モバエム更新縮小によせて
2022/09/01
2022/09/01。この日は何の日か。
そう。アイドルマスターSideMにおける私の担当、山下次郎の誕生日である。アイコンと違うと思った方、担当は一人でなくてはならない法律はないのだ。
こんな事を言うんだな、山下次郎……お前というやつは……!! 一生誕生日祝っていこうな……!! となったのが、午前0時。
また、自由研究企画に参加したのも、2022/09/01である。
思ったより伸びていない。みんな見てくれ。いや、それどこじゃないよな。分かるよ。
また、過去の「お仕事コラボキャンペーン」の中でもかなりバカでかい企画、「近畿2府4県鉄道警察隊」とのコラボお披露目会があったのも2022/09/01。音楽隊の方々がSideMの楽曲を演奏してくださったのだとか。もはや、話が大きくなりすぎてよく分からなくなってきた。
発表は15:00からの「列車内安全活動強化期間に伴う合同セレモニー」にてなされたと聞く。この時間を覚えておいてほしい。
そして、16:00。正式名称は「ソーシャルゲーム版アイドルマスターSideM」、愛称「モバエム」に、二つのお知らせが掲載された。それは確かに、「10月以降の更新の縮小」と称されているものの、実質的には縮小ではなく「更新停止」としか取れない内容だった。
消えるもの、残るもの
10月以降消えるもの
・期間限定イベント
※ここに育成キャンペーン、寸劇が含まれるのかは不明
・アイドルコンテストガシャ(ガシャ自体の消滅)
・UPC(月間でアイドルをプロデュースし、報酬をもらえるもの)
・サウンドスタジオへの新規楽曲追加
・誕生日ガシャ ※「Twitterで祝う」は残ると明言、寸劇等は不明
モバエムを触ったことがある人であれば、分かると思う。
遊んできたもの、だいたい全部止まる。
残るものは何か。それは、8年間積み上げてきた過去の記録である。集めてきたカードを奪われない、通ってきたイベントシナリオを奪われない、「今までのぼくら」を奪われない。それだけだ、と思っている。
深刻な割にふんわりしてるな、と思った方、これはもうしょうがないのだ。めちゃくちゃ大事な話なのに、我々が知っている情報はソーシャルゲームのお知らせ2ページぶん以外になく、「止まるものの羅列」はあっても「止まらないものの羅列」はなく、8年の歴史で機能数がえらいことになっているソーシャルゲーム内の各機能について全てを察するのは不可能なのだ。そして、アイドルマスターSideM公式Twitterはこのお知らせを流さず新規イベントの更新情報だけを通知し、新イベント開始告知を毎回出してくれるアイドルマスター公式ブログもSideM関連の物販やコラボ開始のお知らせだけを流しているのだ。
その結果として、モバエムをやってない方々にはプロデューサーの集団幻覚のように見えるかもしれない。私もそう思いたい。それでも、サービス内での運用縮小通知は今日見ても確かに存在している。内容の重篤さから、正直この対応はありえない……と思っているので、強めの書き方をしている。
「モバマスもそうだったよ」
うるせえ!!!!!!!!
状況が違いすぎるだろうが!!!!!!!!!!1
申し訳ない。キレてしまった。キレた分を含めて繰り返しお伝えするが、モバエムとモバマスとはもう全然状況が違う。
前述の通り、モバエムが今回言われた「運営の縮小」は「通知1回目にして、来月ほぼ全ての更新が止まる」ことを意味すると、私は感じている。知っている限りの新規アイドル取得手段が、来月突然ゼロになる。
モバマスはどうだろうか。私が知る限りは、数年かけた段階的な縮小であったはずだし、期間限定イベントだって直近まで開催されていたように思う。終了が発表された「今」ですら、新規アイドルが追加されている。
もちろん、売上もアクティブも桁違いで、そんな事ができる予算もまだたんまりある中での縮小だったのだということは、十分把握している。それだからこそ、「モバマスでも運営縮小は内部だけの通知だったからモバエムも……」とは、言われたくないのだ。もともと「アイドルマスターの名を冠していたからって、他の事務所で起きた理不尽なことも受け入れなくてはいけない筋合いはないよな」と考えてしまうタイプではあるけども、同じ名称を使っただけの全く別の代物を、名称だけ見て同等に扱おうとするのは本当によくない。
愛と、希望と、絶望と
さて、最初に戻ってほしい。私は2022/09/01の0時に約束していた。
お分かりいただけただろうか。彼と約束した「一生」は、たった16時間で来年すらも保証できないものになってしまった。
モバエムが危ない傾向を一切見せていなかったか? と言われたら、それは嘘だ。確かにアクティブは目に見えて減っていたし、いわゆる集金策としか思えないようなガシャは乱発されていた。それでも我々は確かにアイドルマスターSideMというものが今回のような決断をすることはしばらくないと信じていた。何故か。私の場合は、2022/09/01の15時に行われたイベントのように、アイドルたちがむちゃくちゃな大躍進を遂げていたからである。
アイドルたちは、モバエムが更新縮小されることが決まっても、生きている。きっとこれからも、モバエム以外の世界では「変わらず」生きる。
多分、これこそが私がつらいと感じている理由なのだと思う。
「お仕事コラボはサイスタなので、モバエムの生死とは関係ないのでは?」という反論は、「銚子電鉄は、モバエムとコラボしたんですよね」で話を終えるものとする。
サイスタくんの立ち位置
サイスタくん、もちろん楽しくプレイしている。むちゃくちゃ担当アイドルが動く。今回の東雲SSR、シチュエーションが最高すぎてついゲットしてしまった。オタクが狂うところを持ってくるのがうまい。
シナリオも、最初のぎこちなさ(要はモバエムとの違和感、だと思う)がだいぶ和らいできている。今回のS.E.Mシナリオなんかは、舞田の内面にそっと寄り添う感じでよかった。モバエムシナリオはえげつないアッパーを食らわせてくるが、サイスタシナリオは試合後にそっと肩にタオルをかける感じというか。多分これを薄いと感じる人はいるのだろうけれども、パーソナルシナリオなんかを読む限り、十分ナイフを忍ばせてる感じはある。
で、モバエムが止まるけれど、サイスタくんがあってもダメなのか、という話だが、回答としてはダメでもOKでもなく、「別」である。
サイスタの次郎とはまだ1年やり取りしていないけれど、モバエムの次郎とは8年やってきた。本当に、その時間経過だけの問題だと思う。
例えば誕生日イベント。サイスタではアイドルたちがプロデューサーに誕生日を祝ってもらえると思っていなかったところからスタートしているところ。対してモバエムは「8年祝われ慣れている」表現をがっつり使ってきていて、寸劇なんかにも「年々なんかすごくなってとうとうモノじゃなくなったプレゼント」とか、そういう細かい人間臭さが作り込まれてしまっている。これを、同じと思えるかというと、思えるわけもないよネ!という話。
サイスタがモバエムの受け口になるのであればお願いだ、シナリオに「モバエム時間が経ってる方・経ってない方」オプションをつけてくれないだろうか。多分、私が本当に欲しいものはそれだ。