『パワー・オブ・ザ・ドッグ』感想※ネタバレあり
本年度アカデミー賞・監督賞を受賞した本作は、ニュージーランド出身の女性監督ジェーン・カンピオンによる20世紀初頭のアメリカを舞台にした映画である。映画全体に妬み、嫉み、嫉妬、孤独感をまぶしたような作品で、作り手の性格の悪さがにじみ出ていて好感が持てる。(褒めてます。)
カウボーイが登場する西部劇ではあるのだが、馬を使ったアクションシーンはないし、銃も出てこない。手垢のついた西部劇という設定なのに見たことがない仕上がりになっている。別に斬新すぎたり突飛なことをしているわけで