は当たり前のように3枚ずつです。他と違う点を言うなら新弾後で環境がどうなるかわからなく、レスキューエースを重くみました。『エフェクト・ヴェーラー』、『無限泡影』を3枚ずつ採用し『朔夜しぐれ』を2枚採用しました。

メインデッキは以上です。

【エクストラデッキの構成について】

続いてはエクストラデッキです。
最初にお伝えしておきます。このデッキを使う際『転生炎獣ベイルリンクス』と『転生炎獣レイジング・フェニックス』は3枚必須カードだと思います。

◽︎転生炎獣レイジング・フェニックス
最終盤面着地点に存在するカードで生き残っていれば、また自ターンで同名を素材にリンク召喚するためのリソースにもなるのでこちらも3枚入れるのは必然的だと思いました。

◽︎転生炎獣サンライトウルフ
リソースを回復する上で最も優れた効果を持っているため、3枚にしたかったですが、『転生炎獣レイジング・フェニックス』のおかげで確定で妨害が用意することが出来るようになったため、最終着地点は『転生炎獣レイジング・フェニックス』が多い場面が多いため、今回は2枚だけ採用にしました。

◽︎転生炎獣ヒートライオ
今回は2枚採用しました。魔法・罠ゾーンのカードをデッキ戻す効果は強いですし、同名を素材にした時の攻撃力変動効果もそれなりに強く大会でも活躍してくれました。

◽︎転生炎獣ベイルリンクス
このデッキ唯一のリンク1のカードです。墓地を送られて展開やリソースを回復するこのデッキだと3枚になるのは必然的だと思っています。

◽︎賜炎の咎姫
2枚の採用です。恐らくこのデッキは2枚入れた方が良いかもしれないです。というのもサラマングレイトモンスターがそんなに攻撃力は高くなく、高い攻撃力を持つ事ができるモンスターは『転生炎獣レイジング・フェニックス』のみなので打点を補うという点で2枚採用しました。実際、大会で使用した所2枚目使用することが結構多かったです。

◽︎灼熱の火霊使いヒータ
1枚採用です。基本展開に用いる事は少なく、返しの後攻の時やこのターンで決めるぞ!って時に使うくらいだったので1枚採用です。今火属性環境と言っても過言ではないくらい火属性が強化されているため、『レスキューエース』や『炎王』が非常に流行っています。汎用カードである『灰流うらら』も蘇生し展開でき、しかも相手の『賜炎の咎姫』も墓地から蘇生出来るため、入れない理由はないだろうと点で採用しました。実際、大会ではかなり活躍してくれました!

◽︎S:Pリトルナイト
サラマングレイトとのシナジーはないですが、汎用除去・妨害として優れているため採用しました。最初にエクストラデッキから出すモンスターも『転生炎獣ベイルリンクス』なのであともう1体出せれば、リトルナイトの効果をフル活用できるので環境的にも入れておいて無難な1枚だと思います。

◽︎転生炎獣ミラージュスタリオ
転生炎獣を使う際に絶対に欲しいカードであり、優秀なリクルート効果とバウンス効果を持っています。ただ、複数枚積んでもそんなに毎ターン出るわけではないので1枚のみの採用としました。炎属性しか効果が発動出来なくなるもののオブファイア型だとエクストラデッキは殆ど炎属性しか入っていないので、制約は気にする事なく使う事が出来ます。

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