p❀温依存

雨風に晒されるくらいなら閉じ籠る?

麻痺してしまう両手を感じながら

擦られる背中の温もりに依存して

顔を上げてしまうのには意気地はなく

指先だけが頼りだった

ただいまの呼応はなくて

行って来ますの呼応もない

影を追いかけるように家を飛び出せば

大きな水溜まりだってジャンプ出来るかも

雨風に拐われた音に記憶の断片を見れた?

点滅する光の警告の残像も

追った影の纏っていた群青も

同じ位置じゃ首を横に振るかしら

依存した先に再び君がいるならばって

期待に膨らむ頬の赤みは責任取って欲しい

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