見出し画像

ジャニーさんの夢の王国 〜ジャニーズ伝説とV6コンサートをハシゴした話〜

ジャニーさん、お誕生日おめでとうございます!

今回は、レポと言うよりはここ暫くで感じたことを取り留めなく。語りが重いです。
「ジャニーズ伝説」について、ネタバレに念の為ご注意を。

先日、A.B.C-Z「ジャニーズ伝説」とV6コンサート「The ONES」を一日でハシゴしました。
出来れば別日でどっぷり余韻に浸りたいのですが、中々日常との折り合いがつかず。田舎暮らしで上京はプチ遠征なのです。

雨の中「応援屋!」以来の日生劇場。 
昨年の「応援屋!」停電回で、えびの推し担が河合君になったのでした。
蒸し暑い中、外気との気温差にクラクラして「ReBoot !!!」イベントが思い起こされました。良い思い出だけど辛かったな…

えび担さん達はお淑やかなイメージです。熱心で理知的。舞台昼公演はアンコールをねばらないので、私としてはちょっと焦れてしまう。

初「ジャニーズ伝説」観劇の感想ですが、期待通りで、素晴らしいエンターテインメントで、ドキワクして、しんどかった…。

初代ジャニーズの活動を軸に、その後のえびまで続く歴代グループを見せるストーリー。
開演前からステージ上には歴代グループのジャケ写がコラージュされていて、双眼鏡を覗きがいがあります。
時にコミカルに少年達が理想に燃えてスターに成って行く。
しかし理想と需要のギャップに、個々の成長を誓って解散を選ぶ。
思い悩み、自己と対話するシーン。
ややシュールな演出に面食らっていたのも束の間、何故か涙が出て来ました。
『解散』と云う事象にナーバスになっている自分に改めて気付いた。しんどかった。

ステージ上のコラージュには当然SMAPもあって、ずっと複雑な想いで騒動を見てきました。自分たちファンもそうですが、後輩たちが必要以上に胸を痛めませんようにと、ずっと祈っていた。

舞台のメインテーマ曲「Never My Love」は愛を失う事を怖れる恋人に「ずっと愛してるよ」と誓う歌詞。
「ずっと愛してるから、ずっと…」と優しすぎる言葉を繰り返される度、「あなたが何処に居ても愛してるけど、出来るだけ目の前で、笑って居て!」と叫びたくなりました。
きっと、演じる方も心理状態によってはしんどいのではないでしょうか。

ジャニーズのグループは、バックダンサーが先人の跡を継いで行く。
後継のメドレーの中にV6の「Believe Your Smile」が。
明るく「ぼくはそばにいる いつでも」の歌詞に本当に救われました。良かった。
事務所メドレーの「宙船」は太一Pが好きそうなジャズアレンジで格好良かったです。好き。

そして、ジャニーズ進化系えびパフォーマンス5BOXは、機構としてはシンプルだけどしんどそう。メンバーがしんどそうなので、相当キツイと思われ。自担は笑顔を崩さず惚れ直すなど。

なぜえびに、こんな重たいテーマを託したのか。ジャニーさんが回顧するタイミングにえびがいたのだろうけど、えびを選んだ理由があるのではないか。
A.B.C-Zと云うグループ名に「初めから終わりまで」「ABCにZが加わって完成」という意味も込めた。
ジャニーさんの中の〈ジャニーズらしさ〉を体現するように望まれたグループなんじゃないかと思う。

ジャニーさんの名付けは、グループにかけた夢のかけらのようだ。
嵐はちゃんと盛大に巻き起こったし、TOKIOは日本中に広く愛されるグループになった。
SMAPは光GENJIを跡を長く強く継いだ…

ぐるぐる考えながらも、横浜アリーナのV6のコンサートに急ぐ。ツアーバッグを持った人が並ぶ菊名駅で、V6が6人でデビュー前日に横アリに向かったエピソードを思い出して、またキュンとする。

この日の席は後方スタンドで、演出全体を見渡せた。私の形の無い不安など、綺麗サッパリ吹き飛ばしてくれました。
「By Your Side」からの「Believe Your Smile」はこの日泣けた。
最新の演出に音、ダンス。安定の楽屋ノリトーク。
ジャニーさんがV6にかけた夢はきっとカミセンの「先進」とトニセンの「伝統」が合わさった姿。音楽の先進性をavexに求めた事が、今も大きな推進力になっていると感じる。

アルバム「The ONES」はメンバーのメッセージが込められている様に思えてならない。
「DOMINO」どうにもならない現実に抗う
「Round & Round」不確かな情報に惑う
「Answer」流されず自分で選択する事
「会って話を」対話の必要性
そして「レッツゴー6匹」「The One」。

ジャニーさんの王国は、夢のかけらは、ずっとずっとキラキラ光っていてほしい。
V6ツアーのパンフに「ファンの願いを叶えていきたい」と語り、トークでは「あんた達にかかってるんだからね!?」と託され。
闇雲に失う愛を怖れるより、いつまでも「大好き!会いたい!」と叫ぶからね。覚悟してね。

ジャニーさん、彼らに会わせてくれて
ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?