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虹の色

目の前に色鉛筆を置かれ
「虹の絵を正しく描いてください」
と言われたらどんな風に描きますか?
何色の鉛筆を使いますか?

大人であればあるほど
正しく書こうとすればするほど
きっと七色の色鉛筆を使って虹を描く方が多いのではないでしょうか。







日本では、虹は上記の七色とされています。
でも他国では四色だったり六色だったりするそうです。
逆に七色よりも多い、八色で認識している地域もあるとか。

物の見方や概念は、その国、その文化で違いますし、それに当てはまる言葉があるかどうかでも違います。

昔々、日本には緑という言葉はなかったそうです。
緑の木々や野菜に対して青々しいという表現を使うことがありますよね。実際に青い色ではないのに青という言葉を用いるのは、その名残というのをどこかで聞いたことがあります。

もし今も日本に緑色という概念がなくその言葉もなかったなら、虹色は六色とされていたでしょう。

虹が七色だと教えられていない子どもに虹を描かせたなら、どんな風に描くのか。三色で描く子もいれば十色使う子もいるのでしょう。

当たり前だ、常識だ、あるいは正しいと思っているものは、実はとても曖昧なものなのかもしれませんね。

日々、一般的な常識が必要とされる場面は多々ありますが、刷り込まれてきた物の見方からは少し目線をずらし、角度を変えて見たり考えたりすることが、時には大事なのかなと思っています。

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