【競馬振り返り】 2022年 天皇賞・春
どうも、マックです!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
数えて165回目となった天皇賞の舞台、特に春は設立当初と変わらず3200mで施行され、最も由緒正しく、荘厳であると言っても過言ではないでしょう
(ちなみに最初の天皇賞・春は阪神2700mでの施行でした)。
私マックはそんな天皇賞・春の雰囲気が大好きです。
それでは早速、今年の天春を回顧していきたいと思います!
圧勝!完勝!7馬身差のワンマンショー!
盾の栄光は菊花賞馬タイトルホルダーに
阪神11R、伝統の一戦として名高いGⅠレース 天皇賞・春(芝3200m)を制したのは、昨年の菊花賞を制し、今レースで単勝オッズ2番人気に支持されていた4歳牡馬のタイトルホルダーでした。
スタート直後にシルヴァーソニック(鞍上 川田将雅騎手)が落馬競争中止となる波乱の展開の中、8枠に入ったタイトルホルダーはすんなりと自分のポジションを取ることに成功します。
カラ馬となったシルヴァーソニックの影響を全く受けず、向正面でミドルからスローに落とす予定調和というべき展開に持ち込み、最後の直線では後続に影をも踏ませず2着ディープボンドに7馬身差を付ける圧巻の逃走劇を披露しました。
昨年の菊花賞の5馬身差逃げ切りも衝撃的でしたが、今回はそれを凌駕するほどの勝ちっぷりで、タイトルホルダーはこれを以て日本長距離界のトップに君臨することとなりました。
鞍上の横山和生騎手にとってはこれが嬉しいGⅠ初制覇となり、さらに祖父・富雄元騎手(故人・'71 メジロムサシ)、父・典弘騎手('96 サクラローレル、'04 イングランディーレ、'15 ゴールドシップ)に続く、親子3代での天皇賞・春制覇の大偉業が達成されました。
ここで、タイトルホルダーのプロフィールを見ていきましょう。
生産は静内町の岡田スタッド、毛色は鹿毛、馬主は山田弘さん、調教師は栗田徹先生です。
父は二冠馬ドゥラメンテで今年度の産駒JRA重賞4勝目(GⅠ2勝目)、母は長距離オープン競争での勝ち鞍もあるメーヴェ、母父は英ダービー馬MotivatorでBMSとしての産駒JRA重賞通算5勝目、母母はイギリス産馬でドイツで繁殖入りしたTop Tableです。
母メーヴェということで、今回の天皇賞・春で9着だったメロディーレーン(父オルフェーヴル)が半姉にあたります。
この血統の豊富なスタミナは、恐らくは母父父のMontjueのラインが源でしょうね。
まとめ
今回のレースは「内が伸びて外が全く伸びない馬場」と「カラ馬の存在」の2つの因子によって、タイトルホルダーのワンマンライブとなりました。
タイトルホルダーの次なる目標は2400mのGⅠタイトルであると陣営は公言しています。
大目標として凱旋門賞、国内ではジャパンカップを狙っているのであろうと推測されます。
父ドゥラメンテが早逝してしまった今、タイトルホルダーにはそのサイアーラインを次世代に継なぐという重大な使命が課されています。
次走は宝塚記念に出走するということで、中距離GⅠタイトル獲得とともに、種牡馬としての価値がより高まるように頑張ってほしい、というのが切なる競馬ファンの願いです。
さて、来週は3歳マイル王決定戦のGⅠ NHKマイルカップが開催されます!
個人的にはシンザン記念を勝ったマテンロウオリオンに期待しています。
横山典弘騎手&昆貢調教師のタッグで、寺田千代乃オーナー(アート引っ越しセンターの創設者)に悲願のGⅠタイトルをもたらしてほしいですね。
それでは今回はここまでとさせていただきます!
ご覧いただきありがとうございました!
(文責 マック)
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