【星座を学ぶ】第一回 オリオン座
こんばんは!Tohoku Space Communityの としかげ です。
私たちは、活動の一環として星空案内という形で宇宙を身近に感じてもらいたいと考えて勉強中です。そうした宇宙に関する学びを気軽に共有できたら…という思いから、【星座を学ぶ】と題しnoteを書くことにしました!
今回は、冬の星座の王者とも呼ばれるオリオン座です!
【冬の星座の王者 オリオン座】
オリオン座は、2つの一等星や一列に並ぶ三ッ星が印象的な冬の夜空を代表する星座です。
オリオンの右肩で赤く輝くベテルギウスに対し、左の足元で輝くリゲルは白く輝いています。ベテルギウスは「平家星」、リゲルは「源氏星」ともよばれます。
【ベテルギウスは超新星爆発間近!?】
ベテルギウスは、変光星としても知られており、明るさが周期的に変化します。中でも最近の減光は、観測されてきた中でも極端なため、超新星爆発の前兆では?という噂も広がりました。
実際には、こうした減光と超新星爆発の直接の関係は解明されていません。しかしながら、ベテルギウスは星の一生の中では年老いた部類に含まれるため、やがては超新星爆発を起こすと予測されています。
超新星爆発すれば、半月程度の明るさで輝き、昼間でも見えるという予測もあります!
【オリオン座にまつわる神話】
オリオン座は、バビロニア時代のメソポタミア地方では「天の狩人座」と呼ばれ、農業の神タンムーズの姿と考えられていたそうです。また、古代エジプトでは死者の神オシリス、ギリシャ神話では海の神ポセイドンの息子で、腕の良い漁師オリオンの姿とされています。
このようにオリオンにまつわる神話にはさまざまな説が存在しますが、今回は、女神アルテミスとオリオンにまつわる物語に焦点を当てたいと思います。この話以外にも様々な神話があるので皆さんのお気に入りの物語を探してみるのも楽しいですよ。
【女神アルテミスとオリオンの物語】
オリオンは、美しい顔立ちの巨人で腕の立つ狩人でした。月と狩りの女神であるアルテミスとともに狩りをするうちに、二人はひかれあっていきました。しかし、それをよく思わなかったのがアルテミスの兄、アポロンでした。
アポロンは、海から出ているオリオンの頭を小さな島と偽り、アルテミスに射させ殺してしまったのです。このことをひどく悲しんだアルテミスは、ゼウスに頼み、オリオンを星座として夜空に挙げてもらいました。
そのため、今でも冬の夜には月がオリオン座を通っていきます。
【最後に】
最後まで記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。オリオン座は、明るい街中でも見つけ出すことがそれほど難しくない星座です。ぜひ晴れた夜には星空を見上げて、オリオン座をお楽しみください!
Tohoku Space Community 敏蔭星治
【画像引用元】
イラストや
【参考文献】
星座の辞典 ナツメ社 著者 沼沢茂美・脇屋奈々代
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