2度目の人生さんに捧げる


たまたま見たツイートだった。
フォローしてた方ではない。TL上に流れてきたツイート。

毎日多くの人が亡くなっているから、このツイートに反応したのは、私のたまたまな感傷かもしれない。

それでも、涙が出た。
そこには、彼女からの「最後のお願い」が書かれていた。だから、一番古いツイートまで遡って読んでいった。

心筋梗塞で倒れたこと。心肺停止状態になりながらも、助けられ2度目の人生を歩み始めたこと。
通学も再開したり、また入院したり。
素直な思いと、願いと、希望と、悲しさやつらさ、寂しさ。言葉で表せないようなものがたくさん書かれていた。
そして、たくさんの感謝の言葉があった。
生きたいと書いてあった。死にたくないと。学校に行くんだと。看護師になりたいんだと。
でも、彼女は天国へ旅立ってしまった。

私は泣いた。

みんな、そうなんだ。
みんな、本当は人生は大切だし、願いも、希望も、悲しさも、寂しさも、みんなたくさん詰まって生きている。
子供も大人も老人も、みんなそうなんだ。

私は彼女が目指した看護師ではないけど、介護福祉士だ。
多くの人の人生に伴走する。
彼女のように、みんな大切な、本当に大切な人生だから。人生の残りが50年でも1日でも、大切だから。
だから、関わる人の人生を大切に思わないといけない。大切に思う、専門家なのだから。

そして、自分や家族、友人、たくさんの仲間。みんなの人生を、大切にしないといけない。

命は本当に大切で、本当に願いがこもっていて、明日も、明後日も、誰にとっても大切な人生の1日だと思わなければいけない。

名も知らない大学生の女の子。
しばらく先の未来に、天国で会えたら、一緒に紅茶でも飲みましょう。
私の介護の話しを聞いてください。

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