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橘央太への『好き』を紐解く会【オンエア!】

ここ最近すっかり「オンエア!」にハマってしまった。
最近特に熱を上げているコンテンツとして、現在自分の脳内にある娯楽ジャンルの3分の1を占めている。(ちなみに残り2つはアイナナとその他だ)
ドラマCDも全巻揃えるまでに至った。

そんな中で自分が最も好きだと言えるキャラクター、所謂"推し"が橘央太だ。

常に声が大きい、超ハイテンションマイペース人間。
悪気もなく空気を読まないタイプだが、みんなに愛される後輩。
お腹が空くと、めちゃくちゃ攻撃的な性格に豹変する。
公式HPより


うん!可愛いね!
今回はHot-Bloodユニットストーリー及びメインストーリー序盤を読了している状態で、彼への好きを語っていこうと思う。

馴れ初め

「オンエア!」を履修するにあたって最初に手を付けたのがメインストーリーだ。
メインストーリーではユーザーの分身である「特待生」が主人公となり、舞台である宝石ヶ丘学園の伝統的なイベントを成功させるまでを描いたストーリーだ。
(如何せん全編読み終えている訳ではない為、恐らくこうだ、という内容を今書いている)

特待生はイベントを成功させる為、学園に存在する6つの「ユニット」をスカウトし、彼らを巻き込んでいくこととなる。そんな中最初に立ちはだかるのが、央太の属する「Hot-Blood」だ。
Hot-Bloodの面々も、最初は特待生の誘いに賛同してはくれない。至って現実的な理由を以って、彼女の依頼を断るのだ。
駆け出しの時点で既に先行きが不安になる中、最初に特待生の味方をした人物こそが央太だったのだ。



紹介文にもある通り、彼は常にテンションが高い。言ってしまえば能天気な印象を与えるキャラクターだ。しかしその内面は、決して能天気の一言では語れない。
彼は依頼を引き受けない面々の意見も理解しているのだ。仲間たちのシビアな考えに共感している。
その上で、協力するというのだ。

今振り返れば、ここが橘央太を好きになった最初の場面と言えるだろう。
協力するに至った決定打すらも「なんとなく」なのだ。
その直感に従う部分も、実に彼らしいと言える。

あくまで想像だが、彼はギスギスした空気や不和を嫌うのだ。誰かが悲しんだり、喧嘩をしたり、思い詰めることを良しとしない。
彼が特待生に手を差し伸べたのは、そういった部分から来ているのだろう。直感で行動しているくらいなのだから、恐らく生来から央太はそういう人物なのだ。

ただ能天気なだけなのではなく、役者をする上での葛藤や現実を知っている。
ただ自分の気分に従うのではなく、仲間達と楽しむことを好む。

そういった表面上だけでは掴みきれない部分や、実際表面から一枚剥がしたその下にある偽りない素直さに、自分は惹かれたのだろう。

小野賢章の演技がいい


CV小野賢章がとても良い味を出している。
七瀬陸でも思ったことだが、小野賢章のこの手の演技は自然な可愛さを纏っている。
いい意味で癖のない喋りが、可愛い、あざといと思わせるものではなく自然体な明るさを演出している。愛嬌があるといったところか。
央太の一直線な元気さもストレートに伝わってくる。
この声に懐かれたら永遠に頭を撫で続けてしまいそうだ。

ユニットストーリーで見せるいくつもの顔


Hot-Bloodのストーリー内で大きく関わってくるのが、とあるコンテンツのオーディションだ。彼らは一度、そのオーディションに全員纏めて落ちてしまう。
そんな中、霞が自分の不合格に折り合いをつけようとしたことを機に、椿、蓮を含めた3人は口論へと発展していく。
ここで央太の2つの側面が顔を出すこととなる。
1つは先程と同じく、不和を嫌う側面。
そして2つ目は、自分を守ろうとする臆病な側面だ。


この台詞は1つ目に語った側面が強く出ている台詞だと感じる。この後に出る鈴の価値観もそうだが、この台詞もなかなかに大人だ。
央太が怒るのは、お腹が空いている時以外だとこういった場面くらいだ。
当たり前きった言葉に聞こえるが、先の3人のやりとりを聞いていると、これがそう簡単に出来るものではないということが分かる。
やはり彼が平和を愛する傾向にあるというのも一因だと感じるが、この場面の場合はそれだけではない。


央太はオーディションで全力を出していなかったのだ。全力で臨んだ末にオーディションに落ちることを恐れ、本気を出す事を躊躇った。
自己防衛が働いた結果だと言える。
喧嘩を止めたいと思う一方、そもそも央太は彼らの口論に口出しが出来る立場には無かったのだ。
本気を出さなかったこと、彼はそれを普段と同じ明るい口調で話す。そこに相手を暗い気持ちにさせるつもりはないという意図が感じられるのも好きだ。そしてそれを赤裸々に語る素直さも、意外な繊細さと同時に顔を出す彼らしさだ。

央太のこういった人間味のある側面は、ユニットストーリーで幾度か見て取ることができる。

コーチから褒められる回数が少なければ不安に感じたり、進路を考えず役者一本で活動していこうと考える辺りは、央太の内面を汲み取ることの出来る場面の一部といえる。
能力や進路へといった、現実的であったり細かな悩みに触れてくれているのも良い。キャラクターの実在感を高めてくれるからだ。
存外に打たれ弱い央太だが、そんな状況下でも決して誰かを責めたり、攻撃はしない。ある意味冷静に自分の感情を受け止めることのできる部分と、その感情の折り合いの着地点が分からず悩む未熟な一面の両方が愛おしい。


個人的に好きなくだり。相手を選んで相談をしにくるのは、意外な思慮深さでもある。


まだまだ好きなシーンは沢山あるが、とりあえずこの辺が自分が央太を好きになった理由だ。
上記のような人間味や優しさを見せてくれたかと思えば、やはりハイテンションかつエキセントリックない言動で皆を振り回すトラブルメーカーにもなり得る。見ていても愛でていても飽きないのが橘央太だ。

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