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伊藤家の食卓
水曜日は、ライトフリーからの夜教室なので、朝9時半に家を出て帰宅するのは22時半過ぎ。
聖一さんは水曜休みが多く、私が帰ってくるとだいたいお風呂を沸かしてくれています。
伊藤家は基本、料理以外の家事洗濯は聖一さんが担当。
今…「あの顔で⁉︎」と思いましたか?
はい。あの顔でゴミ出しから洗い物、お洗濯、掃除まで完璧にこなすのです。今回のnoteのタイトルを「あの顔で⁉︎」にしようか迷いましたが、さすがに失礼なのでやめました。
昔同棲し始めた頃、洗濯のやり方を見て私が知ってるものとは細部が異なることを知りました。靴下の畳み方も決まっていて、尽くしたい気持ちがまだ大きかったあの頃は、私もしおらしく畳んでいました。
私は元々、干した服をそのまま着るタイプです。聖一さんはシワがつかないようにパンパンと叩いて干し、美しく畳み、それをタンスの中に美しく並べます。私のタンスの中はごちゃごちゃです。
結婚し、しばらくしてアエルを立ち上げる時、1から頑張ろうということで、聖一さんは車を手放し、私は仕事を辞め、3LDKのマンションから1ルームのアパートに引越しました。(そこに5年住んでやっと一昨年引っ越したのですが、その話はまた今度)
その1ルームに住んでいた頃からでしょうか。掃除も洗濯も、奏子はやらなくていいよ〜と言ってくるようになりました。
や、やらなくていい⁉︎
わーい!嬉しい!
…ん?
得意な方がやればいいもんね〜♪くらいに思っていましたが、たぶん今思えば私が手を出さない方が全てがうまく運ぶのでしょう。
そんなわけで家の管理は、ほぼほぼ聖一さん担当となりました。特に一昨年に今の家に引っ越してからは、前よりも広くなったおうちをとてもキレイに保ってくれています。感謝しかありません。
ただ、掃除洗濯は聖一さん担当ですが、料理は私が担当です。あまり私に料理するイメージがない人もいるでしょうけれど、そんなに嫌いではありません。料理動画を見るのも好きです。上手ではないと思いますが、簡単なものは作れます。
しかし、今日、その領域にも聖一さんが到達してきました。仕事を終えてクタクタで帰宅する途中にLINEを見たら、
「ご飯炊いたよー」
「肉も焼いたよー」
「お風呂沸いてるよー」
の3段セットのお言葉が。
家に着くと、リュウジさんのYouTube動画をテレビの大きい画面に映し、真剣に見ていました。
すげー!とか、うまそー!とか叫びながら。
私は聞き逃さなかったけど、リュウジさんのことを「リュウジ兄さん」って呼んでましたね。
来週はカレー作ろうかなって呟いてたので、とても楽しみです。ちなみにお付き合いが始まってからはかれこれ14年くらい経ちますが、聖一さんの料理を食べたのは8年前くらいにウィンナーと卵焼きを焼いてくれた1度だけ。
聖一さんがゆかちゃんと料理トークをするようになったら、彼はもうスーパー主夫ですね。
聖一さんのこういう凄さを話すと私がまるで何もできないダメ人間のようでいやなのですが、だいぶ周囲の皆さんにもバレてきたのでしょうがないですね。私はだいぶ、ダメです。なので違う分野で頑張っています。
人には向き不向きがあります。
聖一さんが苦手なことは私が得意なことが多く、私が苦手なことは聖一さんが得意なことが多い。
なんてうまいこといったのでしょうね!!
感謝だけは忘れずに過ごしていきたいです。
いつもありがとう笑
ただ、一つだけ文句があります。
私がたまにお洗濯したら、嵐がくる〜!って言うのはやめましょう。
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