見出し画像

土の人には外の魅力を、風の人には内の魅力を。

あんまり他所を見たことないのに「地元最高!」って声高に叫ぶ人って意外と多いんだけど、僕はわりとそれに対して冷めた見方をしてて、もっと外の世界に目を向けた方が良いんじゃないかって思ってる。
 
世界中を見渡せば、もっと目移りしちゃうような、永住したいと思えるような場所はごまんと転がっているわけで
 
「ここが私にとっての一番の場所だ!」
 
と早くに決めちゃうのはあまりに勿体ない気がしてて。
 
  
そういう意味では、地元で生まれ育って学校を卒業してようやく社会に飛び立とうとしてる若い子達を、大人の都合とやらで県内に留めようとする動きは、彼らにとっての本当の幸せを考えた時に、決して優しくない行為だと僕は思う。
 
昔から「かわいい子には旅をさせろ」って言葉があるけど、大人たちは、まだ世界を知らない若い子達をどんどん外に出していくべきだと思う。で、無理に連れ戻そうとしないこと。
 
 
それはそうと、地元の人間でさえも目を凝らしてちゃんとすくい上げないとその土地の魅力に気付けないくらい情報や色々が足りていない中で、
宮崎を訪れた人と土地の魅力とを繋げるための情報整理とデザインを考えて、今ごりごりと内向けのガイドマップを作っています。
 
で、なんでそんなことをわざわざ自分がやっているかというと、うちにAirbnbを使って来てくれる外国人のゲストのほとんどが、使い古された観光情報をなぞるような旅行しかできていないのを見て毎回すごく不憫に感じていて、
今月から約1ヶ月宮崎を離れる前に、せめてうちを訪れてくれたゲストのために、この土地を可能な限り満喫してもらえるよう情報をまとめておきたくて。
 
これ、他でもかなり需要あると思うので、情報整理は僕の方である程度やって、それを正しい英語に翻訳してくれる人と、紙とかWEBにオシャレにまとめてくれる人ってどっかにいないかなぁ…
 
 
地元の経済を潤すために今やるべきことは、移住促進よりも国内外から訪れる旅行者向けの情報とインフラの整備だと思うんだけどな。
 
いま宮崎でも外国人観光客増えてるのに、「情報ない」・「行きたい場所へのアクセス悪い」ままの塩対応を続けてたら、また宮崎を再訪したいと思う人の数は減っていく一方だよね。
 
自分が旅行者だったら特別な出会いでもない限り、1回来たら満足しちゃって2回目は来ないかな。
 
インバウンド向けのビジネスは宮崎ではブルーオーシャンだから、民間主導で色々やっていけば十分食っていけるとも思う。

サポートして頂けますともれなく懐の余白が拡がります。 SNSで記事をシェアしてもらえることの方が嬉しいかも?