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僕らが忘れてはいけないもの【今年もよろしくお願い致します】


あけましておめでとうございます。(遅…
今日で1月21日、2019年の5%が終わったみたいです。(早…

noteの方だいぶサボってしまいました、、、

今回は新年のご挨拶と兼ねて、先日発表があった、これからのヴェルディのことについて少し触れられればと思います。
(ポスター貼りについては次回また!)


先日のヴェルディからの諸々の発表、皆さんもう目にしたかと思います。

見たいのは羽生さんの顔じゃなくて、スライドの資料なんだよ!と30回くらい突っ込んでしまうカメラワークが残念ですが…(TEDっぽいカメラワークで観たかった)

クラブのビジョンについて、
「○年後にJ1優勝、×年後にクラブW杯制覇!」
のような根拠のない空想は今までに何度か聞いたことがありますが、
地に足をつけ、クラブに関わる人達の意識を同じ方向に向かせられるビジョンの発表は、僕の知る限りでは初めてのことです。

ちゃんとしたビジョンの発表があるだけで、これだけワクワクできるんですね…

基本的にはこれからのヴェルディが楽しみでしょうがないのですが、
この発表について、良かったなーということと、気になるなーと思うことを、いくつか感じたので、僕なりにまとめてみます。


良かったことその1:
唯一の生き残る最善な方針が明らかになったこと

FC東京、フロンターレ、マリノス…
悔しいことに近隣にはビッグクラブがあり、クラブ規模の差はもはやそう簡単には埋められないほど離されています。
専用スタジアムが無い、ホームタウンにスタジアムが無い、代表選手はいない、親会社によるお金の援助もない(これは良し悪しありですが)、なによりJ2…

この周囲の状況で、東京で生き残っていくためには、
もうこの方法しかなかったのではないでしょうか。

総合スポーツクラブとして、さらには、スポーツの枠を取っ払った「総合クラブ」として、東京で愛されるクラブを目指す。

その方針が明らかになっただけで、希望が湧いてきた気がします。


良かったことその2:
ネームバリューを活かした最善策であること

「ヴェルディ」って、いくら10年J2にいようが、
たまにバラエティ番組でも話題になるし、93年94年の影響がとても強くまだ残ってるんですよね。
ただし、その効力が使えるのもあと5〜10年くらい?10年後にはその頃の栄華を知ってる人は、メディアの中心では無くなっているでしょうから…

そのヴェルディが、50周年を機にエンブレムを変えて、総合型クラブに向けて歩み出す。
ストーリーとしては最善のタイミングですし、「あのヴェルディが!」と世間が思ってくれるラストチャンスだったかもしれません。

あとは、ユベントスのエンブレム変更が記憶に新しいうちに、それを日本でもチャレンジ出来たスピード感も良かったのではないでしょうか。
ユベントスの件は、はじめはネガティブな印象でしたが、理由を知れば納得できるストーリーであり、そのおかげでサッカーファンにも「ブランディング」という言葉が頭の片隅に置かれるようになったのではないかと思います。

【参考記事】


良かったことその3:
クラブの本気度が見えたこと

なにより、51年め以降のクラブのあり方について、本気の姿勢を見せてくれたことは、いちファンとしてとてもうれしく、頼もしく感じました。

クラブがいつからこのタイミングを見据えて準備をしてきたのかはわかりませんが、このタイミングでAkatsukiさんを中心とした前向きなスポンサーの皆様がヴェルディを支えてくれているのも、奇跡的だと思います。

いや、奇跡じゃない。これに向けて本気で動いていた人たちの努力の賜物ですね。

そして過去2年、ロティーナ師により新しいサッカーを実践し結果が出始め、プレーオフの熱狂と落胆を経験し、サポーター全体に「よし、上に行くぞ」という機運が高まっているときだったというのも、絶好のタイミングだったかもしれません。

それにしても
エンブレムとロゴタイプをネヴィル・ブロディ氏
ファンクラブのロゴは森本千絵さんって…
J2のクラブとしては贅沢すぎますね…


気になることその1:
まだカッコつけてるにすぎないこと

このように、概ね前向きに受け取ることができる今回の発表ですが、これで満足していてはそれまで。

著名なデザイナーがエンブレムをデザインしようと、壮大なビジョンを掲げようと、かっこいいアパレルグッズが出ようと、我々はJ2のいちクラブであるということには変わりはありません。

これだけカッコをつけて結果が伴わなければ…また厳しい現実に逆戻り。
結果というのは、サッカーの結果(もちろんJ1に上がること)ももちろんですが、日常的なクラブの体質だったり姿勢だったり。
すべてにおいて上積みしていかなければカッコがつかない状況になったということを、我々サポーターも意識しないと。


気になることその2:
中身はあまり変わらないこと

50周年にともない、Akatsukiさんの参入や、ビジョンの提示、
その他諸々良い変化はあったにせよ、基本的にはクラブの中も、サポーターの我々も、現時点では中身は変わっていないのです。

巻いた種を育てられるのか?
(バレーボールやビーチサッカーの現状は?ベレーザの選手の待遇は?などなど、ファミリーと謳ってはいるものの、本当の家族にはまだまだ遠い)
味スタでの試合の満足度は?
観客動員は?地域密着は?クラブスタッフの待遇は?

クラブスタッフも、サポーターも
取り組むマンパワーもそこまで変わらないはずですし、
お金だってもちろん湯水のようにあるわけないだろうし、
すべてが一気に良くなるわけはないですからね。


さいごに:
サポーターはそのままのスタンスでいい。

結局、クラブには色々な変化が起こりそうですが、
我々サポーターは今まで通りやるのが一番かなと。笑

例えば、それこそ渋谷にスタジアムが移転して、
一気に客層が変わりますとか、目に見えて日常が変われば、
僕らサポーターにも変化は必要かと思いますが、
現状試合は味スタ中心、拠点はランドだし、
エンブレム変えて一気にファンが増えるわけでもないですし。

昨年のベレーザの満員作戦だったり、
味スタのゴール裏での日々の活動だったり、
スポンサーへの感謝の気持ちを表現することだったり、
地道に真面目に取り組んで取り組んでやっと結果が出る、
そのサイクルはまだまだ続けていかなければ。

こういうときに貼るための象徴的な写真、いっつもアウェイだからな〜
早く味スタでも絵になる写真になるように埋めないと。


しかし、それにしても
ぬかるんだ土に杭を打ち続けていた今までを考えると、
「土がしっかり均された」だけでも、何よりの変化かもしれないですね。

土がしっかりしていても、上に立つ土台や骨組みが貧弱だったら意味はないので、ここからがクラブと僕らが試されているところだと思っています。


以上、もっともらしいことを綴りつつ、
最後は「そのままでいい」という結論になってしまいました。

次回また気が向いたら書きます(そこは意識変えていこうぜ!)



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