【仕事×ラクロス】OGインタビュー①角田結衣さん
東北大学新入生の皆さま、初めまして!
2018年度卒業生のさえです。現在は東北大学院農学研究科に在籍中で、女子ラクロス部のヘッドコーチをしています。オンライン新歓を通して、女子ラクロス部に興味を持ってくれている新入生の方々も増えており、大変嬉しく思っています。そんな皆さまに、様々な角度から見たラクロス部の情報をお届けしたい!ということで今回は、女子ラクロス部出身の社会で活躍されている卒業生の方から、
『ラクロスの魅力』と『仕事×ラクロス』
この2つの視点からお話しを伺ってきました!ぜひ自身の将来を考える際の参考にしてもらえると嬉しいです(^^)
卒業生プロフィール
角田 結衣 さん
2012年5月から2015年11月まで東北大学女子ラクロス部に在籍。4年次では当部の歴史上初の三地区予選優勝(※1)、全国大会出場の快挙を達成。DF(ディフェンス)としてチームの勝利に貢献。東北地区リーグ戦の優秀選手ベスト12に選出。
2016年3月東北大学農学部卒業 。同年4月、東北大学院農学研究科に入学。その後1年間は一年生コーチとして活動。
2017年3月東北大学院農学研究科卒業。同年4月、ハウス食品株式会社に入社し、研究開発職として商品開発や素材研究を担当。
(※1) 東北地区のリーグ戦優勝後、東北地区代表として中四国代表と九州代表の3チームで全国大会出場の切符をかけて行われる三地区代表決定戦のこと。
----女子ラクロス部に入部したきっかけは何ですか?
新歓時の見せ試合で活躍する先輩の姿がカッコ良かったからです。スピードの速さ、シュートのカッコよさを間近で体感して、自分もやってみたい!と思いました。あと、部内の雰囲気が良かったのも大きかったです。
編集者コメント(以下略):地上最速の格闘球技と呼ばれるラクロス。生で観戦したときの迫力は格別ですよね!今年は見せ試合を新入生の皆さんにお見せすることは出来ませんでしたが、自粛が解けましたらぜひ試合に足を運んでみてください!
----ラクロス部での思い出を教えてください。
一番の思い出は4年生のとき、東北大学女子ラクロス部の歴史上初めての三地区突破、全国大会に出場したことです。苦楽を共にした仲間とその瞬間を味わえたことは私の一生の宝物になりました。
そこまでの道のりは決して楽なものではなく、
過去に怪我をして試合に出られなかったことや、東北地区リーグ戦の決勝戦で負けたことなど、時には辛いこともあったからこそ、全国大会に出場したときの喜びは何事にも代えがたい経験になったと思います。
部活動は決して楽しいことばかりではない。だからこそ仲間と目標を達成して喜びを共有したときの感動は死ぬまで忘れない思い出になります。
----ラクロス部での経験が就職活動でどのように活かされましたか?
人間性が重視される就職活動において、自分が成長した経験やチームで目標を達成した経験が自信に繋がり、面接で堂々と話すことが出来ました。結果として面接官の方にラクロス部での経験から学んだことは、社会に出てからも活かせるということをアピールすることができ、納得のいく就職活動になったと思います。
また、ラクロス部の活動を通じて『組織運営』や『他チーム・地区との交流』などラクロスの技術以外にも様々なことを学べます。
これらの経験は就職活動において大きな強みになるので、女子ラクロス部に入部して良かったなと感じます。社会人3年目の現在でも、難しい仕事にも前向きに取り組めているのはラクロス部での経験が支えになっている所が大きいです。
ラクロスでいうと、自分やチームの得意なプレイを磨く一方で、弱点は練習ビデオを確認し、どう改善すべきか分析していました。会社でも自社の得意な技術を把握し、強みとして活かす方法を考える一方、足りない部分は他企業の力を借りることで事業達成を目指します。自分や会社の強み、弱みを把握しておくことは仕事の様々な場面で大切だと思います。
また、仕事においては強み弱みを分析して終わるのではなく、この自分の考えを相手にわかりやすく伝えることも大事です。部活では、自分の意見を主張する機会が多かったので、それが現在でも活かされていると実感しています。
就職活動で自信を持って話すことと言えばやはり部活動での経験。学生主体の運営組織であるラクロス部は人間性を磨く場としてピッタリかも?実際に社会人として仕事をする場でもラクロス部で得たスキルは活かされ続けるようです。
----現在のお仕事について教えてください!
ハウス食品株式会社で研究開発職をしています。カレー、調味料などの商品開発や調理過程で起こる化学変化や成分分析を行っています。
最近では、『加工』だけでなく『素材』の段階からよりよいものを作るための研究(例:涙の出ない玉ねぎなど)にも力を入れています。
研究開発職といっても研究だけをしているわけではなく、マーケティング部をはじめ他部署や他社の方々と共同で商品開発に携わる機会が多いので、人とのコミュニケーションや人前でプレゼンをする機会も多いです。
なので技術的なスキルや専門知識はもちろんのこと、その技術を事業に応用するための思考力やニーズの把握、他人に自分の考えを伝えるプレゼン力も必要不可欠です。
ラクロス部で活動していた時は、端的に自分の主張を分かりやすく伝える必要性に迫られるので、自然とプレゼン力が鍛えられました。
理系学部者も多く在籍する東北大学女子ラクロス部。研究室では専門知識を、部活動ではチームメイトとのコミュニケーションを通じて自然とプレゼン力が鍛えられているのですね!余談ですが、ラクロスは安全性の観点からマウスピースを装着するので、強制的にハキハキ話す力も身に付きます(笑)
----ズバリ、女子ラクロス部での活動を通じて得たものは?
一生付き合える仲間に出会えたことです。仕事でつらいことがあっても、同期と話すことで前向きになれます。特にこの時期はオンラインの活発化で、遠くにいてもすぐに顔をみて話せる環境になったので嬉しいですね。
仕事面でいうと、直面した課題に対しての向き合い方はラクロス部での経験を通じて得ることが出来ました。
部活動を通じて出会えた同期や先輩、後輩とのつながりは生涯消えることのない財産ですよね。戦友であり、家族同然の理解者に巡り合える最後のチャンスが大学の部活動なのではないでしょうか。
----最後に、新入生に一言お願いします!
大学時代は選択肢の幅が広くて、やりたいことや学びたいことがたくさんあると思います。
その中でもラクロスはカッコよくて面白いスポーツなので、夢中になれること間違いなしです。試合に勝つために仲間と切磋琢磨することはかけがえのない経験になると思うので、選択肢として前向きに考えて欲しいなと思っています。
大学時代後悔しないように好きなことに思い切り挑戦してください!
ゆいさん、ありがとうございました!
次回は東北大学文学部2019年度卒業、社会人1年目の"ひなの"へのインタビュー記事を公開予定です!女子ラクロス部ではスタッフリーダーを務め、東北地区の学連委員長も兼任。現在は公務員としてバリバリ働く彼女の女子ラクロス部への入部のきっかけや魅力に迫る・・・!お楽しみに!
インタビュアー:2016年度卒業生ぐーじさん
編集者:2018年度卒業生 さえ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?